fromイーハトーヴ ーー児童文学(筆名おおぎやなぎちか)&俳句(俳号北柳あぶみ)

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映画「世界の果ての通学路」

2014年06月23日 | 日記

 いやあ、よかったです。

 ケニア、インド、モロッコ、アルゼンチンの辺境といわれるところに住む子どもたちが、片道2時間とか、4時間とか、馬で1時間半とか、車椅子の兄を押して一時間半とかかけて学校へ通うのです。「象に気をつけて」と送り出された子は、途中真剣に象の姿を捜し、時に全速力で逃げます。「子どもたちが無事に学校に着きますように」とお祈りをする父親の姿。ただただ平原の中を、あるいは細い山道を、あるいは壊れかけた車椅子を押して川を横切り、真剣にそして楽しそうに学校を目指します。そのうち3組は兄弟(兄妹)。妹はひたすら兄の後を走り、またインドの子は足の不自由な兄とじゃれ合いながら歩きます。妹を馬に乗せるカルロスの表情もいい。いや、どの子たちも、時に大人びて、時に子どもらしい表情を見せてくれます。(読み返してみて、4か国の子たちのどれがどれなのか、わからない文章。ぜひ映画、あるいはネットの予告動画をごらんください) 公式HPは、こちら

 比べて日本はなんていうのは野暮なわけだけれど、昔の話ではない、今この時代に生きている子ども達の姿に心打たれました。

 尊い姿を見せてもらったという気持ち。でもインドの弟たちの無邪気さは、小学生男子って感じで思わずクスリと笑いがもれます。日本の子達の中にも、また別な形で、苦労しているのかもとか、いろいろ思いました。「アナ雪」もいいけど、この映画も、多くの方に見ていただきたいです。 ドキュメンタリー映画、いいなあ。

  新宿の映画館近くにいたサッカーマン