fromイーハトーヴ ーー児童文学(筆名おおぎやなぎちか)&俳句(俳号北柳あぶみ)

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大寒

2015年01月20日 | 俳句

 きょうは、大寒。一年で最も寒い時期です。

 寒に入って四日目が寒四郎という言い方もします。この日が晴れると豊作となるとか。

 九日目は、寒九。寒九郎とは言わないみたい。なぜ四日目だけ、特別こういう言い方をするのか? 酷暑の季語としては土用太郎、土用二郎、土用三郎とあるのにね。ん? 土用が三郎までだから、寒は四郎なのだろうか? (← これ、全く私の思いつきです)

 「寒九の雨」は、その年の豊作の兆候とされ、「寒九の水」は、体によく薬になるといわれる寒中の水の中でもことに効用があるとされるということです。寒九郎という言葉はないのですよ。人の名前になぞらえるのは四郎さんまで。

 ちなみに、今年は1月5日が寒の入り。1月9日が寒四郎。14日が寒九でした。

 約束の寒の土筆を煮て下さい  川端茅舎

 大寒の太きうどんも神楽坂   あぶみ(『だだすこ』)

 春が待ち遠しいです。