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さいたま、寒っ。天気がよくても、風が冷たいです。って、さいたまだからではなく、関東一円が雪……。日野にいたら雪かきだったか。
さて、これまで何度もいろいろな合評会に出て、いわゆる生原稿というものを読んできました。その原稿の中で気になるものは保存しています。そして、最近その中から2冊実際に本として出版されたものがありました。そこで、完成した本とその生原稿をつきあわせて比べてみました。(具体的な書名もあればいいのでしょうが、ちょっとはばかられるのでやめておきますね)
うーん。実に細かいところを丁寧に直している。生原稿では仮名が多かったのに、結構漢字にしているなあとか。うん、ずっとわかりやすくなったなあとか。ラストに向けて序盤にきちんと布石が置かれたな、とか。合評で言われたからというより、作者の執念のようなものを感じた次第です。
普通の読者には味わえない味わい方。でも、本になるまで、プロの作家がどれだけ推敲という作業をしているのかと、衿を正す思いです。
猫も、居ずまいをただして。