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東北人なので、雪が解けて春になる今の時期が好きです。句集『だだすこ』にも、今の時期の句が多く入っています。
雪沓をしまひかけいや捨てやうと
白鳥のまだ帰らざる日照雨かな あぶみ
日照雨は「そばえ」と読みます。(意味は漢字のまま)岩手の白鳥もまだ残っていて、(白鳥帰る、白鳥残る、が季語になります)田んぼの落ち穂を啄んでいるのではないかと思います。
それから、上の雪沓ですが、この句を作ったとき、本当は捨てようかなと思ってでも捨てなかったのですよ……。ケチのかたまりです。でも、句は嘘でもいさぎよい方がいいかなと思って、こう作りました。児童文学でも、ある大御所の作家さんが、「作家は嘘つきの始まり」とおっしゃっていました。
雪解けの岩手
今はもっと雪ないと思うけど。
東京はすっかり春ですけどね。