弘前の書店で見つけて購入しました。
この本には、「もんこ」とルビがありますが、私は「もっこ」と読みたい。
早く寝ねば、もっこが来るよ これは、青森で寝ない子に言う言葉だとずっと以前に聞いていました。
もっこは蒙古であるとも。そのときは、ふうん、蒙古って、中国だよな。大陸の人、外国の人を鬼のようにおそれていた時代の名残なのかなと、思っていたんです。
~寝えろじゃ 寝えろじゃ
寝んねば 山からもんこ(蒙古)が来るぞ♪
読んで、なるほど~。
この子守唄、なぜか青森、津軽地方だけに伝わっている。
それは、蒙古襲来のときに、命からがら逃げた人達が舟で流れ、当時津軽を拠点に日本海を股にかけていた安東水軍に助けられ、津軽に来た。その人達が、蒙古の恐ろしさを伝えた子守歌なのではないか、ということでした。
これは、対馬湾でガイドをしている方もおっしゃってたとのこと。津軽には津島姓が多い。太宰治の本名は津島です。これも、かつては九州に住んでた人の子孫なのではとの説。
面白かったです。