恋猫っていう感じではないかな? 竹は地中に今栄養がいっている時期で、葉はこのように枯れたような色。他の木々でいうと秋の姿のようなので、「竹の秋」というのが春の季語になります。秋になると逆に葉は青々してくるので、「竹の春」。
それにしても「のどか」な景色です。「のどか」「恋猫」も春。
(俳句をやっている方にとっては、とうにご存じのことですが、このブログは俳句関係以外の方も来てくださっているので、季語の紹介もこうしてときどきしています。)
おそろしや石垣崩す恋の猫 正岡子規
恋猫のひときは肴臭きやつ 田代草猫 (『童子珠玉集5』より)