友人に紹介してもらい、出かけてきました。今月の本は、『語りつぐ人びと*アフリカの民話』(福音館書店)。アフリカという広大な大地の私は何を知っているでしょう。知りません。最初の話が「イラクの人びとの話」とあって、あれ? イラクってアフリカ? なんて思うほどです。イラク族という部族があるのですね。この本には他に、キクユ、ベルベル、ハウサ、フルベ、マサイ、スワヒリの人々の話が載っています。マサイはわかるぞ。スワヒリは、スワヒリ語があったなという程度。
おどろいたのは、日本の民話とどこか似通ったようなものもあることでした。継母継子の話は西洋にもあるし、世界共通の昔からの確執なのですね。ハイエナが、重要な役割で出てくるのは、アフリカならでは。一夫多妻、それから人食いの話も多かったです。
本もなにもなく「語って聞かせる」ことは、子どものころにそれをしてもらっていないとなかなか難しいかもしれません。
アフリカのあちこちに何度も行ってらっしゃる方がメンバーにいて、興味深いお話をたくさん伺えました。岩手の民話でいうところの「どんとはれ(めでたしめでたし)」があまりないのは、それだけ生きることが大変だということなのでしょうということでした。ハウサ族の部族長の衣装なども見せていただきましたが、写真あまりよく撮れてなくて残念です。
図書館前の高松の池。友人とボートに乗ろうかという話にもなったのですが、あまりの炎天でくじけました。冬は凍り付いて、昔はスケートができたとか。
盛岡市立図書館の皆様、ご参加された皆様、お世話になりました。