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先日は、北見に雪のニュース。あ、紅子さんのところだと思いました。
音羽紅子さんは、北見在住の若手俳人です。
若手ながら、すでに「ゆきしづく」という雑誌を主宰していらっしゃるし、伝統俳句協会の会員で、新人賞の候補にも何度もなっているという実力派。早稲田大学在学時から俳句をやっていたという方です。でも、専門は北原白秋だったとか。
さて、この句集『初氷』。とってもおしゃれ!!
センスのいい装丁!
モノクロの写真も、すごくいい感じ。
いやいや、大事なのは、中身。(とはいえ、やはり装丁も大事だと思うのですよ。それを含めて一冊の本なのですから)
お互ひにすすめて買はず今年絹
この町は着物売れぬと温め酒
京都から呉服屋さんが来たときの一連の句が、すごくいい! 小説になりそうです。
それから、やはり北見ならではの雪やストーヴの句がいい。
白樺の半分ばかり雪の中
ストーヴや灯油を注げばとくとくと
サハリンでの句もいい。
あの庭もこの裏庭も林檎咲く
流氷の句もいい。
流氷の隙間や海のふくれつつ
流氷の立ち上がりては沈みゆく
どれもいい。(笑)
紅子さん、おめでとうございます。
どうぞ、これからも北見ならではの句を作り続け、北の大地に紅子あり! と、俳壇に知らしめてください
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