正確には、北上川のレガッタの練習です。レガッタは競技のことですものね。
桜祭りが始まる少し前。黒沢尻工業高校のボート部が、北上川で練習をしていました。一人だけ岸で見学をしているお母さんがいて、少しお話を。あれが息子だと思うんだけど。家に帰ったら「お母さん、なんで来てたのって、怒られるかも」といってました。新入生がたくさん入ってくれたとか、沿岸部(宮古や大槌)のほうが強いとも。
川向こうの木が、桜です。ここは桜祭りの今、舟の渡し場になっています。北上駅から対岸までは歩くにはちょっと遠い。車では渋滞になってしまうということで、駅からここまで歩いて(数分)舟で渡るのがベストというわけです。渡し船の他は、川下りの花見舟も出ます。
で、レガッタ、競漕、ボートレースは春の季語なのですよ。春に行われるのが多いからと、歳時記には書かれていました。ボートだけだと夏なのは、競技としてではなく舟遊びとしてのボートなのでしょう。
競漕や午後の風波立ちわたり 水原秋桜子
濱野京子さんの『レガッタ2・風をおこす』(講談社)も発売になりました。こちらは埼玉の女子高生の青春ものです。1巻が「水をつかむ」だったので、3巻はなんだろう「炎」? いやいや。