まなぐ凧というのは、秋田県湯沢市のものです。これは凧ではなく、その絵を刷ったもの。湯沢在住の方にいただきました。写真ではよくわかりませんが、古い蔵にずっとしまわれていた、和紙にちゃんと刷った趣のあるものです。
「まなぐ」というのは、秋田弁で「目」「まなこ」のことです。
凧揚げをして、凧が電線にひっかかっても、けっしてとらないように~。
凧は春の季語で、この絵にもちゃんと「春」と書かれています。遊びにも季節があって、ぶらんこは、春(これは中国の鞦韆からきています)しゃぼんだまも春、べー独楽は秋(これはもともと秋にとれるバイ貝で作ってものだから)歌留多や福笑いは新年、水鉄砲はもちろん夏。