fromイーハトーヴ ーー児童文学(筆名おおぎやなぎちか)&俳句(俳号北柳あぶみ)

お知らせ・防備録。
記事の無断転用はお断りいたします

言葉に気をつけよう・・今更ですが。

2021年03月21日 | 日記
 最近の女性蔑視発言は、ひどいですよね。
 でも、ずっとあれを許容している社会だったんです。

 バカとかアホはどうでしょうか? ばっかじゃない。ばかみたい。これは今まだ使われていますよね。私は関西人じゃないので、アホは使わないのですが、「バカ」は使っていました。でも、これもいずれ使わないようにしたい言葉になるのではないでしょうか。
 今校正している作品の中でも、「あ・・、これ、だめじゃん?」と気づいた言葉があり、直しています。この本は、日本中の誰が手にするかわからない。そう考えると、誤解を生むような言葉は使っちゃあだめですね。反省。児童書は、子どもが読む本ですから、教科書ほどではなくても、書いてあるんだから、人に言ったっていいじゃんと思う子がいてもおかしくない。そういうことも念頭においておかないと。 
 地方で育ったというのもあるのかな、差別表現、かなりあったなと今思います。母が言ってたあの言葉、とてもここには書けないものがあります。
 
 逆に夫の呼び方は、東京にきて、まわりが「うちの主人が」と言ってるのに、とても抵抗を覚えました。田舎で夫のことをそういってる方いませんでしたから。なんていってたんだろ「とうさん」かな。まあ、それもなんですが(自分にとっての父親じゃないんですからね)。

 私のまわりには、若い編集者さんがたくさんいらっしゃいます。
 長く第一線でお仕事をされてきた女性も。素晴らしいなと思います。
 女性の意識も、まわりの意識も、これからもっと変化するでしょう。頼もしいです。
 私ができることは? 
 作品の中で、そして日常で気をつけること。ですね。
  
   
  
 以前書きましたが、蝦夷は蔑称です。なので『アテルイ 坂上田村麻呂と交えたエミシの勇士』では、朝廷側の視点のときは蝦夷、アテルイ側の視点のときは「エミシ」と書き分けました。でも普通に「蝦夷」はいろんな本で使われています。
 みちのく は、道の奥。道のないようなへんぴなところ。
 奥州も 人が住んでいない奥の地 という意味あいです。もしかしたら、この言葉も将来は使われていない可能性がありますね。微妙なところだなと思っています。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿