fromイーハトーヴ ーー児童文学(筆名おおぎやなぎちか)&俳句(俳号北柳あぶみ)

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『そこに言葉も浮かんでいた』(新日本出版社)『アゲイン アゲイン』(あかね書房)『わくわくもりのはいくえん はる おともだちできるかな』『みちのく山のゆなな』(国土社)『ファミリーマップ』、エンタメシリーズ『家守神』1~5巻、『おはようの声』幼年童話『ヘビくんブランコくん』『オンチの葉っぱららららら♪』、短編集『友だちの木』・歴史物語『アテルイ 坂上田村麻呂と交えたエミシの勇士』他、好評発売中です。各種ご依頼は、左側のメッセージからお願いいたします。    

0番線ホーム

2015年02月13日 | 日記

           

 というのが、北上駅にはあるのですよ! ここから出ているのは、北上と横手を結んでいる北上線。2輛の列車です。ここ数年は秋田へ車で行くので利用していませんが、前は使っていました。湯田などの山を抜けて走るこの車両、とてもとてもローカルでいいのですよ。0番線から出るというのが、またいいでしょう。(ハリーポッターが、ホグワーツに行くために乗る電車は、9と4分の3番線から出るのでしたね)

*0番線ホームのある駅って、全国的にはけっこうあるらしいですね。盛岡にもあるらしい。(北上駅では、一番線と繋がっていて、奥の方になるのです。この写真撮ってるのが、一番線)

 そして、きょうさいたま経由で東京へ帰ります。


トランヴェール 2015・2月号

2015年02月12日 | 日記

               

 新幹線の座席ポケットにある無料の冊子、「トランヴェール」は、旅心を誘うようにうまくできている雑誌です。

 今月号は北陸新幹線が開通するからでしょう。金沢や富山がメイン。ふーん、長谷川等伯って、七尾の出身なんだー。金沢行きたいなあ、なんてパラパラ見ていたら!

 東北元気めぐりというコーナーで、岩手県立博物館の記事が見開きで出ていて、震災で海水に浸かってしまった文化財の修復をしていることを丁寧に紹介していました。そして、そこには、スタッフとして友人のYちゃんの姿も! 立派な仕事をしているなあ、と感涙。古文書や美術品の他、市民から寄贈された紙芝居や漫画本なども、修復しているとのこと。物に対する価値観は時代によって変わります。ということで、なるほど。油絵は脱塩が難しいとか。そうなんだーと思いました。もうすぐ4年ですが、きっとまだまだこの仕事は続くことでしょう。ありがとう。ご苦労様です。


雪です

2015年02月11日 | 日記

 びくびくして岩手に来ましたが、8日来た日には、道路には全く雪はなく、雪かきの必要もありませんでした。玄関内には、郵便や地域の冊子などが、バサーッとたまっておりました。大事なものも中にはあるので、やはり長い間は空けていられない。

  うちの前の田も、この程度でした。

 でも甘くはありませんでした。翌日起きたら、一面真っ白!  

 変哲もない雪景色ですが。

  雪景色を写すときは、絞りを調節したほうがいい。と教えていただいたことがありました。雪が白く写ってませんねー。絞りを絞るんだったか、どうだったか。あれこれやってみますね。きょうはこれで、ご勘弁を。

  がんがんストーブ焚いているのですが、やっぱり寒いです。フリースの襟巻き(丸いやつ)、家の中でも放せないし、靴下は二枚重ね。それでも、筋肉が萎縮しているのがわかる。肩凝りぎみ。去年買っていたモコモコスリッパどこにいったか。雪かきのときに着ていた昔のスキーウエアもどこにしまったのか、見あたらないし。

 とにかく、ひたすら寒い。


広告

2015年02月10日 | 日記

 先日の記事の『馬つ子市』は、「まっこいち」と読みます。方言なんでしょうが、日本人に馴染んだ575のリズムに合うようになっているんだなあとも、感じます。

 さて、無料のブログなので、記事の下に必ず広告が出ます。このところ、私が画面を開くと出るのが、ベビー用の抱っこ紐やベビーカーなどの赤ちゃん用品のサイト。PCって、すごいというか怖いというか、ヤフーなどで検索したり、ネットのどこかで買い物をしたりすると、その情報が流れて関連の商品が出てくるのですよねえ。

 先日は、ハワイのアロハシャツが出てきて、(なんで?)と考えたら、そうでした。作品の中でハワイのおみやげを書くところがあって、検索したのでした。現実では縁がないのに。

 また先日は、「ご存じですか、うつ病に伴う痛み」という広告。えー、これに関して、あれこれ検索したのって、随分前なんだけどなあ。そして、ぜんぜん思い当たらないようなものが出る場合もあり、セレモニースーツとか……。検索したかなあ? 新宿のマンションとか……。

 最初、このブログを見てくださった方は私と同じ広告をご覧になることになるのかとも思ったのですが、きっとそうじゃないでしょうね。それぞれの興味の対象物が……。月300円を出せば、広告の表示がなくなるらしいのですが、ま、いいよね。

*立春過ぎたのに、「寒中御見舞い申し上げます」なんて、メールを送っていた……。俳人ともあろうものが……恥ずかしい。だって、寒いんだもの。

 木の芽

 荒れ模様です。(吹雪というまでではないけど、それに近い)


句集『馬つ子市』(辻桃子)ー文學の森

2015年02月09日 | 本の紹介

                      

 「童子」主宰辻桃子の第十三句集です。津軽の居を移してから、都を離れた町に残る風土を句にし続けている作者は、あとがきでも、「失われてゆくものの面影を訪ねてひろい歩くことが、私の俳句なのかもしれない。時代の流れに忘れられてゆくものをこそ詠み留めておきたい」と書いています。馬っ子市(まっこいち)も、また津軽でも、消えかけているもののひとつなのです。 

 湯気立てるところに列や馬つ子市

 小正月長老が幣届けに来

 待春の掃けば逃げゆく綿埃

 太刀魚に魚の市場の灯のうつる

 ざんばらの風の牡丹となりにけり

 はいてゆく下駄のつめたき螢の夜

 冬ざれのさらさら量りさくら蝦

 冬蠅の来れば叩きて鱈干せり

 雪沓やずらり日曜学校に      

 俳句を作るというのはこういう場面に出会うために出かけることでもあるのだなと思う次第です。出不精だなんて言っておらず、外に出よう。そして私も、岩手ですごす時間を大事にしたいと、改めて思いました。


梅が咲き始めています

2015年02月08日 | 日記

             

 ちゃんと春はやってきていますね。といってもこれは東京のこと。岩手へは3月まで行かないなんて言っていましたが、やはりそうはいかず、きょうから行くことになりました。ビクビクしてます。何ヶ月も誰もいず、火の気のない家はどれほど寒いか……。

  白梅も

 


爪楊枝で土方歳三

2015年02月07日 | 日記

 という記事が、ネットに出ていました。

 19万本の爪楊枝で、土方歳三さんの巨大アートを作ったのだそうで。この新選組ふるさと歴史館って、うちから徒歩で行けるところなのです。が……、行かないで終わりそうです。なんて、無精なんでしょうか。

  福寿草が咲いていました。

 


「コハクの歌」ー「児童文芸」2・3月号

2015年02月06日 | 自作紹介

                         

 「児童文芸」の最新号に、「コハクの歌」という短編を載せていただきました。

 もうすぐ、東日本大震災から4年になります。作品は、震災を体験した猫の物語です。原稿の依頼をいただいたのは春だったでしょうか、そして内容には言及されていなかったのですが、この作品を送らせていただきました。そして、これを今号に載せていただいたご配慮に感謝したいと思います。

 震災の物語は、書き手としては、どうしても避けずに一度は書いておきたいものでした。読んでいただけたら、嬉しいです。

 今号は、「奇跡の物語」の特集や新連載など、顔馴染みの方たちがたくさん寄稿されています。充実した一冊でした。

「児童文芸」は一冊単位で、購入できます。左のブックマークから、サイトに行くことができます。


笹起きる

2015年02月05日 | 俳句

         

 冬の間、雪が降り、笹は雪の重みで倒れています。その雪が解けて、笹が起き上がることを季語として、「笹起きる」。好きな季語のひとつです。

 笹起きて冒頭をまた書き直す

 熊笹の起きて本家のまた本家    あぶみ(『だだすこ』)        


春立つ

2015年02月04日 | 俳句

 きょうは、立春。俳句では、「春立つ」という言い方もします。

 一杓に一音春の立ちにけり   辻 桃子

 ずーっと以前、句友のお茶室でお茶を点てていただいたことがありました。そのとき、主宰が作られた句です。

 コトン。

  鶫(ツグミ)か? 

 ツグミは、秋ですな……。


節分

2015年02月03日 | 日記

 明日が立春。きょうは節分です。

 この節分が春だけではなく他の季節にもあるというのは、このごろミニ知識としてテレビなどでも出ています。季節を分けるから節分なわけで。でも、やはり春になるというのは、ことに嬉しいものです。

 豆撒きとセットですし。ただここ数年は豆撒きしてません……。かつて毎年ちゃんとやっていたのですが、ある年だけやりませんでした。するとその年、我が家は空き巣に入られたのです。このとき、「豆撒きしなかったからだ」と反省し、その後はちゃんとまたやっていたのですが、ここのところは、また。きょうはやろうか。この時期だけしか売っていない豆は、家族が好きなので買ってあるのです。

  近所の祠。ここでは豆まきはありません。

 近所では高幡不動の豆まきが賑わいますが、賑わいすぎて、行く気にならず。

 


鶯(ウグイス)?

2015年02月02日 | 日記

           

 先日のこの画像の鳥、ウグイスでは? というメッセージをいただきました。ええー? と思い、画像検索してみたところ、確かに似ている。だとしたら嬉しい。なかなか姿を捉えられない鳥ですよね。ウグイス色ではなく、地味な色だというのは知っていましたが、たしかに……。

 春告鳥ですからね。ホント、すぐそこまで春が来ているっていうこと。

 鶯の身をさかさまに初音かな    其角

 Sさん、ありがとうございました!! 

 鳴き声は、まだ今年聞いていません。

 


二ン月(にんがつ)

2015年02月01日 | 俳句

 きょうから二月。

 575の俳句のリズムに乗せるため、読みをちょっと伸ばしたり縮めたりということがあります。この二月を「にんがつ」と読んだりするのも、そのひとつ。他の月ではないのですが。他には大根を「だいこ」と読んだり、牡丹を「ぼうたん」と読んだり。

 二ン月の雨より細き柳かな    汶村 

 ただ、二月といっても、きょうはまだ立春前。冬です。「二月」は、春の季語に分類されます。

  特徴がつかめず、何の鳥か不明