fromイーハトーヴ ーー児童文学(筆名おおぎやなぎちか)&俳句(俳号北柳あぶみ)

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『そこに言葉も浮かんでいた』(新日本出版社)『アゲイン アゲイン』(あかね書房)『わくわくもりのはいくえん はる おともだちできるかな』『みちのく山のゆなな』(国土社)『ファミリーマップ』、エンタメシリーズ『家守神』1~5巻、『おはようの声』幼年童話『ヘビくんブランコくん』『オンチの葉っぱららららら♪』、短編集『友だちの木』・歴史物語『アテルイ 坂上田村麻呂と交えたエミシの勇士』他、好評発売中です。各種ご依頼は、左側のメッセージからお願いいたします。    

ファイルの管理が……

2015年03月14日 | 日記

 作品を書いて、直して、寝かせて、開いて、また直して……。ひたすらこのくり返しをしているわけですが、そこで問題になるのがファイルの管理。直したときに上書きをする場合もあれば、ファイルを新しくする場合もあり、同じタイトルで日付の違うファイルが増えていく。或程度は削除もしているのだけど、なんだかぐちゃぐちゃです。

 しばらく放っておいたものを捜して、あれはどこだー、ということがしょっちゅうです。一応USBとパソコンと二カ所に保存しているつもりなんだけど、はあーっという感じです。岩手への移動のときと、家で書くときが違うパソコンというのも一因。このたび、大事なファイルが見つからなくて、あせりました。(見つけましたがね。時間かかったー)

 昔に書いた作品もいっぱい。思いきって捨ててしまおうかとも思うのですが、部分的にも使えるものがあるかもなんて思ってしまい、ぐちゃぐちゃのままです。

 書いたものを自分宛にメールで送っておけば、日付で探せるというアドバイスをいただいたことがあり、それをやった時期もあったのですが、徹底できない。

 みなさん、そんなことないのかな? 

   辛夷の芽


漢字の表記について

2015年03月13日 | 日記

  先日、某作品の漢字、仮名の統一をしました。((今更そんなことやってんのかったいう話でもありますが)「のぼる」「おりる」も、意味によって、「登る」「上る」、「降りる」「下りる」があり、他にもいろいろ。階段の上り下り、木には「登る」? 一人を「ひとり」としたら、二人はやっぱり「ふたり」にするべきか? とか。プロの作家のみなさんは、ちゃんとやっていることなのでしょうが、今までどこか曖昧なまま書いていました。反省。表を作りました。(←的なことをみなさんやってらっしゃるのかなあ)

 でも、やっているとあれこれ迷うことも出てくるのです。

 若い頃に、井上ひさしさんが漢字について書いていらした文章を読んで、へえーと思ったことがありました。

 傷、疵、瑕。全て読みは「きず」ですが、意味が違うということ。「傷」は、人がけがをしたときのもの。「疵」と「瑕」の違いは実は今調べてもはっきりしないのですが、どちらかは物体にできたものだったと思います。でも、現在、物体にできた「きず」を「傷」と書いてもおそらく間違いとはされず、そう表記しているものもあるように思います。

 疵瑕で、「しか」。欠点、あやまちという言葉もあります。疵は欠点。瑕は物にできたものでしょうか。「玉に瑕」ですしね。

 傷以外は常用漢字ではないので、「傷」で通して間違いではないということのようです。

 同じように「きく」という日頃よく使う言葉で、耳で「きく」場合は、「聞く」。その中でも音楽などを耳を傾けて「きく」場合は、「聴く」。尋ねるという意味の場合は、「訊く」があります。ただ「訊く」という漢字はやはり常用漢字ではないようです。この常用漢字というのがまたくせもので、じゃあ公にする小説で使わないかというとそんなことはない。

 尋ねるの意味で「聞く」と書いても間違いではない。いや、「坊ちゃん」などでも、「聞く」と表記しているので、正しい間違いというのとも違うようです。でも、なーんかやっぱり「尋ねる」の意味のときに「聞く」って使えないんですよねえ。私の場合、子ども向けのものを書いているので、訪ねるの意味のときは仮名にしています。(対象が中学生以上だったら、訊くにするかな)

 あと、木をきるのは、「切る」ではなく「伐る」だし、鳥が木にとまるのは、「留まる」か? テレビをみるは「観る」だよね。なんか、こう書くと、間違って使っている字もありそうな気がしてくる。

 意識して小説を読むと、きちんと使い分けをしているものの方が多いです。 (あたりまえか)尋ねるという意味で「聞く」を使っている場合も、ちゃんと意識して、あえて「これでいい!」的な方もいるはず。 本屋に並んでいる本は、プロの校正の目を経ているわけですしね。

 やっぱ、人様にお見せする前に、できるだけ統一するのを心掛けるべきですね。と、今ごろこんなことを考えてます。心掛けていても、落ち度があるのが人間だし。

  笹起きる(前にも出したか?←これだ)


荒れ模様

2015年03月12日 | 日記

 秋田、吹雪模様です。

  秋田温泉の窓から

 まいったなあ。うっかり普通の靴で来てしまったー。雪靴、しかたなく安いのをひとつ購入しようかと出かけましたが、手頃なものがなく、あきらめました。ぐしゃぐしゃの雪道、やばいです。

 それでなくても、痛い足ひきずって歩いているのに、ここでまたこけたら最悪なので、気をつけましょう。年寄りを連れて歩かなきゃいけないのに、こっちがよたよたしてたら、始まらないしね。

 と、秋田で立ち往生しています。(立ってないけど)11日はほとんど秋田温泉の部屋ですごしました。これが作家だったら、缶詰的でかっこいいのになあと思いながら、行くあてのない原稿と向かって……。温泉に何回もはいってもねえ。きょうは9時半にチェックアウトだから、気になっている店に行き、母の用足しをして、あとは夕方まで図書館かな。宿泊は兄宅の予定。

 なんか根無し草的感覚。

 お天気は吹雪いていたと思ったらちらりと青空も見え、また吹雪、まるで私の状況のようです。

 


4年

2015年03月11日 | 日記

 あの日から4年。黙祷。

 昨日岩手から秋田へ移動してきました。今回、母のところには泊まれないので、私は秋田温泉に泊まり、母の通院をします。兄のところにも泊まり、13日まで。

 

   斑雪(はだれゆき)

 


コゲラ!?

2015年03月10日 | 日記

          

 東京の散歩中に見つけました。

 顔が枝で隠れて、残念。ワンショットしか撮れなかったので。(ピントが木のうろに合っているし)

 初めて捉えた鳥です。調べたらキツツキ科のコゲラのようです。これから葉っぱが出てくると、バードウォッチングもあまりできなくなります。

 で、私は岩手に来ているのですが、きのう朝、東京の家でこけて……。左足の中指を打撲。足を引きづって歩いています。(○っこをひきながら歩いています、と書くと、これは差別用語になるのかな)岩手へ来ておそるおそる見ると、紫色に腫れ上がっています。痛い……。痛みに弱いのです。骨は大丈夫だと信じて湿布しています。

 転ぶときって、「転びそう」と思うこともなく気づくと転んでいるんですよねえ。気をつけなくては。

  


氷川神社(大宮)

2015年03月09日 | 日記

                   

 お詣りをしてきました。大宮の氷川神社は、武蔵一宮。数ある氷川神社の総本社とのこと、創立は2000年前です。写真これといった境内の様子がなく、どこでもある神社って感じですね……。雨だったので。

  寒い日でした。なのに、若い人がたくさん参道を歩いていて、すごいなあと思っていたら、ここはサッカー場への通り道なのだとか。なんとか大宮というサッカーチームのサポーターの方達なのでした。(←正確な名称を覚えられない、調べようともしない。すみませんね。浦和レッズはわかるのだけど)

 当方はお詣りをすませ、お昼はぜいたくに鯛づくし。お造りに煮つけ、鯛飯、酢の物と、は~♪めでタイ~、めでタイ。

 

 きょうからは岩手秋田への流れ者となります。きのうよほど大宮からそのまま岩手へ行こうかと思ったのですが、荷物とか服装とか考えてやめたのでした。


雛人形まだ飾っています。

2015年03月08日 | 日記

            

 写真は、うちのではなく、雛めぐりにはまっているという友人が送ってくれたもの。花巻人形です。(土人形ですね)ひな祭りは旧暦の行事なので、旧暦の三月が終わる頃まで飾っていいといつも自分に言い聞かせています。出すのが三月近くになってからなので、新暦の三月三日でしまうとなると数日しか日の目を見られないということになるので。

  お道具。かわいい

 桃が咲いて、蛤が旬となるのが、旧暦の三月三日なのです。大潮で、潮干狩りができるのですよね。

  豆雛(お米やごまで)


『きずなを結ぶ震災学習列車』(堀米薫)ー佼成出版

2015年03月07日 | 本の紹介

                     

 副題として、「三陸鉄道、未来へ」とあり、ジーンときます。

 東北在住作家、堀米さんの震災にまつわるノンフィクションとしてはなんと3冊目となります。先日このブログに、東北では毎日震災にまつわることをテレビでやっているのに、東京にもどるとそれがない、とグチを書きましたが、3月に入って、東京のテレビでも震災関連の番組が一気に増えています。そうもうじき11日。きっと本屋さんにも、いろいろな本が並んでいることでしょう。

 震災の爪痕から這い上がり、歩き出している東北。その姿を描いたものがきっと多いはず。この本もそのひとつです。

 三陸鉄道は、テレビの「あまちゃん」で一躍有名になりました。全線復旧をとげ、地元の人の足として動いていることは知っていましたが、この本にあるように学習列車として、よそから来た乗客に震災を伝える列車となっていることは知りませんでした。エピソードはいろいろあるのですが、窓の外に向かって手を合わせている乗客(中学生とか)の姿が印象的です。このように、どんどん東北に行って、この列車に乗ってほしいと思います。

 4年前、私も津波で壊滅的になった三鉄を目の当たりにしました。線路は分断され、ぐにゃりと曲がり、ひっくり返った車が乗っていて、あたりは瓦礫。そういう写真も何枚も掲載されています。

  どじょうさん、これを書かれるにあたり、当然三鉄に乗り、関係者に取材して、そして子どもたちに伝えるために構成を練り、とご尽力下さったことでしょう。書いていて辛くなることもあったはず。本当にありがとうございました。 

 


フリーマーケット

2015年03月06日 | 日記

             雨のため屋内で

 実は、フリマ好きです。たまにネットでチェックをしたり、広報を見たりして出かけるのですが、1000円も出せば、けっこうな品を購入できて、めいっぱい買い物したような気分。ストレス解消になるのです。うちにもどって、これは使えなかったなあと処分してしまうものもたまにありますが、代金を考えれば惜しくありません。

 先日日曜日にも出かけたのですが、一番買ったブースの方は、売り上げは福島からの避難生活を終えたママさんたちが集うカフェに寄付をするとのこと。間接的に支援できたようで、これも嬉しい。(ほんのわずかですが、気持ちね)

 


時代小説と歴史小説

2015年03月05日 | 日記

 先週でしたか? ジブリの「風立ちぬ」をテレビでやっていて、観ましたが、途中からこれはどうも実在の人物っぽいなと思い、観ながらネットで調べました。すると零戦のもととなる飛行機の設計をした堀越次郎という人物、やはり実在でした。ところが、映画では結核におかされているヒロイン、恋人から妻となるわけですが、これがまったくのデタラメ。(堀辰夫の小説とのミックス)堀越次郎さんの奥様は結核でもなく天寿を全うされお子様もいらっしゃった様子でした。

 ええー、これってありなの? と愕然としました。つまり実在の人物をモデルにして、おいしいところだけを使い、他は観客がひきつけられるような設定に代えてしまうということ。それで、歴史物語を書いている友人にメールをしたところ。大河ドラマなど、まさにそうだし、朝ドラの「花子とアン」もそうだったと。こんな「うそっぱち」でいいの? と友人も最初思ったそうです。でも、多くのドラマがそういう状態。

 これまで歴史もの的にひとくくりしていましたが、小説では、うそっぱちのは、時代小説。(悪いということではなく)歴史に忠実なのは、歴史小説というそうです。なるほど、あの方のあの作品やあっちのあれは、まさに時代小説だな、なんて思ったりして。あ、そういえば私も幕末を舞台に書いた作品があるのですが、(パソコンの奥で眠ってます)あれも実在の人物をちらっと出したりして、時代小説になるんだなあと。

 でも、そう考えると、好き勝手ができますね。「風立ちぬ」は、宮崎さん、堀越さんのご子孫に了解を得たとネットには出ていましたが。確かに、勝手に作ってOKのレベルじゃあないようなと思いました。

  ボスか手下か


やっぱ、ア○ゾンって便利・・・

2015年03月04日 | 日記

                      

 鍋つかみを焦がしてしまい……。菜箸もよくやります。(まずは危ないって話ですが)

 で、新しいのを買いたいと思ったのですが、近所に手頃なのを売っているお店がなく、わざわざこれ一つ買いに電車で行くのもいやだし、ふとア○ゾンでどうかなと検索、で購入しました。こんなものを一つでも送料もなく買うことができて、便利。いろいろある中から選ぶこともできるしね。がっしりと箱に入って送られてきましたよ。

 楽○だと、しょっちゅう買っていないからか、パスワードを忘れたりしてしまうのですが、ア○ゾンは利用頻度が高いからでしょうか? めんどうな手続きもなく。これって悪く利用されかねないってこと? 

 リアルなお店は応援したいのですが、(特に本屋)この便利さには、かなわないなあ。


桜の苗木

2015年03月03日 | 日記

          

 近所が工事で味気ないので、ちょっと上流の方に散歩に行くことがあります。土日には少年野球やサッカーをやっている場所を見下ろせる、この浅川の岸に近いところに、桜の苗木が植えられていました。側に碑があって、一年前に植えられたもののようです。来年はどのくらい大きくなっているのか、何本かあるので、10年後20年後が楽しみです。って、そのころ私はどうしているのでしょうか。

 苗木植う、苗木市、苗木買うなどが季語として春の歳時記に載っていますが、「苗木」だけだと季語にはならないのか? ないんですよ。


冬の季語の名残りの時期

2015年03月02日 | 俳句

 東北人なので、雪が解けて春になる今の時期が好きです。句集『だだすこ』にも、今の時期の句が多く入っています。

 雪沓をしまひかけいや捨てやうと

 白鳥のまだ帰らざる日照雨かな  あぶみ

 日照雨は「そばえ」と読みます。(意味は漢字のまま)岩手の白鳥もまだ残っていて、(白鳥帰る、白鳥残る、が季語になります)田んぼの落ち穂を啄んでいるのではないかと思います。

 それから、上の雪沓ですが、この句を作ったとき、本当は捨てようかなと思ってでも捨てなかったのですよ……。ケチのかたまりです。でも、句は嘘でもいさぎよい方がいいかなと思って、こう作りました。児童文学でも、ある大御所の作家さんが、「作家は嘘つきの始まり」とおっしゃっていました。

    雪解けの岩手

 今はもっと雪ないと思うけど。

 東京はすっかり春ですけどね。


3月

2015年03月01日 | 日記

 3月ですね。

 花粉症が治ったかなと思っていたのですが、やっぱりくしゃみが出る。でも、数年前のグシャグシャした感じはないのですよ。前よりはずっといいように思います。(まだ、花粉が少ないだけ?)花粉症対策として、特別なことをしているわけではないのですけどね。一応常備している薬は、まだ飲まずに過ごしています。

  羽ばたく一瞬