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一つ一つ掛けてあった袋を取ると、一気に桃の実が弾けた。
朝、窓を開けると甘い香りが漂ってくる。
あの、一面ピンクに染まったピーチラインも今、
桃の香りに満ちているだろ…。
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文学界に芥川賞があるように、俳句界には「蛇笏賞」というのがある。
創設されたのが昭和42年で、平成28年の今年は第50回となる。
当然とても権威のある賞で、この受賞は俳人としての確固たる地位を得たことになる。
この中には女流俳人もいて、その人たちがどのように俳句と向き合ってきたのか興味深い。
因みに、山梨県では平成16年に福田甲子男氏、平成21年に廣瀬直人氏と二名が受賞している。