梅さんのかわら版.umelog

笛吹川フルーツ公園の紅葉

プレバト俳句~遊園地

2023-04-28 16:11:03 | プレバト俳句

 ポップコーンまじり遊園地の落花  梅沢富美男

題:遊園地
1位 安藤和津
  色褪せし無人の木馬春しぐれ
2位 宮田俊哉(Kis-My-Ft2)
  ジャズ流し桜湯啜るラジオブース
添削 桜湯やラジオブースに流すジャズ
3位 斉藤慎二(ジャングルポケット)
  銀の風船の中にも遊園地
添削 風船のメタルに映る遊園地
添削 風船のメタルに映り込む木馬
添削 風船のメタルに映り込むパレード
4位 寺田心
  カメラごし君の横顔さくらんぼ
添削 ファインダに君の横顔風光る』

永世名人掲載ボツ ◆千原ジュニア
  春嵐継父と見上ぐ観覧車
添削 継父と見上ぐ春の嵐の観覧車

永世名人掲載ボツ ◆村上健志(フルーツポンチ)
 春愁や廻る木馬の目の潤み
添削 春愁の木馬よ青く潤む目よ
添削 春愁の木馬よ雨に潤む目よ

お見事! ◆梅沢富美男
ポップコーンまじり遊園地の落花

俳句には吟行というのがる
ここら辺の句会でよく行くのが
 歌碑が多く点在する「万葉の森」
 飯田龍太の生家のある「山蘆」
 遺跡がある「考古学博物館周辺」
遊園地だったら
 富士吉田市にある「富士急ハイランド」
 甲府市愛宕山の「子供の国」
 山梨市の「フルーツ公園」等々がある

遊園地などの題が出た場合、想像するよりもその場所に行った方がいい
その場所で作るのが「吟行」
プレバト俳句の皆さんも本当は実際に歩いてみればいいのだ
きっと、凄い発見があるし、新鮮な句が出来る

梅沢富美男氏の句も、実際に見た景色だろう
心が乗らない時やスランプの時などは外に出るのがいいと思う

貴方をまっていました

2023-04-27 13:30:23 | 日記・エッセイ・コラム


昨日の雨で山や畑が瑞瑞しい
これで野菜苗も根付いてくれるだろうか…

3月にこんな記事を書いた
新聞~何を伝えたいのか

今日の記者の目を読んで、そういうことかと納得した
まだ新人の記者が書いた記事だが、とても五月の季節のように瑞瑞しい
その中に、毎日新聞の2030年に向けてのビジョンが載っていて、
「個を見つめ、世の中に伝え、社会をつなぐ」
こんなメッセージを発している

メディアは当然こうであるべきだと思うけど、
何処にそれがあるのか
誰がそれを望んでいるのか
本当のことを見抜く目と、聞く耳と、嗅覚が必要だ

小澤優奈記者 
あなたを待っていました






見入ってしまったドラマ

2023-04-24 17:24:06 | 日記・エッセイ・コラム


ドラマなど朝ドラ以外この数年見たことが無かった
昨日はバナナマンのせっかくグルメが好きで見ていたところ、
ラストマンの番宣の為、福山と大泉が出ていた

せっかくグルメの番組はよく見ているが
この二人は他の人とちょっと違うな思った
台本も無い行き当たりばったりの収録なのにとっても楽しい
福山がとってもいい

続けてドラマに入ったので、そのまま見ることにした
これが実に引き込まれて最後まで見てしまった
何がこんなに引き込まれるのだろうか…

全盲の捜査官というのが意表を突く
ハンデがありながらのどのように事件を解決していくのか、
人を味方につけ、最新機器を使いこなしていく過程がかっこいい
そして、なによりこの捜査官は人間的に魅力がある
読後感のいいドラマだった

野菜苗の植え付け

2023-04-24 16:52:19 | 日記・エッセイ・コラム

この時期恒例の野菜の苗の植え付け
何時も自己流で植えているが、今年は違う
本格的に植えて貰った(?)

ネットを張ったり
虫よけのビニールで囲ったり
勿論土つくりは大切だ
頼もしい助っ人がいるから、助かる

苗は甲州市の山奥ある園芸店まで、買いに行って来た
茄子 胡瓜 トマト ゴーヤ
かぼちゃ 青紫蘇 莢いんげん
花の苗もたくさんある
沢山買ってきたので、少しづつ植え替えだ

さて、今年の収穫はどうなるかな?


プレバト俳句~水筒

2023-04-23 10:14:37 | プレバト俳句

水筒の底にゐる春愁の澱  森口瑤子

題:水筒

1位70点 西村真二(コットン)  駆ける子と背で鳴る氷夏囃す
 添削 駆ける子と背で鳴る氷夏の空
2位67点 村上弘明  わかめ狩り水筒ころがす親父の船
 添削 水筒をころがし父の若布船
3位60点 春香クリスティーン  春暁や陣痛室で握る水
 添削 水筒を握る陣痛春の暁
4位37点 篠原ゆき子  背後より歳時記覗く椿あり
 添削 歳時記を覗くか目のような椿
~~~~~~
1ランク昇格 ◆森口瑤子
   水筒の底にゐる春愁の澱

1つ後退 ◆横尾渉(Kis-My-Ft2)
   花冷の砂かぶり席売り子駆く
添削 売り子駆く花冷の砂かぶり席

ガッカリ… ◆梅沢富美男
   水筒の囀り満たし一息に  
添削 水筒はさへづる囀りの真下
~~~~~~~
みんなそれぞれ、発想はいいのだが、
それを17音の言葉に変換するのがまだ稚拙だ
難しい言葉を使おうとか、高度な表現をしようとか、
それが、かえって分かりづらい、難解な表現となる

お~いお茶俳句大賞の14歳の水筒の句は新鮮だ
第28回文部科学大臣賞
 水筒を垂直にして飲んだ夏  東京都 宮下青生 14歳
何と素直な句だろうか
俳句仲間でよく言うのが、初心者の頃の方がいい句を作ったよね
そうなのだ、素直な句が共感を呼ぶ

以下に水筒の句を列記した
◆この二句は、季語「夏木立」「山葵田」が良い
 一リットルの大きな水筒夏木立 山田英子
 水筒に山葵田の水貰ひけり 越智貴美子


◆水筒から戦争を連想する句も多い
 戦地や被爆した人が、水を欲しながら息絶えたという話を聞く
 その人にとっての思い、それ句となるのだ
 玉砕の島水筒の腐りがたき 池田澄子
 捨て切れぬ水筒一つひろしま忌 船木幸人

龍太氏と杏子さん

2023-04-19 13:57:51 | 俳句&短歌

家の庭にあるスズランが咲いた
これはドイツスズランらしい
とっても可憐で、この家に20年近く住んでいる

黒田杏子さんをもっと知りたいと思い、
第一句集「木の椅子」を読んでみた

昭和56年に初版は発行され、
この句集により、第6回現代俳句女流賞と第5回俳人協会新人賞を受賞した
umeさんが手にしているのは2020年11月発行の増補新装版である


杏子さんについて、一言で語り尽くそうとは思っていない
前回のブログの「龍太氏への思慕」という観点から見てみると、
この句集に、原点とも思えるその接点が見られる

まだ新人であった杏子さんの第一句集を、女流賞に推薦したのは龍太氏だった
この「木の椅子」にその選評が載っている
この賞の選者は龍太氏の他
鈴木真砂女さん 野沢節子さん 細見綾子さん 森澄雄氏
俳句を始めた頃に、羨望の眼差しで見ていた人達だ

この句集は満場一致で受賞が決まった
全員がその新鮮さに着目している
当時の俳句界にとって、杏子さんはすい星のごとく現れた新人で、
ベテランらも凌ぐ勢いで俳句界を席巻した

どんな選評だったのだろうか、全文を載せてみよう
この選評(推薦)が後々続く龍太氏と杏子さんの関係に繋がっていく…

現代俳句女流賞・選評
明るい感性の魅力 飯田 龍太
<黒田杏子さんの作品は、決して巧緻精妙というのではないが、生得と思われる
明るく若々しい感性がのびのびと示され、読後の印象がまことに爽やかである。
感性そのものに瞭かな向日性がある。
見たもの、感じたものに余分の粉飾をつけないのがいい。
あるいは現代俳句の節穴に目を向けないのも、
作品の鮮度を生み出すひとつの原因になっているかもしれない。
 今度のこの受賞は、他に例を求めるとすると、
さしずめ直木賞より芥川賞の色彩が強いように思われる。
すでに完成された俳人というより、
これから存分に伸びる可能性を持ったひとだろうと思う。
その期待に応え得るだけの確かな眼とこころを持ったひとだ。≫ 
 黒田杏子第一句集「木の椅子」増補新装版より


黒田杏子氏追悼

2023-04-15 16:25:23 | 俳句&短歌

久しぶりの雨に草花もイキイキ
苺の花が咲いた

黒田杏子さんが逝去した
この知らせは瞬く間に広がった
まさかと思ったのは、umeさんだけではなかっただろう
何故なら、杏子さんは3月11日に山梨に来て、講演をしていたからだ
そこには、大勢の黒田杏子ファン、飯田龍太ファンが県内外から集まっていた
倒れたのはその次の日だった


「龍太を語る会」は、龍太の聖地である笛吹市が主催し、今回で13回目になる
umeさんも何回か参加している
時には、龍太氏の家族が生前の龍太氏の話をしたりして、
龍太氏を身近に感じることのできる、とても貴重な会である

杏子さんは数年前、脳梗塞を患ってから車椅子の生活をつづけていた
そんな中での山梨での講演…そこには龍太氏に対する杏子さんの強い思慕を感じる
『龍太のために」「俳句のために」
最後まで俳句の人だった

その講演を終えた翌日に倒れられ、病院に運ばれた
3月13日、夜7時7分のご逝去

いつき組日誌より
  桜には十日も早き夜の訃報   夏井いつき



迷惑な黄砂

2023-04-13 14:24:16 | 日記・エッセイ・コラム

我が家の小さな居候は、最近は昼間だけ来ている
一か月で一キロ増えて、丸々としてきた

昨日から黄砂が飛来し、大変だ
我が家は山に囲まれ、おまけに神社や寺があるので、
花粉も飛来する
普段から気をつけているが、今日は厳重な警戒が必要だ

まぁだいたいは部屋干し…
昼頃には乾くので助かるが…

一か月たったのでお宮参りをした
その日は、午前中に記念写真の撮影
(これは大変だった、裸になったり、服を変えたり
 2時間もかかった)

神社での祈願
親族でお祝いの会食
赤ちゃんにとってはあちこち引っ張り廻され、
大変だっただろう

今は何ともなかったようにすやすや眠っている…




プレバト俳句~梅沢富美男ヒストリー

2023-04-07 14:22:52 | プレバト俳句


プレバト!! 400回記念 2023/4/6
特別永世名人・梅沢富美男ヒストリー
(梅沢永世名人の過去の軌跡を振り返る特別企画)

◆13/12/5
題:12月の風物詩 頬紅き少女の髪に六つの花
(第1回 挑戦句) 才能アリ1位85点
◆16/10/13
題:秋の運動会②(玉入れ)  ライン引き残してつるべ落としかな
(初掲載句) 名人3段へ1ランク昇格
◆18/8/9
題:ラジカセ 旱星ラジオは余震しらせおり
(炎帝②決勝)1位
◆18/9/27
題:郵便ポスト 廃村のポストに小鳥来て夜明け
(金秋②決勝) 1位
◆22/1/6
題:カーテンを開けた瞬間 縫い初めの楽屋朝日は母にさす
(夏井先生が絶賛した一句) 掲載決定
 (umeさんの好きな句
◆20/2/6
題:美容室 白髪の薄色に染め春立ちぬ
(横尾渉の心に残る家族俳句) 名人10段★3へ1つ後退
◆20/11/26
題:箱根の紅葉 真珠婚妻の手の染み冬紅葉
(横尾渉の心に残る家族俳句) ボツ
◆20/8/13
題:本棚 読み終へて痣の醒めゆくごと朝焼 掲載決定
◆22/5/5
題:動物図鑑 桜蘂降るハシビロコウ瞬く 掲載決定
◆16/4/21
題:チューリップと遠足 左見右見風を抱くや鬱金香
(森口瑤子の心に残る知性俳句1) 現状維持
◆17/3/16
題:江ノ電と桜 花びらも乗車するなり春隣
(森口瑤子の心に残る知性俳句2) 1ランク降格
◆17/11/30
題:初冬の代々木公園 えり足に冬の風ありLINE消す
(村上健志の心に残る恋愛句1) 名人7段へ1ランク降格
◆21/5/13
題:シューズ売り場 帰国の日アガシの白いハイヒール 
(村上健志の心に残る恋愛句2) ボツ
◆22/12/1
題:カラオケ 榾の宿主十八番の夢芝居 
(千原ジュニアの心に残る句)ボツ
◆19/1/10
題:書初(かきぞめ) 札止めの墨色の濃さ初芝居
(藤本敏史の心に残る句1)現状維持
◆20/5/28
題:100円玉 おひねりや子役の見得に夏芝居
(藤本敏史の心に残る句2) ボツ
◆18/4/12
題:桜と富士山 空のあお富士の蒼へと飛花落花 
(俳桜②) 2位
◆20/11/12
題:7時過ぎの時計 火恋し形見の竜頭巻く深夜 
(金秋④決勝)3位
◆19/4/4
題:コーヒー 鷹鳩と化すカフェオレの白き髭 
(春光③決勝)4位
◆20/6/4
題:紙袋  桐の花いつかは来ない紙袋 掲載決定
◆22/4/21
題:美容院  髭あたる泡の甘やか目借り時 掲載決定
◆23/3/23
題:レトルト 湯玉ふつふつ春の厨の砂時計 掲載決定
~~~~~~
特別永世名人梅沢富美男 締めの一句
題:シュレッダー
    剪定や鋏の音の霏々として   梅沢富美男
添削後 言葉摘むに似て剪定の鋏の音

50句の句集がようやく完成した
これには長い年月を要した、というかこれだけの年月が必要だったということだろう
俳句は、一朝一夕にはいかない
umeさんの句会は、元国語の先生が何人もいる
そいういう人達は、もともと知識があるので早く上達する
が、umeさんみたいなド素人は、一からの勉強なので進み具合が遅い

それにしても、梅沢永世名人はよくやったと思う
梅沢名人に続けとばかり、若い人たちの台頭もあり、
その、功績は大だろう

植物学の父~らんまん

2023-04-06 13:44:07 | 日記・エッセイ・コラム

何とも楽しみなドラマが始まった
4月からは、植物学の父と言われた牧野富太郎が主人公だ
既に、興味深い草花が登場する

一昨日図書館に行ったら牧野富太郎のコーナーがあった
何冊かの関連本が置いてあったので、借りて来た
半分程読み進んだが、非常に興味をそそる人生を歩んでいる


ドラマに話を戻すと
父も祖父も早くに亡くなり、母は病弱で寝たきり
その母が好きな花が「バイカオウレン」ということで、早くも草花が登場

バイカオウレン(梅花黄蓮、学名:Coptis quinquefolia)はキンポウゲ科オウレン属の多年草。
別名、ゴカヨウオウレン(五加葉黄蓮)。

山梨ではどこで見られるのか調べたところ、
北麓方面の山に自生しているらしい
貴重種なので、場所は明かさない方がいいだろう
可愛い花だ

以前同じような名前をもつ花を調べたことがある
梅花藻(バイカモ)だ


梅花藻(バイカモ)は清らかな水に生える、キンポウゲ科の植物
花の形が梅の花に似ていることから、この名が付けられた
 都留市の湧水池で見られる

牧野富太郎の人生は、草花とのかかわりの人生
絵や俳句を趣味としているumeさんは、
いまからとってもワクワクしている