蜷 川 実 花 展 -虚構と現実の間に-
想像以上に華やかで、楽しくて、見ごたえのある展示会だった
◆最初の部屋は桜~撮影OK
桜は日本の国花。人は桜に、単なる花の美しさだけでなく、
咲き誇り、儚く散る様に「いのち」や「人生」も重ねてきた
蜷川実花さんは「死ぬ間際にも桜を見たい」と言うほどの
桜好きだそうだ
◆美佳さんのライフワークは”花” 撮影OK
こんなにも美しい花があったのかと思う
時に虫が這っていたり
蝶々が飛んでいたり
◆「写真のまなざし」は、幾百人と言う男女の写真 撮影NG
今まで、男たちが中心に築いてきた肖像写真史とは一線を画しているという
独特の世界が繰り広げられている
◆美しい日々 撮影NG
父であり、偉大な演出家であった蜷川幸雄氏との最後の日々を記録したもの
蜷川氏は惜しくも 2016年 5 月にこの世を去った
倒れ、入院生活を余儀なくされた中で、ゆっくりと死に向かっていく父親を、
文章と映像で綴っている
この部屋だけが、モノトーンで構成されいるが、
眩いほどの光に満ちた世界となっている
◆最後の部屋は動画が流れている
20分間位の長さだが、様々な映像の世界が繰り広げられる
香港だと思うが、そこでのパフォーマンスに、何と竜電が出てくるのだ
何かのま違いかな…と思ったが間違いなく竜電だった
この他にも多くの部屋があるが割愛した
いつもは高齢者の多い美術館だが、この蜷川実佳展は、若者が多く来ていた
GUともコラボしているので、実佳さんグッズのTシャツやスカートを着ている人もいて、
とても華やかな雰囲気だった
この夏必見の特別展だと思う