梅さんのかわら版.umelog

笛吹川フルーツ公園の紅葉

見応えのある蜷川実花展

2021-07-30 14:07:52 | 山梨の町歩き

蜷 川 実 花 展 -虚構と現実の間に-
想像以上に華やかで、楽しくて、見ごたえのある展示会だった

◆最初の部屋は桜~撮影OK
桜は日本の国花。人は桜に、単なる花の美しさだけでなく、
咲き誇り、儚く散る様に「いのち」や「人生」も重ねてきた
蜷川実花さんは「死ぬ間際にも桜を見たい」と言うほどの
桜好きだそうだ


◆美佳さんのライフワークは”花” 撮影OK
こんなにも美しい花があったのかと思う
時に虫が這っていたり
蝶々が飛んでいたり

◆「写真のまなざし」は、幾百人と言う男女の写真 撮影NG
今まで、男たちが中心に築いてきた肖像写真史とは一線を画しているという
独特の世界が繰り広げられている

◆美しい日々 撮影NG
父であり、偉大な演出家であった蜷川幸雄氏との最後の日々を記録したもの
蜷川氏は惜しくも 2016年 5 月にこの世を去った
倒れ、入院生活を余儀なくされた中で、ゆっくりと死に向かっていく父親を、
文章と映像で綴っている
この部屋だけが、モノトーンで構成されいるが、
眩いほどの光に満ちた世界となっている


◆最後の部屋は動画が流れている
20分間位の長さだが、様々な映像の世界が繰り広げられる
香港だと思うが、そこでのパフォーマンスに、何と竜電が出てくるのだ
何かのま違いかな…と思ったが間違いなく竜電だった

この他にも多くの部屋があるが割愛した

いつもは高齢者の多い美術館だが、この蜷川実佳展は、若者が多く来ていた
GUともコラボしているので、実佳さんグッズのTシャツやスカートを着ている人もいて、
とても華やかな雰囲気だった
この夏必見の特別展だと思う


釈明か・言い訳か

2021-07-29 22:09:19 | ニュース

≪山梨県教育委員会幹部らが今月25日、
教育関係者ら計12人前後で昼食付きのゴルフをしていたことが、
県教委などへの取材で明らかになった。≫

このニュースに、これって本当に山梨県のこと?と耳を疑った
山梨県はコロナ感染症予防に対する意識が高く、
知事を始め、県民一丸となって予防に徹してきた
よもや、知事のお膝元で綻びが起きるとは…

≪「東京オリンピックが感染対策を徹底して実施されている。
対策すれば、同じスポーツのゴルフも開催していいのではと判断した」と釈明した。≫

この釈明には、起きたことよりもっと驚いた
何と、東京五輪を言い訳に使ってしまったのだ
今回の五輪は、皆いろいろな困難に立ち向かいながら臨んでいる
そして、世界中の人たちが無事に終わることを祈っている
その東京五輪と、自分たちのゴルフは一緒か?

釈明とは
自分の立場や考えを説明して、誤解や非難を解き、理解を求めること。

この釈明には、到底、理解は得られないだろう

たったひとつの「いいね」。

2021-07-28 11:25:24 | 俳句&短歌

連日、テレビでは東京2020の中継が繰り広げられ。
メダルのラッシュが伝えれている

開会式が始まるまでの、重苦しい空気が、
開始と同時に一変された
感動の連続だ!!

直前まで、いや今も五輪開催反対を唱えている蓮舫議員の、
ちぐはぐな対応に、Twitterが炎上しているようだ
「選手への応援と、五輪反対は別物」と反論しているようだが…

だが、これはちょっと違うと思うのだ
五輪開催反対の声は、選手にとってとても不安を搔き立てる
多分、その声を聞かないようにして全力でこの日のために、集中してきたに違いない

このように、選手に不安を与えておきながら、
「それとこれとは違う」ではないだろう

そうそう、今日はそのことを書くつもりではなかった
俵万智さんの個展が開かれているという新聞記事を見つけた
「この味がいいね」と君が言ったから七月六日はサラダ記念日」
という有名な短歌がある
これは、たったひとつの「いいね!」なのだ

たった一人のいいね!で救われる人もいるだろう…
そして、たったひとりの中傷で一生傷つく人もいる…


幸せの黄色いオカリナ

2021-07-25 00:26:04 | オカリナ

幸せの黄色いオカリナキャンペーン!の、オカリナが届いた
これは、あのあさイチの「オカリナを楽しく奏でよう」の中で、
博多大吉さんが持っていたバナナのようなオカリナだ

いろいろな色がある中、何故かこの幸せの黄色いオカリナが注目を浴びた
 幸せの黄色いハンカチ
 幸せの黄色いリボン
黄色は幸せのシンボルカラーだ

因みに幸せな黄色いポストもあり、町の観光名所となっている
ここから手紙を出せば、贈ったひとも贈られた人も幸せになれるそうだ


◆福岡県福岡市城南区 金山団地入口
 花みずき通りふれあい広場にあるポスト


◆熊本県葦北郡芦北町大字小田浦 肥薩おれんじ鉄道 
肥後田浦駅構内にあるポスト
駅の改札を出るとすぐ目の前に出てくる郵便ポスト。
「黄色は幸せの代名詞、人はみな幸せに憧れます。
街のシンボルとして活用し、明るい街づくり貢献することを目的とする」


◆鹿児島県指宿市山川大山602  JR西大山駅
JR日本の最南端に位置する
「愛 幸福 感謝 絆 あなたの想いを贈りましょう!!
ここからなら普段言葉に出来ないことも伝えられる
”ありがとう”の感謝の気持ちや”想い”を届けて、
あなたの大切な人との絆を結びます」

 

プレバト~炎帝戦2021

2021-07-23 14:08:32 | プレバト俳句

沖縄~ひるぎの森

炎帝戦2021 
◆題:Tシャツ

1位 挑戦者 犬山紙子 日盛りや母の二の腕は静謐
2位 永世名人 東国原英夫 Tシャツの干され西日の消防署
3位 名人10段 村上健志(フルーツポンチ) まだマシなTシャツを貸す夜の雷
4位 名人4段 千賀健永(Kis-My-Ft2) 光るシャツひるぎの森を行くカヌー
 添削 シャツ光らせ ひるぎの森を 行くカヌー
5位 名人2段 ミッツ・マングローブ 白靴の老女冷ゆ生鮮売場
6位 永世名人 梅沢富美男 若夏やTシャツという戦闘服
 添削 若夏やTシャツ一枚の闘い
7位 3級 北山宏光(Kis-My-Ft2)  花栗や肌に張り付くツアーロゴ
 添削 ツアーロゴ張り付く花栗の真昼
8位 名人6段 横尾渉(Kis-My-Ft2) 星空の渋谷白シャツCEO
9位 名人10段 藤本敏史(FUJIWARA) 夏暁のおなら逞しロンパース
 添削  おなら逞し夏暁のロンパース
10位 名人6段 千原ジュニア 白シャツは何より白く退院す
 添削 白シャツの全き白や退院す
    白シャツの白はこの白退院す

いつもと違うルールで行われた炎帝戦
応募資格のあるうちの60人が参戦するというので、
期待してみたが…

それにしては、ちょっと精彩に欠ける内容だった
何時も挑戦する東国原永世名人や藤本名人は無難に納め
梅沢永世名人がちょっと解かりづらいかな…

umeさんが注目したのは、Kis-My-Ft2の二人だ
  ◆ 花栗や肌に張り付くツアーロゴ  北山宏光

これ凄くいいと思った
花栗のある光景はこんな感じなのだ
「肌に張り付く」が利いている

  ◆ 光るシャツひるぎの森を行くカヌー 千賀健永
umeさんとすれば、これを一位に上げたいくらい、良いと思う
多分、ひるぎの森と言うのを知らない人も多いだろう

ヒルギはマングローブのことで、沖縄本島に広く分布されている。
マングローブは川の河口付近の真水と海水が混じり合う「汽水域」に生えていて、
海水の塩分濃度に耐えられる樹木がたくさん集まっている林や森をひるぎの森という。

このことを知ると、とても雄大で、気持ちがよくて、大きな句だと思う
さっそうとカヌーを漕いでいく若者の逞しさ、
そのTシャツは眩しいくらいに光っている。
今回のお題に一番ふさわしいTシャツだ

一位の静謐なんて、辞書を調べなければ分からない句は、
プレバト俳句ファンには、難しいだろう
それに、犬山紙子なんて人は全然知らないので、
何だか、突然胃の中に異物が入ってきたような感じだ
俳句って、作った人も含めての評価だと思うし…

いきなりホームランを打った?と夏井先生が評しているが、
ファンとしてもその感が否めない

umeさんは中田喜子の俳句に取り組む姿勢が大好きだ
今、NHK俳句のMCに抜擢され活躍しているが、
相変わらず素敵な笑顔を見せている












ゴマダラカミキリ虫の生態№2

2021-07-22 16:42:02 | 日記・エッセイ・コラム
先ほど、カミキリムシについて書いてから、
昨年のブログ「ゴマダラカミキリムシの生態」を見つけた
続きがあったのだ
その後五匹に増えていた
今年はまだ見つけていない

ところで、海の日、山の日と連休が続くが、外で大ぴっらには遊べない
みんな何をしているのだろうか
テレビやネットは、もう人のあら捜しに夢中で、
聞くに堪えない

元、都民ファーストの議員さんがネットニュースになっていたが、
既に、免停中のバイク運転の映像が流され、
これは、辞任に追い込まれるのも時間の問題か…

ギスギスした番組を見ていると、自分までギスギスしてくる
ただただ、虫を追っているだけのカマキリ先生はやっぱりいいなぁ


カマキリ先生~今年のターゲットはカミキリ虫

2021-07-22 10:59:30 | 日記・エッセイ・コラム

今年の『香川照之の昆虫すごいぜ!』(NHK Eテレ)が、
8月9日(9:00~9:30)に放送されるそうだ。

この番組は、カマキリ先生の香川がひたすら虫を探し回るだけの番組なのだが、
虫好きの香川の一挙手一投足が面白いのだ

今年のターゲットはカミキリ虫
このカミキリ虫については、昨年のブログに書いている
何匹も飛んできたので、kiiちゃんのために飼っていたのだ
多分、番組でもやるかと思うが、このカミキリ虫の生態は恐ろしい
木に住み着いて枯らしてしまうのだ

フォルムはとても美しい
だが、周り中が果物畑のumeさんの家では、
このカミキリ虫が逃げ出したら大変なことになる
木に住み着いて果物を枯らしたら責任問題だ
ということで、早々に飼うのを止めたという経緯がある
番組では、どんなカミキリ虫が登場するだろうか…


健康診断・二次検査

2021-07-20 14:18:31 | 日記・エッセイ・コラム

家を取り巻く夏の雲
毎日暑い日が続いている

この時期は、農家にとって一年で一番忙しい時期…
何かお誘いなどしたら、すごい勢いで怒られる
村の中は人っ子一人いない…無人の町だ
この時期を見て、家族が健康診断の二次検査を予約した
二次検査というのは、
何か疑いのある物が見つかったので、精密に検査しなさいという知らせだ

健康診断は病気の早期発見が目的なので、
見つけて貰ったらラッキーと考えなくてはいけない
長年、健康診断に携わった経験からすると、
何か見つかったら嫌だから健康診断は受けないとか…
怖いから二次検査は受けない…
という人が稀にいる

二次検査で、特に問題なしの人もいるし、
重大な疾病が見つかる場合もある
ある年、二次検査の通知を家族に見せずに破ってしまった人がいた
保健課から、再度通知がきて受診したのだが…
まぁ病気は早期治療の方が絶対にいいのだ

コロナの感染は怖いが、そうこうしているうちに違う病が忍び寄る…
なんてこともある
とにかく、二次検査に引っかかったら迷わず受けよう

金スマ・グランドチャンピオンシップ

2021-07-18 09:53:28 | ダンスの競技会

2年ぶりの金スマ・グランドチャンピオンシップは、想定外の企画だった
JDSFが全面協力したのだが、通常の競技会とは違う、
金スマとタイアップしたJDSF丸抱えの企画だった

大会の会場は、キンスマの準備したスタジオ
出場者はJDSF所属の選手4組とロペス&村主組

岸英明/村主章枝組
山本哲郎/工藤由美子組
押川慧吾/和田知世組
河野弦二郎/河野サヨ組
石田茂之/矢野美帆子組

共に、実力あるトップ選手だ
まあ、要するに引退する村主のために企画されたものと言っていい
以前より村主の半端ない頑張りは尊敬に値するが、
コロナ禍であっても、人知れずレッスンに励んでいたのだ

2年のブランクを感じさせない、いやむしろ進化した村主がそこにいた


チャチャチャ・ルンバ・ジャイブの三種目、
結果は3位と僅差で4位だった
よく頑張ったと思う

金スマファンにとって、今回は成績はどっちでもよかった
二人のダンスが見られればそれでいい
又、トップの選手のコロナ禍に負けないダンスを見られればいい
そういう観点からすると、見ごたえのある企画であった

村主は、金スマはラストダンスなるが、ダンスそのものは続けるという
又、すい星のごとく現れるのではないだろうか…
そんな気がする。今までありがとう!!

プレバト俳句~セリフをガチンコで取り合わせる勇気

2021-07-16 10:28:49 | プレバト俳句


題:夏野菜カレー
1位才能アリ 村上(マヂカルラブリー) カレーにトマト浮かぶ夏昼の鮮やかよ  
 添削 カレーにトマト浮かべて夏昼の鮮やか
2位凡人 小島瑠璃子 お昼よ!で駆ける夏の日カレーの香り
 添削 お昼よ!の声と真夏のカレーの香
3位凡人 研ナオコ 夕立にかまどに向かう母こいし
 添削 夕立の匂うかまどよ母恋し

4級で現状維持 ◆馬場典子
  成田の溽暑ただいまとカレー蕎麦
 添削 カレー蕎麦にただいま溽暑なる成田

永世名人28句目に掲載決定 ◆東国原英夫
  玉葱やこの人結局死んじゃうの

永世名人35句目に掲載決定 ◆梅沢富美男
  玉葱を刻む光の微塵まで

東国原英夫が永世名人になったことで、俄然面白くなってきた
名人二人が句集に掲載する句を競ているからだ

夏カレーではなく夏野菜カレーという題からすると、
1位のカレーにトマト浮かべて…が野菜が鮮やか!!とっても良い

さて、永世名人二人が、偶然にも玉ねぎの句となった
今回は、東国原の句について書いて見よう
 「玉葱やこの人結局死んじゃうの」
夏井先生の講評は、誰かのセリフをガチンコで取り合わせる勇気
と言っているが、説明を聞かないと理解出来ない句だ

上級になってくると、このよう句に出会うことがある
 「おおかみに螢が一つついていた」 金子兜太
金子兜太先生がご自身の句が出来上がるまでの経過を、
エッセイに書いているので、これで勉強してみよう
少し長くなるが、後半部分を全部掲載する

兜太のエッセー「おおかみに螢が一つついていた」  金子兜太 2017/5/11
秩父に両神山という、台状のいい山があるんですよ。秩父出身の詩人の金子直一という人がいたんですが、
その人が、両神山は「オオカミ山」から来ているんじゃないかと詩に書いていて、
俺はそれに感動を受けて、もとはオオカミがたくさんいたのでオオカミ山と言ったんだけど、
オオカミが全滅させられて名前だけ残ったと、そういうふうに取っていたわけです。
そこから、今の句ができた。

一匹の「おおかみ」が残っていて、孤独を託(かこ)って、夜ノコノコ歩いていると。
ふと見たら、その背中に蛍がパッパツと瞬いていたという。
孤独な「おおかみ」。孤独な秩父。

そんなふうな言葉が盛んに出てきた。それでできた句なんです。
秩父の土壌から離れて熊谷のようなところに住んで、秩父を思っているということの中には、
ある意味、俺にも、オオカミ的孤独というようなものがあるのかなと思うことが、ずいぶんあります。
今でもときどき、そう思いますね。そんなことで、あの句は非常に懐かしい。
私の郷里の皆野町に椋(むく)神社というのがありまして、町の人がそこに私の句碑を作ってくれまして、
その句が刻んで境内にあります。(前半部分省略) いま、兜太は)から 岩波書店

金子 兜太1919年9月23日-2018年2月20日死去、 俳人。埼玉県生れ。東大経済学部卒。