梅さんのかわら版.umelog

甲州市~甘草屋敷

とりとめの無い話~日常

2024-02-29 11:21:04 | 日記・エッセイ・コラム

朝、シャッターを開けた瞬間…昨日の名残

こんな風景が月曜日~金曜日まで続く
夕方だけ家に来る家族がいる
ひとしきり遊んで、お風呂に入り
バタバタと帰るのだ…
これを楽しみにしている年寄りもいる

朝、この風景を見るのは嫌じゃない、散らかっているけど
ぼつぼつと片付けながら、これがいつまで続くのだろうかと思う

今の時代は本当に混沌としている
世界では戦争があり、終息が見えない
日本では次々と災害が発生している
SNSの急激な発達による中傷やハラスメント
本当に生き難い時代だ

今の子供たちが大きくなったとき、どんな世界が待ち受けているのだろう
こんな日常が本当は一番幸せだと思う


プレバト俳句~カラオケ

2024-02-24 15:52:59 | プレバト俳句


題:カラオケ

才能アリ1位72点 HISASHI(GLAY)
   親友のしゃがれたエール忘れ雪
才能アリ2位70点 関口メンディー
   デンモクがふたりを隔てる春休み
 添削 デンモクが隔てるふたり春休み
凡人3位62点 小林幸子
   春の夜のカラオケ締めは「雪椿」
 添削 雪椿咲きカラオケの締めはさて
凡人4位60点 田中あいみ
   カラコロンマイクとお酒沁みる春
 添削 ドアベルとマイクとお酒沁みる春
才能ナシ5位3点RG(レイザーラモン)
   朧月負けたらあかんで東京に
  添削不可能

1ランク昇格 ◆武田鉄矢
   「なごり雪」君を見ないで歌い出し
 添削 なごり雪君を見ないで歌い出す
特別永世名人11句目のお見事! ◆梅沢富美男
   らうらうと僧侶の美声花まつり
~~~~~
ようやく梅沢名人の句が残った
カラオケとは少し離れるが、らうらうという表現が、カラオケを彷彿させる
いつものように定型で、意味も分かりやすい
夏井先生は、じっとこういう句を待っていて、決して急がせない…
それが、梅沢名人を成長させている

こういうことも起きるんだなと思ったのが、才能無しの5位の句
 朧月負けたらあかんで東京に RGレイザーラモン
俳句や短歌には本歌取りというのがあるので、夏井先生も最初は良い点をつけた
だが、天童よしみの歌詞の引用ということで減点
『作詞家の方に対してとてつもなく失礼。
こんなものを許していたら、表現の世界は成立しません』

この怒りに、出場者も見ているプレバトファンも溜飲を下げたことだろう
そうです、プㇾバトはバラエティ番組だけど、教育番組でもあるのです

楽器が持つ可能性

2024-02-24 15:01:57 | オカリナ


随分山の方の音楽ホールで、コンサートがあった
kiiちゃんのピアノコンサート(発表会)と同じ会場だ
音響が良いということで、人気がある

ここで開催されたのは、オカリナのQUARTET(カルテット)
カルテットを検索すると、
四重奏。四重唱。通常、弦楽四重奏(バイオリン・ビオラ、チェロ)を指す
と出てくる

その、通常は弦楽器の演奏を、オカリナで演奏するというコンサート
ソロ演奏又は大合奏とは違うオカリナの魅力がある

今回の目玉は、バスだった
女性3人と男性1人、やっぱりこれは男性でなくては…
抱えるほどの大きなバスの登場で、どんな音が出るのか興味津々
オペラ歌手の森公美子みたいに、大きな体の人は声が良い
それと同じで、バス管も大きければそれだけいい音がする

大沢先生渾身の演奏で、素晴らしいQuartetが完成した




俳句あれこれ

2024-02-22 13:53:08 | 俳句&短歌

黒田杏子 「八月」「俳句コレクション」

Y句会の3月の兼題は「遍路」と「山笑ふ」
十何年俳句をやっているが、この「遍路」初めてだ
ついに出てきたかと思っている

敢えて、作るわけもなく、一度も作ったことが無い
それに、四国遍路はしてみたいと思っているが、未だにその機会は訪れていない

遍路というと「黒田杏子氏」だ
そうそう、昨年3月に「飯田龍太を語る会」で講演し、
その翌々日、甲府市内の病院で亡くなった
突然の死だった
遍路も道半ばだっただろう…
唯、救いは飯田龍太氏の生地で亡くなったことだ

この「遍路」の俳句を作るため、図書館で二冊本を借りた
二冊とも、杏子氏が亡くなってから発刊されている

3月13日、黒田杏子氏の忌日が来る
氏を偲び、「遍路」の俳句を作ってみたい
~~~~~
「遍路」は三春に分類される春の季語
傍題は遍路宿・遍路道・遍路笠・遍路杖・四国巡・一国巡・島四国

プレバト俳句~刑事ドラマ

2024-02-18 14:45:10 | プレバト俳句

 本職に黙礼される今年も春   内藤剛志

題:刑事ドラマ

才能アリ1位71点 内藤剛志
    本職に黙礼される今年も春
 添削 本職に黙礼さるる春やまた
才能アリ2位70点 矢柴俊博
     春の雲血のり右目に染みており
 添削 撮影のどか右目に染みてくる血のり
才能アリ3位70点 紺野まひる
    春夕焼台本ト書き「ここで泣く」  
  添削 春夕焼ト書き犯人「ここで泣く
凡人4位40点 大友花恋
    初刑事手錠震わす余寒かな
 添削 余寒なり手錠をかける初シーン
才能ナシ5位38点 斎藤司(トレンディエンジェル)
    冴えかえる帰宅後妻の取り調べ
 添削 冴返る深夜の帰宅妻や待つ


名人1ランク昇格  ◆森口瑤子
     ロケバスに積む犯人の春日傘

特別永世名人なのにガッカリ… ◆梅沢富美男
    張り込みのあんぱん香る桜漬け
 添削 桜漬けほんのり張り込みのあんぱん
~~~~~
「刑事ドラマ」いつも夏井先生のお題は独特で難しい
この題があって、内藤剛志さんが呼ばれたのか、
内藤さんが最初に決まっていたのか、話題性満載のゲストだ
話を聞いていると、役者というのは、
その役でイメージが決まってしまうということが分かる
刑事役と犯人役…俳句も全くその通りなのが出てきて驚く
 刑事役・・・本職に黙礼さるる春やまた  内藤剛志
 犯人役・・・撮影のどか右目に染みてくる血のり 矢柴俊博

俳句と言うのは頭の中で作るといいものは出来ない
自分で実際に見たもの、経験したこと…こういう句は強い
その点、この二人の句はリアルで臨場感がある

今回出場者全員が俳優なので、どれをとっても視点はいいなぁと思う
ただ表現の方法が稚拙なだけだ
皆さんの句の説明も、普段では知りえない撮影現場のことがよく分かり
楽しかった

プレバト俳句~焼肉

2024-02-12 15:21:51 | プレバト俳句

スッカラの窪みは浅し春の宵 村上健志(フルーツポンチ)

題:焼肉

凡人1位57点 渡辺満里奈
    タン塩を頬張る視線春愁の吾子
 添削 タン塩を頬張る春愁の吾子よ
凡人2位55点 笠原秀幸
    ハラミ食む君の笑顔や春の恋
 添削 ハラミ食む君と春待つ恋ひとつ
凡人3位45点 市川紗椰
    目を背く燃えるパプリカ彼我の春
 添削 彼と吾と網にパプリカ焦がす春
凡人4位40点 水田信二(和牛)
    先輩をいや肉待ち侘びる二月の夜
 添削 焼肉屋の前に先輩待つ余寒
才能ナシ5位25点 棚橋弘至
    焼肉で筋肉つけて春肥大
 添削 筋肉の映える春なり肉を食う

永世名人掲載決定 ◆村上健志(フルーツポンチ)
    スッカラの窪みは浅し春の宵

特別永世名人でガッカリ ◆梅沢富美男
    春愁の一人焼肉持て余す
 添削 春愁と一人焼肉持て余す
~~~~~
食べ物を詠んだ句
 匙なめて童たのしも夏氷  山口誓子
 梨むくや甘き雫の刃を垂るる  正岡子規
 美しき緑走れり夏料理  星野立子

食べ物の句は美味しそうに詠むのが良いと言われている
焼肉大好き人間なら、それを意識するだけで、
良い句が出来るのではないかと思うのだが…

話は変わるが、umeさんの句会では、4月より主宰の先生が代わる
勿論、師系はは同じだ
但し、先生によって選が代わることは間違いない
ということで、ちょっと緊張するし、楽しみでもある

伊藤詩織さん勝訴

2024-02-11 10:32:27 | ニュース

昨日の毎日新聞の社会面
伊藤詩織さんの記事が堂々と載っていた

自民党の杉田水脈議員と伊藤詩織さんはずっと対峙していた
最近こそは性暴力に対し、被害者が声を上げるようになったが、
伊藤さんが声を上げた時は、まだまだ理解がなかった
ゆがんだ正義の正体

伊藤さんは、枕営業だというような理不尽な中傷をSNSなどで受け続けた
それに対し、杉田議員は何回も「いいね」を押し続けたのだ
伊藤さんは、この中傷に対し名誉棄損で損害賠償を求めた

一審では棄却されたが2審の今回は賠償が決定した
中傷したということが「認められた」ということだ

長い年月を要したが、この伊藤詩織の勇気が後の今の状況に繋がったと思う
本当に「世界で影響力のある100人」だと思う

この問題をづっと追い続けた毎日新聞(記者)の記者魂を感じた

大雪警報

2024-02-05 14:43:05 | 日記・エッセイ・コラム

今日2月5日の雪 午後2時頃

今日は予報で大雪警報が出ていた
朝はまだ雨模様だったので、予定されいたレッスンに出かけたが、
途中で外を見るともう深々と雪が降っている

久しぶりだなア…雪
乾燥しているので少しはいいと思うけど
大雪では困る

以前の雪のブログ
毎回雪が降るとこのブログのお出ましだ

昨日は200名も集まってのダンスパーティー
一日ずれてよかった

明日も皆が集まる行事があるが、
中止するか、現在検討中だ

署名入り記事~性暴力を追った毎日新聞

2024-02-04 16:56:15 | 日記・エッセイ・コラム

今日の毎日新聞1面と3面に載っていた記事は、世の中に啓発する内容で読みごたえがあった
最後に記者の署名入りだった
新聞にはたまに署名入りの記事が載るが、署名入りとはどんな意味があるのかというと
【その人にしか書けない、その人が書いた事に意味があるということを示しています】
とあった。

今日の記事はXにも載っていたので見た方も多いだろう
中学時代に担任教師から受けた性加害について実名で公表し、
当時の同級生、保護者、隣の教室の担任教諭などの協力を得て、
加害者の担任教諭に謝罪させたという内容だ

被害者は何年たっても傷を引きづり、そこから抜け出せない
本当に勇気のいる決断だっただろう
この記事を読み進めるうちに、隣の担任教師の協力が大きな力となったことに、
読者は救われた

どの時点からか分からないが、記者はこの事件を追っていて、
実際に足で歩いて目で見て記事を書いている

で、どう言う顛末になったかと言うと、加害者がそのことを認めて「謝罪する」
事に追い込んだ

伊藤詩織さんの性加害もこのブログで取り上げたが、
世界で影響力のある100人
こういう問題は一筋縄ではいかない
沢山の被害者がいて、世の中に出ないことが多い
声を上げられないのだから

一部マスコミや週刊誌はスキャンダル記事をのせ、世の中を炎上させているが、
新聞は凄いナと思う
こういう事件を地道に追って、記事にする
告発した被害女性はこの記者に助けられただろうと思う
味方がいると思うだけで、勇気が出ただろう

記事の署名者は 黒田阿紗子さんでした

プレバト俳句~鍋つゆ売り場

2024-02-02 11:09:43 | プレバト俳句

ちゃぶ台に干支の過ぎたる祝箸 梅沢富美男

題:鍋つゆ売り場
 才能アリ1位70点 高橋真麻
    片言の子の猫舌と鱈の鍋
 添削 片言の子の猫舌と鱈鍋と
凡人2位60点 勝俣州和
    無事願いかかあと待ってる三平汁
 添削 無事帰港願うかかあの三平汁
凡人3位55点 宮田俊哉(Kis-My-Ft2)
    牛鍋の〆のおうどん捜索隊
 添削 牛鍋の〆のうどんをさぐる箸
才能ナシ4位25点 ナダル(コロコロチキチキペッパーズ)
    鍋囲う笑顔思いて出汁選び
 添削 鍋の出汁選ぶ売り場や冬の夕
才能ナシ5位20点 加藤ローサ
    よーいドンおしくらまんじゅう鍋の夜
 添削 おしくらまんじゅうみたいに寄せ鍋を囲む

現状維持 ◆森迫永依
    商談の中華テーブル窓凍てる
 添削 窓凍つや商談中の中華卓

特別永世名人なのにガッカリ… ◆梅沢富美男
    ちゃぶ台に干支の過ぎたる祝箸
 添削 かしましや干支の過ぎたる祝箸
~~~~~
お題は鍋のつゆだが、鍋はそれだけでは季語ではなく、
三平汁というように具体的に鍋の種類を入れて使う

今回、鍋で検索すると「社会鍋」と言うのが沢山出てきた

 大胆に銀一片を社会鍋  飯田蛇笏
 十円の銭の音鳴る社会鍋  石川桂郎

このような句だが、この社会鍋とは、食べ物の鍋ではなく、
慈善団体が年末に行っていた募金活動で用いる「募金を入れるための鉄鍋」のこと
随分前のことなので、今の人たちは殆ど知らないと思うが、
こうして募金活動していた時代が確かにあった
~~~~~
 二三本葱抜いて来し牡丹鍋  廣瀬直人
 牛鍋に下仁田葱の奢りかな  瀧春一
 牛鍋に箸ふれ合ひてより親し 石黒澄江子

直人句や春一句のように、風土詠も良い
実際、我が家でも春菊を一坪菜園で作っているのでこのようにして使う
とっても新鮮な感じがして美味しそうな鍋だ
こういう句には誰も太刀打ちできないだろう

又、コロナ禍以前は、澄江子句のような場面も多くみられた
楽しそうな場面が浮んでくる
臨場感があってよい句だなと思う