梅さんのかわら版.umelog

我が家の琉球朝顔~オーシャンブルー

プロフェッショナルとは

2023-02-28 16:51:08 | 俳句&短歌
俵万智さんの「プロフェッショナル 仕事の流儀」は、とても楽しみだった
俵さんは結構Twitterなどでも呟いていて、親しみがあるし
この仕事の流儀についてもPRしていたので、期待していたのだ

俵さんは、今まで私生活を明かしてこなかった
それが、この度のこの番組で明かされると言う前宣伝だった
視聴率は4・2%だったというが、多いのか少ないのか分からない

勝手に期待してみたのだが、正直いって途中から何だかモヤモヤ
プライベート部分は全て隠しているのだ
ボーイフレンドに至っては、そこに写しているのに顔だけ出さずに撮っているのだ

以前、俳人の夏井いつき先生もこの番組に出ている
全て自分をさらけ出して、素顔の夏井いつきがそこにいた
彼女もセンセーショナルな生き方をしているのだが
開けっぴろげで、隠すところが無い
俳句作りにしても、真剣な姿が見られた

俵さんは期待外れだったナ
ある部分までは明かし、後はオブラートで包んでしまっている
皆はどう感じただろうか…


プレバト俳句~富士山

2023-02-24 14:14:37 | プレバト俳句


題:富士山
2月23日は語呂合わせで2(ふ)・2(じ)・3(さん)の日。

1位70点 山本千尋
   中華街の少女の旋子風光る
添削 技の名は旋子風光る少女
2位65点 寺田心
   山笑う白髪の父と観覧車
添削 観覧車の春よ白髪の増えた父
3位60点 きむ(インディアンス)
   風光る車掌誘なう窓の富士
添削 風光る車窓よ富士のアナウンス
4位50点 新浜レオン
   春一番富士のいただき捕まえて
添削 頂を掴まん春一番よ吹け


永世名人へ1つ前進 ◆藤本敏史(FUJIWARA)
   春の山ひつじに空の名を与へ

永世名人28句で掲載ボツ ◆村上健志(フルーツポンチ)
   富士山の胴へふらここ漕ぐ少女
添削 富士山の胴を蹴らんと漕ぐぶらんこ

永世名人49句で掲載ボツ ◆梅沢富美男
   沸点の富士に近づく暮れの春
添削 沸点の低き怒りや老いの春

この句をもって、藤本は永世名人へと昇格した
今日はこの句について書いて見よう
この句を見た時、ある俳人の句が浮んできた

 雪の峰しづかに春ののぼりゆく 飯田龍太

我が郷土が生んだ俳聖とも言われる飯田龍太の句だ
umeさんが最初に初心者俳句講座を受講した時、先ず一番に出てきたのがこの句だ
これを鑑賞せよ…ということだった
この句の内容は、麓の方から雪が溶けて、黒い山肌が山頂を指して上ってゆくイメージ
春浅し 春めく 立春…春の季語は沢山あるが、春が来たということを、
「雪の嶺に、しづかに春が登って行く」という表現はなかなか思い浮かばないだろう
これが、俳聖と言われる所以だろうか

春の山ひつじに空の名を与へ 藤本敏史

藤本敏史の句は、何時もの個性的な句ではなく、非常に格調高い句だと思う
umeさんも好きな句だ

非公式応援歌人の妄想短歌

2023-02-23 16:47:40 | 日記・エッセイ・コラム
「舞い上がれ」の朝ドラファンの俵万智さんが、
非公式応援歌人の妄想短歌としてTwitterで連日妄想短歌を発している
舞い上がれは、町工場で働く舞ちゃんが主役だが、
それと同時に貴司くんの短歌の日々も並行して綴られていて、
連日短歌が出てくるのだが

それがとても楽しみだし、勉強になる
今、見終わったドラマが、すぐに短歌になって出てくるのだから
新鮮だし、あの場面をこう詠むんだと、作り方の勉強にもなる
例えば、今日の朝ドレ受けの短歌は

 おそろいの弁当のフタ開けるとき 君と僕とは家族と思う 俵万智
 子どもらと短歌つくって笑(わろ)てます  お元気ですか八木のおっちゃん 俵万智

今日見ていた方は直ぐにどの場面が分かるだろう

因みに貴司くんの古本屋の名前は「デラシネ」
デラシネ【(フランス)déraciné】
根無し草。転じて、故郷や祖国から切り離された人。

毎日見終わったあとTwitterを見るのが楽しみになって来た

心支えた賛美歌 オカリナで今に伝える

2023-02-21 14:17:10 | 日記・エッセイ・コラム

死と隣り合わせの戦時下、心支えた賛美歌 オカリナで今に伝える

20日の毎日新聞にこんなタイトルの記事が載っていた
この女性が手にしているものはオカリナだ
又、一緒に写っているオカリナは、
umeさんがずっと以前にkちゃんに買ってあげたもので、同じものだ

ドレミファ順に並んでいるボタンを吹きながら押して、音を出す仕組みになっている
初心者向けのものだ
まだ3歳くらいだったKちゃんは音を出すのに加減が分からずに、
今では、一つぼたんが取れてしまっている

山口さん(91)は、痛ましい記憶を当時歌った曲とともに伝えたくて、
オカリナを演奏家に教えてもらっているそうだ

なぜオカリナなのかは、この記事の中には書かれていない
当時、演奏していたわけでもないようだ(多分当時は無かったと思う)
オカリナの音色が賛美歌に合っていると思ったのだろう

当時歌っていた曲は、讃美歌405番「神ともにいまして」
詞は「また会う日まで、また会う日まで」とリフレインしている
当時、神風特攻隊は、飛行機に行きの燃料だけを積んで、敵隊に突っ込んで行った
帰りはないのだ…
又会う日は永遠にこない

兵士は、この讃美歌をどんな思いで聞いていたのだろう
又、山口さん達は、どんな思いで歌っていたのだろうか

今、世界がとても危うい状況となって来た
山口さんのオカリナは、今の時代への警鐘なのだろう
~~~~~~
賛美歌 405 神ともにいまして
神ともにいまして
ゆく道をまもり
あめの御糧(みかて)もて
ちからを与えませ
また会う日まで
また会う日まで
かみのまもり
汝が身を離れざれ
~~~~~~

プレバト俳句~つまずく

2023-02-19 00:20:43 | プレバト俳句

靴脱げたランナー春塵の入賞 横尾渉(Kis-My-Ft2)  

題:つまずく

1位72点特待生に昇格 本上まなみ
   あの崖の上がわらびの萌える野と
2位71点特待生に昇格 こがけん(おいでやすこが)
   鍵失せてファミレスにいる春の月
3位70点特待生に昇格 勝村政信
  つまずいて春を見つけた排水溝
4位55点 久代萌美
  原稿に「摘出手術」春の虹
添削 「摘出手術」噛まずに言えた春の虹
添削 嚙みそうなニュース原稿春の虹
1ランク昇格 ◆森迫永依
   春風のマーチ擦り傷にマキロン
添削 擦り傷にマキロン春風のマーチ

1ランク昇格 ◆森口瑤子
   覚えなき青痣きっと春のせい

1つ前進  ◆横尾渉(Kis-My-Ft2)
   靴脱げたランナー春塵の入賞

永世名人掲載ボツ ◆梅沢富美男
   赤チンの膝の記憶や養花天
添削 赤チンとイジメの記憶養花天


今回は横尾の句について書いて見よう
この句の背景は
「こけちゃいました」
という名言で知られている谷口浩美さん(61)のことを句にしたものだ
谷口さんはマラソンランナーで、92年バルセロナ五輪男子マラソン大会に優勝を期待され出場した
だが、22キロ付近の給水所で、後続の選手に靴の踵を踏まれて、こけてしまったのだ
そのため成績はで8位に終わったのだが、
レース後彼はすがすがしい笑顔で「こけちゃいました」とこう話した

この句は、そのエピソードを知らない人にはわかりにくいかもしれない
ただ、知らなくても面白いエピソードで句としては成り立つのだろう
まさしく、つまずくの見本のような句だと思う

着目したいのは、マキロンと赤チンというのが出て来た
若者の森迫永依は、マキロンを使い、梅沢永世名人は赤チンを使った
梅沢永世名人は、自分の生きて来た時代背景を詠うという信念をを持っている
それで、その時代のこを敢えて使ったのだろう
同じ擦り傷に塗る薬でも、時代背景を感じる
赤チンは、子供の頃塗ったものだ
umeさんはそういう観点からも、
梅沢さんにはこれからもこういう句を作って欲しいと思う

今回の上位の三人とも特待生に昇格となった
三人とも、定型を保って真面目に作っている
夏井先生も、昇格してもやっていけると踏んだのだろう
今回は、つまずくという題に対して、いろいろな発想があり楽しかった



お祝いの日vol.2

2023-02-12 16:15:49 | 日記・エッセイ・コラム
今日は正式に目出度い日
嬉しいような、淋しいような
何か言われたら涙が零れそうな…


駄目押しのように再び食事会に招待された
今度は本格的イタリア料理だ
何故このレストランなのか?
実は、身内がレストランを開店したので、
せっかくなのでここで再びお祝いをしようということになった


ここは、実は隠れ家のような目立たないところにある
普通の民家を改築したので、一見してレストランとは分からない
だが料理は一流だ
以前は違う場所でやっていたらしい


お土産に、クレープを頂いて帰って来た
オーナーが小さい子供がいるらしく、店の半分が子供対応になっている
授乳室があり、トイレも子供が使いやすくなっている
多分そんなレストランをつくりたかったのだろうナ

プレバト俳句~冷蔵庫のメモ

2023-02-10 11:30:26 | プレバト俳句

  サンタへの手紙貼られたままの春  千原ジュニア

題:冷蔵庫のメモ

1位70点 伊原六花
 春立つやダンス部活の予定表

2位60点 二階堂高嗣(Kis-My-Ft2)
   初虹レッスン場に向かうメモ見る
添削 初虹やレッスン場に向かうメモ

3位37点 山﨑ケイ(相席スタート)
   バレンタイン娘らが正の字父の数
添削 愛の日の正の字父のチョコの数
添削 愛の日の戦果よ父のチョコの数

4位20点 YOU
   開運を願う初春にメモ外す
添削 「冷蔵庫のメモを外せ」と初みくじ

◆名人7段で現状維持 中田喜子
   春立つや桃色のメモ退院日
添削 桃色のメモよ春立つ退院日

◆永世名人23句目に掲載決定 千原ジュニア
   サンタへの手紙貼られたままの春

◆永世名人49句で掲載ボツ  梅沢富美男
   お三時は固めのプリン春の雪
添削 甘すぎる固めのプリン春の雪
添削 あの頃の固めのプリン春の雪

兼題は、どこの家庭に見られる風景だが
家庭環境によって異なる風景だ
これを読者に分かるように詠むのは難しい

冷蔵庫には、小さい子供のいる家では、シールなどが貼ってあるし
学校に行っている子どもがいる場合は、遠足などのメモもあるだろう

その家その家の特徴が出ているのが冷蔵庫
張られたままのメモは、はがすのを忘れたメモか
はがすことが出来ないくらいの思いがあるメモか

この、春になっても剝がせない「サンタへの手紙」はなんだか切ない
想像が膨らむ
本当に兼題に合っているし、読者は唸らせる良い句だ

スイーツマラソンin笛吹市

2023-02-05 15:56:02 | 山梨の町歩き

全国展開している「スイーツマラソン」が笛吹市にやって来た
コロナで延期されて以来初めての開催となる

山梨でスイーツと言ったら当然「シャトレーゼ」だろう
シャトレーゼと言ったら「ぼる塾」だろう
ぼる塾の三人は、テレビで見るそのまま
今一番の売れっ子なので、この大会の本気度がわかる


近津用水の流れる桜並木、その周辺を迂回するマラソンコース
シャトレーゼのスイーツを食べながら走ろう!
という、キャチコピー…走ってお腹を空かせて食べようということか
甘党にはいい企画だな

そのコースの延長線上に、みんなの広場がある
マラソンを楽しむ人と、皆の広場ではマルシェが楽しめる
我が家族は、ウォーキングのコースをこちらに代えて行ってみた
帰りはスイーツではなく、ワインを片手に…



プレバト俳句~節分

2023-02-05 10:59:36 | プレバト俳句


題:節分
◆現状維持 犬山紙子
   福豆拾い子のコップで晩酌
添削 福豆を拾い 子のコップで 晩酌


◆現状維持 立川志らく
    もうちょいと生きてみるよと豆を撒く
添削1 もうちょいと 落語に生きん 豆を撒く
添削2 もうちょいと 笑いに生きん 豆を撒く


◆永世名人掲載決定 村上健志(フルーツポンチ)
    立てかけて清しき巻き簾節替り

俳句は季語とあと1つの物があれば材料として十分。

犬山さんの句は、一句に詰め込み過ぎ
志らくさんの句は、逆にあと一単語足りない

(誤記があったため一部書き
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とても有名なumeさんも感動した、飯田蛇笏が芥川龍之介を悼んで詠んだ句がある

「たましひの たとへば秋の ほたる哉」  飯田蛇笏

これだけだとよく分からないと思うので、芥川龍之介と飯田蛇笏の関係については、
下記に記した。これを読むと更にこの句の奥深さがわかると思う。
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「夏目漱石先生の所に行った際に、赤木桁平が蛇笏の句を非常に褒めていた。
自分は、特にうまいとも思わなかった。「ホトトギス」でも高浜虚子先生が敬意を表していたが、
私の蛇笏への評価はネガティブなものだった。長い間、蛇笏のことは忘れていた。

自分が俳句を作るようになって「死病得て爪美しき火桶かな」という蛇笏の句を読んでから評価が一変した。
そこから、蛇笏のことを注意してみるようにしていた。
蛇笏の悪口なんかを聞いても、さらに蛇笏のことを頼もしいと思った。

何年か経って手紙のやり取りをするようになった。
今は、もう蛇笏ではない。飯田蛇笏君と手紙のやり取りをしている。
私の作った俳句を、先輩の蛇笏君が読んで憫笑してくれれば辛甚である。」
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