梅さんのかわら版.umelog

甲州市~甘草屋敷

"こどもの友達~ニジイロ"

2014-06-30 23:50:48 | 花子とアン

Nijiiro_4_2いよいよ「ニジイロ」 の登場です。この児童雑誌は架空のものですが、随分気合が入っていますね。見ているだけで夢が広がっていきます。
そして、この雑誌の目玉として登場するのが宇田川の児童小説。

宇田川はこれを書く条件として花子に話のネタを要求していましたよね。思わず告白したのが自身の逢い引き話。
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「なぜ、あんな告白をしてしまったのだろう。女の口から、「あなたを好きです」と言ってしまったのだ。どしゃ降りの雨の中、男はハル子を追ってきた。ハル子の胸は、春の嵐のように、轟轟と高鳴っていた。男は傘を差し出し、ハル子を抱き締めた。だが、あくる日、男はハル子に信じられない言葉を言い放った。「ゆうべの事は、忘れてください」。
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ちゃっかり、「文芸東洋」に連載している恋愛小説「逢い引き」にネタを頂戴していました。

そしてニジイロのために書かれたのは「銀河の乙女」、星の世界のお話しでしょうかね。宇宙への想像を書きたてられるような内容です。
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スピカスピカ、おお私の美しい星よ。
ルカは囁きました。
二度とこの地球へ帰って来られなくてもいいの。
そのとき、
銀河の女王が見えない翼をルカにさっと授けました。
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  Udagawa_3 宇田川先生を演じる山田真歩さんは、イラストレーターです。
演技がいまいちぎこちないのはそのせいだったんですね。
安心してみていられないような。
でもはあの当時のレトロな雰囲気はもっていますよ。
分かってみると応援したくなります。
因みに、山田真歩さんの書くイラストはこんな感じです。


”七夕飾り~ミニ句会”

2014-06-30 03:30:35 | 俳句&短歌

Img_78865月から始まった、井上康明氏による俳句の全講座が終了しました。
全回、ミニ句会という形式で進められたのですが、今回参加してよかったと思ったのは、自分の作った句すべてに先生の講評がついて返却されたことです。
これは勉強になりました。

最後の講座はの題は「七夕」。もうすぐ七夕ですね。どこに行っても七夕飾りが目につきますが、主催したこの図書館にも子供たちの短冊がいっぱい吊るされています。講座の最後の句は、ここへ吊るされることになりました。それで、子供たちや不特定多数の来館者が見るということを考えて、umeさんは誰もが分かりやすくて明るい句を作りました。

 ”七夕や空かけて飛べ未来へと”   ume

「どうぞ子供たちの願いを叶えて下さい、そして子供たちよ大きく未来に羽ばたけ」という意味を込めてつくりましたが、この句は誰も取りませんでした。”下駄をならして”、”下駄音高し”というような句が高得点を取っているのですが、七夕と下駄?下駄をはいたことのない子供たちにはこの句のイメージは湧かないでしょう。俳句愛好者だけが分かるような自己満足の句を飾っても??
俳句にTPOはあるのでしょうかね。ちょっと考えさせられました。


”オカリナの音色”

2014-06-28 19:35:38 | オカリナ

2014_2_2 今日は同じ時間帯に二つの予定が入ってしまい、迷った末にこちらに行って来ました。
実は、この舞台に 弓場門下生として、我がオカリナサークルも立つ筈でした。まぁ会員が多ければいろいろあるもので、今年は不参加でしたが、仲間の皆さんの演奏を聞いてきました。
第一部は愛好家の演奏。皆さん一年たって、見違えるように上手になっていて驚きました。

第二部は世界的オカリナ奏者大沢聡氏のコンサート。ついこの間、カーネギーホールで演奏してきた大沢氏は、一段と箔がつき、素晴らしかったです。オカリナは、それだけでも成り立ちますが、他の楽器との組み合わせにより、より高度なものとなります。
ピアノとチェロとオカリナ、素晴らしいセッションでした。


"甲州弁の力・魅力第2弾”

2014-06-27 02:06:10 | 花子とアン

Photo今日はあのおなじみの五緒川津平太氏の講演会に行って来ました。花子とアンでは、甲州弁の指導は奥山という人がしていますが、甲州弁といったら、この人を置いて他はないでしょう。3年ほど前にも話を聞いたことがありますが、一段と磨きがかかっていました。いろいろ研究しているのでしょう。

やっぱり花子とアンの関係で、NHK甲府放送局に呼ばれて、職員に甲州弁の話をして来たそうです。

「花子とアン」は、放送開始の4月から見ていて、甲州弁もしっかりチェックしているそうです。
”てっ””こぴっと”は使いすぎ
”おら”がよく出てくるがこれは使わない
”ずら”の使い方は八割方OKだが、取ってつけたようないい方が気になる
脚本家の中園ミホさんの話として
”ちょ”という言葉はドラマの中では使わないそうです。
いっちょし→行くな(否定)
いっちゃー→行く(肯定)
使い方が複雑で、分かりずらいということですね。
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方言ランキングでは、山梨は一番かわいくない一位だそうですよ。荒っぽいということでしょうかね。しかし、そんな中にあっても、五緒川さんは、いろいろと魅力を発見して熱く語っています。こういった人がいないと、甲州弁は消えてなくなってしまうでしょう。関西弁や京都ことばのようにその土地の顔として堂々と使って行くことが生き残ることでしょうね。
90分間ずっと笑わせていただきましたが、特に圧巻だったのが甲州弁「シンデレラ物語」。”これはふんとうに笑っちゃたさ””でし、きいてくりょうし”


”甲州弁の力・魅力”

2014-06-25 18:36:48 | 花子とアン

Photo多分、今、甲州弁が脚光を浴びているからこの講座が開かれたのかもしれませんね。講師は北杜市にあるあの言語学者の金田一春彦記念図書館の金田一真澄館長。
随分大勢の受講者に驚いたようで「みんなテレビでおなじみの弟が来ると思ったんじゃないですか」と冗談をいうような、やっぱり面白い人でした。

今、地方がいろいろと特色を出して売り込みを図っています。ゆるきゃもそうですし、B1グランプリなんかもそうですね。山梨県では、中田英寿氏が山梨県の戦略ブランドプロデューサーに就任し、山梨県の魅力を発信していくために、様々な企画を展開しています。

_2方言もその一つではないでしょうか。金田一氏は、車内販売員が方言を使うと売り上げが倍増したというように、方言の持つ力、魅力を語っています。
花子とアンでは、毎日この方言が、広告料を払うことなく日本中にPRされているわけです。テレビの持つ力は凄いですよ。

きょうの花子とアンは、あの謎の紳士の正体が明かされましたね。なんと村岡印刷の社長で英治の父親でしたね。てっ、驚いた。
てっって使うだけで、かよと分かってしまう位なじんできた甲州弁。これを使わない手はねえずら。


”道ならぬ恋”

2014-06-24 20:07:00 | 花子とアン

Photo_4 その当時は不平等な時代であり、男女の中においても姦通罪などという男性には誠に都合のよいものが存在し、それは1907年から1947年まで続きました。

女性はお見合いで結婚するのが一般的で、修和女学校でも在学中からお見合いを次から次にしていきましたね。
女性にとって自由な恋愛はなかったのです。そんな時代において、花子と蓮子に何やら道ならぬ恋の匂いがしてきました。

 政略結婚で自分の一生を翻弄されている蓮子は、きっとあの青年の熱い思いに引きずり込まれていくでしょう。そして花子は…
世間が止めれば止めるほど燃え上がる恋。
この恋愛はどうなっていくずら。こぴっと見ていくじゃん。

 


”赤い鳥とシロイハト”

2014-06-23 23:41:25 | 花子とアン

Nijiiro_2_3  Photo_2

花子が務めている聡文堂が社運をかけて創刊する新雑誌と、目標とする雑誌「赤い鳥」の表紙。この時代は右から読ませていますね。

「赤い鳥」は1918年創刊で、童話と童謡を掲載した児童雑誌でした。当時、政府が主導する唱歌や説話が程度の低いものであると考えていた創刊者・鈴木三重吉は、もっと子供の純性を育むような物語や歌を世に広めるべきとの使命から、「赤い鳥」を創刊しました。

創刊号には芥川龍之介、有島武郎、泉鏡花、徳田秋声、高浜虚子などそうそうたる文学者達が賛同の声を寄せており、これら一流作家によって日本の児童文学のレベルが底上げされたと言われています。
それに対抗して出版される新雑誌「シロイハト」は、fictionです。赤だから白ですか…何とも分かりやすい…。
この雑誌名は花子の提案で「にじいろ」となりますが、あれっ?て思った方もいると思いますが、これはドラマの最初に毎回流れるテーマ曲”絢香”作詞作曲「にじいろ」とおなじなんですね。ここでも絡み合っています。
さて、この雑誌の目玉となるのは、あの宇田川の作品か、はたまた花子が翻訳する「The Prince and The Pauper」王子と乞食か…
目が離せんじゃんね。花子の恋も気になるずら。(変な甲州弁使うと五緒川 津平太さんからクレームが来るかも)

 


”逢い引き~花子とアン”

2014-06-21 16:26:47 | 花子とアン

Photo 今週の「花子とアン」は、「逢い引き」がテーマでしたね。誰が見ても鼻持ちならない、ちょっと勘違いしている宇田川という女流作家に逢い引きという小説を書かせることにより、なんだかとても怪しい雰囲気へと持って行きます。

「逢い引き」なんて言葉を簡単に使っていますが、あの当時は相当な覚悟が必要だったのではないでしょうか。ドラマの中では、簡単なデートのように言っていますが…
本来「逢い引き」とは、男女が人目を避けて会うこと、密会という意味です。そこには不倫の匂いがするわけです。花子と蓮子の感激的な再開の場面になぜ「逢い引き」という演出をしたのでしょうか。

ただ単に面白くする…わけではありません。これにはやっぱり伏線があります。蓮子に執拗に絡んできた芥川龍之介張りのチンピラ学生、そして何か複雑なものを抱えているような村岡英治。
奇しくも、二人の再開の場に現れたこの二人は…?
これは花子と蓮子、二人にそれぞれ用意された道への導入部でした。そして、これはやっぱり「逢い引き」へとつながっていくのです。
うぅ~ん、何ともよく考えられたシナリオだ。複雑にいろいろ絡み合っている。

ごきげんようさようなら…なんて言っていられない、はぁくみたいじゃんね。どうなるづらか?


”脳を活性化する絵№2”

2014-06-19 23:57:01 | 市民講座

2臨床美術っていったいどういうもの?
改めて調べてみると

”独自のアートプログラムに沿って創作活動を行うことにより脳が活性化し、認知症の症状が改善されることを目的として開発された。” とある。

へぇそうだったのか…そういえばいろいろ工夫された授業だ。

今日は紫陽花を描く授業だったが、ただ単に見て描くという単純なものではなかった。絵の具を垂らして吹くとか、くちゃくちゃに丸めた紙を押し当てるとか…なんだか楽しい。そこからイマジネーションを膨らませて紫陽花の形にしていくのだ。これなら誰でもできる。それに葉は、実際のものを張り付けている。最後は板と粘土の蝸牛を張り付けた。描く作業なしで作品は出来上がるようになっている。

Photoこの作業が五感を刺激し、脳の活性化につながるということだろう。
最後に全員の作品が並べられたが、まだ左脳が邪魔しているようだ。この授業は如何に右脳を使うかがキーワードかも知れない。