吉野源三郎原作の『君たちはどう生きるか』を読み終わった。
この本は、100万部突破のベストセラーとなっているが、
実は昭和12年の本だ。
本の好きな人なら既に読んでいると思うが、漫画本にもなっている。
何でこの本がベストセラーになっているのか…
コぺル君という中学生が主人公だが、この多感な時代、誰もが、悩み、
苦しみもがき、、答えを見つけだせず長いトンネルに入ってしまった時、
後見人の叔父さんがこれに応えてくれている。
さりげなくコペル君を見守っている叔父さんがいいのだ。
第6章の「雪の日の出来事」は、今の年になっても胸が痛くなる青春の日
の一コマだ。自分の過ちに深く傷つき死んでしまおうと思うくらい悩む。
しかし、終始一貫してコペル君を見守って来たおじさんがこの場においても、
しっかり道筋をつけてくれているのだ。
私たちはどう生きたらいいのか…
まあ、とにかく読み始めたら最後まで止まらない。
大人でも一度は読んでみたい本だ。