冬の暮子役がくれるガム硬し 千原ジュニア
題:撮影の休憩
1位才能アリ70点 野村麻純
缶コーヒー壺装束の日向ぼこ
2位凡人50点 松下由樹
足袋重ね自製みそ汁暖を取る
添削 ジャーにみそ汁 足袋重ね履く ロケ現場
3位 凡人47点 西村真二
敵役と輪になりすする粕汁や
添削 敵役と輪になり晴れ待ちの粕汁
4位 才能ナシ37点 純名里沙
チャルメラの湯気立つ夜空降る笑顔
添削 ラーメンの振舞い極寒のロケ地
5位 才能ナシ30点 石井正則
江戸を出て髷でコーヒー時雨傘
添削 髷のまま珈琲飲みに出て時雨
2級へ1ランク昇格 ◆的場浩司
冴ゆる夜や野の石拾う老殺陣師
永世名人40句目に掲載決定 ◆千原ジュニア
冬の暮子役がくれるガム硬し
とにかく難しいお題である
出演者は全員芸能人だから、よく知っている現場ではあるが、
それを俳句に詠み,しかも季語をそれに入れるのは難しい
夏井先生とすれば、題に忠実にと句意にあった季語を使うが第一だ
そして、本人の句を大事にして、作った句意とは違う添削をしない
それをしてしまうと、本人の句ではなくなってしまうからだ
だから、いつも思うのだが句切れになったり、7.7.5など破調になる
決して調べの良い句にはならない
夏井先生は、添削に非常に苦労していると思う
umeさんの所属する句会の先生は添削をしない
どこが良かったか、どこがダメだったかはアドバイスをする
「じゃどうすればいいですか?」と言う人がいる
「自分で考えろよ!」だ。
夏井先生はかなり丁寧に駄目な点について説明してくれる
最近はそれが、凄く腑に落ちる
結果を見るだけでなく、直接アドバイスを聞くのが良いと思う。