梅さんのかわら版.umelog

甲州市~甘草屋敷

頼もしい助っ人

2022-07-28 15:12:01 | 日記・エッセイ・コラム

アプローチ、塀、柵、垣根…
何年も経過すると劣化するし、庭などは草が勢いよく生い茂る
手を焼いていたのだが…

最近頼もしい助っ人が登場
この日は、玄関に通じる飛び石部分が低くて水浸しになるのを見かねて、
アプローチを装飾性に配慮して修繕してくれた
この後、入り口に続く飛び石全部も視野に入れている

何と、頼もしい助っ人か
昨日は、柵が朽ちてしまっているのを換える作業を半日がかりでしてくれた
折角有給休暇をとったのに、我が家の庭づくりだ…
有難い

人生ってわからないものだ
何もできない我が家族、なんでも業者任せだった
こんな日が来るとは…人生って捨てたもんじゃないナ


プレバト俳句~2022炎帝戦

2022-07-24 15:17:03 | プレバト俳句

  産声送信ドバイは大夕焼  中田喜子

炎帝戦  参加資格231名/58名エントリー/10位
題:メール

1位 名人6段  中田喜子  産声送信ドバイは大夕焼
2位 5級 犬山紙子  恋を終わらせ平日の海月見る
3位 名人初段  森口瑤子  メールぴこんぴこんシャワー中だってば
4位 永世名人  東国原英夫  羽蟻わく今宵ロマンス詐欺メール
5位 名人10段  藤本敏史(FUJIWARA)  アルパカを返す手配り雲の峰
6位 挑戦者 安藤和津  白雨受くネットショップの段ボール
7位 名人6段 千賀健永(Kis-My-Ft2) 緋ダリアや「メール不達」のメール来る
  添削 ダリアは緋「メール不達」の メール来る
8位 挑戦者 久代萌美  社食から花火原稿音読す
  添削 原稿を下読み社食から花火
9位 永世名人  梅沢富美男  月見草文箱の底に出さぬ文
10位 挑戦者 勝村政信  夏の雲逝くな逝くなと文字叩く
  添削 夏雲や逝くな逝くなと文字叩く

11位から15位
11位 かたせ梨乃  夕涼の竹富未読メール百
12位 横尾渉(Kis-My-Ft2)  晩涼のRe:Re:Re:セットリストの見せ場
13位 千原ジュニア  故人との弾みしメール夜の秋
14位 ミッツ・マングローブ   真夏来てサブスクのtrf
15位 村上健志(フルーツポンチ)  風鈴鳴る千の躊躇を弔って

2022年の炎帝戦はこのような結果となった
昨年の2021炎帝戦はこんな感じ
お題のTシャツで、良い句が出て満足だった
その時に、例の犬山紙子氏が突如現れ、一位を奪ったのだった
浮き沈みがあったものの、挑戦権を得て今年も出場権を獲得し

第2位の成績だった

今年の句は、「恋を終わらせ平日の海月見る」 犬山紙子 
随分と上達した、そしてさすが小説家らしい物語性のある句だ
なんかいいなぁと思う

中田喜子が悲願の一位となった
おめでとうと言いたい
だが、この句は実際に経験した句か、想像の句かで評価が違う
苦節5年の快挙だが、他の句に比べ臨場感が無いように思う
俳句は自分の事を詠む
これは友人の事を詠んでいるので、それだけ共感や臨場感が無いのだ

その点、森口瑤子の 「メールぴこんぴこんシャワー中だってば」
これ、ほんと採りたての野菜みたいに新鮮だ
新境地と言う所だろう、見習うべきところがある
梅沢名人はちょっと残念だったな、句が古すぎる

永世名人、名人、持ち級、挑戦者と様々な級の人が入交り、
無記名で先生の選を受ける、これが俳句の醍醐味だ
我々の句会でも先生と同じ土俵で選を受ける
喜んだり、がっかりしたり…
そうして、皆上達していくのだ


人々の心打つ音色~オカリナ

2022-07-17 16:36:00 | オカリナ

オカリナの優しく強き音に浸る支援コンサート開ける平和  塩崎慶子

今日は日曜日、朝日俳壇・歌壇の載る日
今日は午後になって慌てて、コンビニに買いに行って来た
このコンビニにはいつも買う時には、一紙しか残っていなくて、
心配したがセーフ…一紙残っていた

佐佐木幸綱選にこんな短歌を見つけた
 オカリナの優しく強き音に浸る支援コンサート開ける平和  塩崎慶子
なんだかとても嬉しくなってここに掲載させてもらった

作者は東京都在住のようなので、おそらく東京近郊でのコンサートではなかっただろうか
オカリナの音色と平和!
どんな曲目が演奏されたか、想像に難くない
オカリナ奏者の平和にかける想いが、この歌からひしひとと伝わってくる
そんな短歌だ…

umeさんは、今、ある曲をオカリナの先生に指導してもらっている
それは、我がパートナーが10年ぶりにアニバーサリーダンスパティーで踊る曲だ
だけどオカリナで伴奏するわけではない
ワルツからタンゴへ、そしてワルツで終わるという難しいメドレーなのだ

この練習した曲で、いつかコラボしてみたいなアとこの短歌をみて思っている

プレバト俳句~アイス売り場

2022-07-16 14:53:56 | プレバト俳句

  青い氷菓を海に翳す放課後  千賀健永(Kis-My-Ft2)

題:アイス売り場
1位 IKKO 
    髪結待つ客へ氷菓を出す母よ
 添削 氷菓出す母よ髪結待つ客へ
2位 伊集院光 
    在りし夏選ばなかったフレイバー
 添削 あの夏の選ばなかったフレイバー
3位 酒井藍 
    稽古後のピノは星形星涼し
 添削 星形のピノ稽古後の星涼し
4位 高城れに(ももいろクローバーZ)
   風呂上がり火照るばあばとアイスの実
 添削 風呂上がりばあばと私とアイスの実

名人1ランク昇格 ◆皆藤愛子
    座席五度倒しアイスの蓋剥がす

名人1ランク昇格 ◆千賀健永(Kis-My-Ft2)
    青い氷菓を海に翳す放課後

永世名人掲載ボツ ◆村上健志(フルーツポンチ)
    ディッシャーを持って無敵な素足の子
 添削 ディッシャーを手に無敵なる日焼の子

コロナ感染症が再び蔓延して来た
山梨は連日最高記録となっている
安倍元総理の衝撃的な事件と、そして元統一教会とのかかわり
俳句も作る環境が必要だ、こんな暗い中では作れない

水曜と金曜日に句会があった
どうも頭が俳句脳にならなくて無駄に時間が過ぎる
前回、前々回は快進撃を続けていたのだが…

IKKOさんの
 氷菓出す母よ髪結待つ客へ
はいいネ
髪結(かみゆい)という古い言い方と氷菓があっている
昔、自転車でアイスキャンデーを売り歩くキャンデー屋さんがいた
チリリーンと何か鳴らしてきたように思う
母親にねだって買ってもらった記憶がよみがえった

今回は、この句だけが心に残った

手書ということ

2022-07-10 14:09:19 | 日記・エッセイ・コラム

日曜日に愛読している海原純子さんの新・心のサプリ
今日は「手書きの原稿」だった

手書きという文化から遠ざかって何年たつだろう
仕事を始めた時は「和文タイプライター」を使っていた
カーボン紙と薄紙を重ねて一文字一文字づつ拾って打つのだ
字の羅列を覚え、又力を入れると紙を打ち抜くので手加減をし…
如何に早く打つか…なんて競ったものだ

その次はワープロだ
タイプライターより力を入れずに打てるので、これは画期的と思った
だが、だが、パソコンが導入された時は衝撃が走った
一太郎かWordか?
などと未だどちらがいいのかも分からない未知の世界

導入してこれ程便利なものはないと感動した
間違ってもすぐに直せる、消えても復活できる
保存が出来る、コピー&ペースト…
今では、考えられないほどの技術の向上だ

そうそう、手書きについてだった
海原さんは、パソコンを使うことによって手書きが減り、
それによって字を忘れてしまった
ということを言っている
umeさんもそのことを感じている
子供たちは一生懸命字を習っているが、
その字が大人になるとあまり使われなくなるという現象は寂しい

umeさんは、幸いにも俳句をやっている
この俳句は字が命、季語もそうだが字も命なのだ
一つもことを言うのにも言い方がいろいろある
17音に収めるには短い言葉に置き換えて使う
辞書を見て、書いたり消したり…
辛うじて手書きの世界を味わっている

ついでに、見た目も大事だ
   一月の川一月の谷の中 飯田龍太
俳句界で有名な句がある
俳句は縦に書くが、この句を縦に書いて読んでみると
左右対称になるというのだ
漢字って奥が深いナ


七夕への願い事

2022-07-09 22:22:49 | 日記・エッセイ・コラム

今年も雨が降ってしまった七夕
飾りがぐちゃぐちゃだ

昨年の七夕はこんな感じ、まったく同じようだナ

今年は願い事を吊るす人が一人増えた
七夕の願いもお正月の祈願も本当に届くのだろうかと少しは思っている
でも、願い続けることが大事なのだ

kiiちゃんは「ヴァイオリンを弾く人になりたい」と書いた
どうしてと聞くと,ちさ子さんはヴァイオリンが上手でしょと言う
テレビの影響ってすごいナ
お母さんこれは大変だ…

雲の峰

2022-07-06 15:13:23 | 日記・エッセイ・コラム

雲の峰崩れて〇〇〇〇〇〇〇かな ume

雲の峰とは入道雲のことで、俳句では季語となっている
ある日の甲府バイパスに出現した雲の峰
何に見えるかナ

思わず信号待ちの時にパチリと撮った
昨日、句会があった
それで、この情景を句にしたところ、
高得点で、特選となった
主宰の言うには、「思い切った表現がいい」ということだ

最近、笛吹市では桃の盗難が相次いでいる
句会の会員は全員が近隣の住民なので、身近な問題だ
桃への愛情や、時間との戦いで収穫している…
というような句が多く出た
本当に、臨場感満載の句だ

これこそプレバトには無いローカル色いっぱいの句会だろう
どこでも、だれでも作れる句はちょっと新鮮味がない
此処に住んでいるからこそ
農家だからこそ
詠める句がある
umeさんは、そんな句が大好きで、
それを選んだ…

理事長始動

2022-07-02 00:26:18 | 林真理子

遂に、ただの有名な卒業生が日大の理事長に就任した

本当に長い間、この大学はどうなっているんだろうと世間を騒がせてきた
その大学をどうにかしようとして立ち上がったのが林真理子氏
今日の就任会見を見ていて感じたのは、やっぱりいつもこの人は穏やかだナということ
マリコとオペラの時に感じたのと同じだ

だが、やることはやるのだ
本人は面白そうなことができるとわくわくしていると言っている
そのワクワクとはいったい何なんだろう…

カテゴリーに林真理子を追加したので、
今後は真理子さんを追って行こう…

プレバト俳句~名人の進化

2022-07-01 11:04:08 | プレバト俳句

雲の峰ぱんっと乾いたピザの薪  藤本敏史

題:キッチンカー
1位特待生昇格句 犬山紙子 
   喪服着てメロンソーダの列に居る
2位 二階堂高嗣(Kis-My-Ft2)
   梅雨曇早朝ロケのカップ麺
添削 梅雨冷や早朝ロケのカップ麺
3位70点 小手伸也  
   梅雨寒しロケの暇に鯛の汁
添削 梅雨寒しロケの暇の鯛の汁
4位 小宮浩信(三四郎) 
   焼きそばを啜る孤独な祭り笛
添削 焼きそばを啜る祭りの夜を一人

現状維持 ◆篠田麻里子(元AKB48)
   万緑や多様性なる人の色
添削 万緑や百の国旗の色いくつ

名人10段 2つ前進 ◆藤本敏史(FUJIWARA)
   雲の峰ぱんっと乾いたピザの薪

永世名人46句目に掲載決定 ★梅沢富美男
   祭果て開くや風の通り道

今回は藤本の句が秀逸
「ぱんっと」の擬音が目を覚ます
これは「ぱんと」では駄目で小さいっが入っていることによる効果がある

藤本は良い感性を持っているが、それを常に発揮できない
降って湧いたように出来る時と、ふつ~うの時と…
今回は気負いもなく、難しい言葉を使うでもなく
普通のことを普通に詠んでいる、着眼点が良かったと思う

梅沢名人の「開く」と言う表現は、やっぱり梅沢さんにしか浮かばないだろう
良く、宴会などで「いったんここでお開きにします」って終りにする
そのお開きをここにもってきた
祭りと呼応して、懐かしい風景が思う浮ぶ
いい句だと思う

篠田真理子の原句「万緑や多様性なる人の色」
これって、夏井先生がさりげなく添削したが、ちょっと問題のある句だ
皆はこれをどう解釈しただろうか…