梅さんのかわら版.umelog

我が家の琉球朝顔~オーシャンブルー

”桜吹雪~花かげホール”

2016-03-31 17:39:29 | 山梨の町歩き
  
今週末…というか、もう明後日に迫ってしまったが、
2日に弓場さつき門下生によるオカリナの発表会がある。
今年の会場は、この山梨市にある「花かげホール」。
館内にこのホールの名称となった童謡の「花かげ」の歌詞が掲げてある。
この町出身の大村主計が作詞したものだ。

末っ子だった主計には姉はるえがいた。
少年の頃、姉は桜吹雪の下を人力車にゆられて隣村の塩山に嫁いでいった。
涙ながらに姉の花嫁姿を見送った切ない思い出を、主計が二十歳の時に
一夜で書き上げたのが、この童謡『花かげ』である。
歌詞にでてくる桜吹雪」は、主計の菩提寺である山梨県塩山の禅寺・
向嶽寺の桜だという。因みに、向嶽寺にも花かげの碑がある。


今、ホールの回りにある桜は3部咲きで、発表会の日には桜吹雪とまではいかないが、
この歌を偲んでみるのもいいかもしれない…

  十五夜お月様 一人ぼち
  桜吹雪の 花かげに
  花嫁姿の お姉さま
  俥にゆられて 行きました

”スコニティ講座~オカリナ教室”

2016-03-28 15:43:31 | オカリナ

御坂山系の扇状地に位置する笛吹市 …
まだまだ朝晩は寒いとはいえ、少しづつ桃の花も綻びてきた。
こんな桃畑に周りを囲まれた地域の公民館で、スコニティ講座「オカリナ教室」を開催した。

スコニティとはスコレーとコミュニティの造語らしい。
スコレーは、古代ギリシャ語に起源を持ち、市民が自主的に市政に参加し学芸を楽しむという意味をもっていて、
今回のこの講座も、その一環である。
自分が今まで培ってきたものを地域に還元するという意味で、
この講座の開催を引き受けることにした。
開催するにあたっては、指導を仰いでいる弓場さんの温かい応援を頂く事が出来た。

桃の摘蕾、授粉と忙しくなるギリギリの、2月に2回、3月に3回の全5回の講座とした。


オカリナ持参の方も、ない方も含め予定の人数の申し込みがあった。
5回講座のうち、どれだけオカリナに興味を持ってもらえるか…
そして、何曲吹けるようになるだろうか… 期待と不安のスタートである。


元、やまなし交響楽団の団長さん。
早速、見学に訪れたので体験してもらった。
昔は大きな楽器を演奏していたそうだが、久しぶりの楽器にイキイキとしていた。
これがコミニュティということだろう…地元だからこそ気軽に来られる。


最初はオカリナ持ち方、吹き方から入り、そしてドレミファソの歌、
「蛙の歌」や「きらきら星」という簡単なものを覚えて、オカリナに慣れてもらう。
最終的にはドレミファソラシドの指の使い方までおぼえ、「春の小川」や「ちょうちょう」などに挑戦。
そして今日は、区民30名を前に発表会!!
温かい手拍子が続く…
こうして、26日に全5回の講座が無事に終了した。
地区の皆さんご協力有難うございました。

"知事杯争奪ダンス競技会~山梨”

2016-03-14 19:42:34 | ダンスの競技会

13日、ダンス競技会が無事終了した。
今大会は、知事杯争奪戦である。
この、最高の賞をもらえるのは、大会の最上級種目のラテンとスタンダードで
優勝した二組である。
今年は、ラテンが山梨県の選手でスタンダードが静岡県の選手だった。

山梨県では初めての「ソロ競技」。
このソロ競技に神奈川県から妖精のように美しい女の子が参戦してきた。
馬谷真利亜ちゃんだ。
小学校5年だが、既に本部の強化選手にも指定されていて、
とてもレベルの高い選手だ。
真利亜ちゃんは、ラテン種目のサンバでは準優勝だったが、
スタンダード種目のワルツでは優勝した。
中学生の選手を抑えての断トツの優勝。
ジュニアながら、優雅さを兼ね備えていて、とても美しい踊りだ。
そのうち、ソロではなく、カップルでの踊りが見られるのではないかと思う。
今回の競技結果はこちらで見られる。


「街かどトピックス甲府」NNSが今回も取材に来てくれた。
放映日と放映時間は以下の通りである。

2016年3月21日(月)~3月27日(日)
『月・金』8:00/19:00
『火・土』9:00/20:00
『水・日』 正午/21:00
『木』  13:00/22:00



”理科室の蛙”

2016-03-07 19:03:53 | 俳句&短歌

この梅の花は10日程前、不老園に吟行に行った時に撮ったもの。
今はもっと満開になっているはずだ。
吟行に行くと言うと、みんな銀行と勘違いするが、外へ俳句を作りに行くことを吟行という。
俳句をつくる旅行だ。
今回で3回目、20名程が参加した。この日は風があり、肌寒く途中の休憩所では火で暖を取っていた。

同じ場所で同じ空気を吸い、同じもの見て、感じて、匂いを嗅いで、音を聞く…
吟行とは、今この場所で、この時間を切り取って、ここだからこそ作れる句をつくること。
要するに、釣りに行って釣った魚をその場で料理して食べて味わうこと。
新鮮さが命…かな?
理屈では分かっているのだが…

そのことをS先生に教えられた。
そういえば、眼下に中央線が走っていて、電車が走っていた。
音だ…梅の匂い×電車の音=嗅覚×聴覚。
閃いていたのに、umeさんには作れなかった句を先生は作っている。
人の句なのでここには掲載できないが、今を一瞬で切り取った句だ。

もう一つS先生の句、これはumeさんも選んでいる。
吟行の次の日は飯田龍太氏の逝去した日。この日は龍太忌と言って季語になっている。
この句は、「明日は龍太忌」という上七で始まる。
真っ先に○をした。子供が小さいころ、近所の神宮のお祭りをとても楽しみにしていた。
指折り数えてその日を待っていた、その日が明日なのだ。
その日がとても大事な日だと分かる。誰とは知らずに選んだが、S先生と知って納得した。
先生は、毎年龍太忌に墓参りをしているそうだ。

”理科室の蛙”
これって、NHk俳句を見ていた人には分かるだろうが、池田澄子先生の3月の題は「蛙」だ。
「理科室の水槽にいる蛙かな」という入選句がある。
今は、理科室でしか蛙は見られようで、こういった句がいくつもあったという話をしていた。
この話を聞いたとき、蛙ばかりでなく都会では自然がないので、花鳥諷月の句は詠めないのかな思った。
自然の中でイキイキと生きている蛙がいい。
そういう点では、蛇笏、龍太の愛した山梨は恵まれている。
毎日が吟行のようなものだ・・・


”ダンス競技会迄あと僅か”

2016-03-01 18:14:29 | ダンスの競技会

知事杯争奪≪第31回山梨県ダンススポーツ大会≫がいよいよ3月13日(日)に迫ってきた。
今日は、そのタイムテーブルが出来上がったので、JDSF山梨ホームページにアップした。
今、マスコミ用に資料を作っているのだが、今回山梨県では初めての競技種目がある。
ジュニアのソロ競技だ。

社交ダンスが元となっているダンススポーツは、当然カップルで踊る。
では、ソロ競技って何?
それは、カップルで踊るルーティンを一人で踊り、その表現力や技術力を競うもの。
二人で踊るよりも、細かい点までチェックされる。
子供の頃より基本をしっかり身に付けられるという点と、
相手がいなくても一人で出場できるというメリットがある。
因みに上の写真はカップルで踊っている。

この競技には、我がアプリコットからも二人出場する。
大会は入場無料で、見学は大歓迎! 
タイムテーブルはこちらから見られる。