昨日は、社内がパニックだった。
ザ・ムカデパニック!
おはようございます。
1人の社員さんが、トイレから出るなり、
「トイレに、ムカデがいるよ。」
と、発した。
私は思わず、なんだとー!と叫び、
トイレに入れんやないかー!と更に叫び、
マサイの勇者ばりの垂直跳びは、もう止まらない。
まだ、恐ろしい姿を見てもいないのに、すでにパニックだ。
マサイ跳びが、止まらない。
わたしは、そのままマサイ跳びで吠えながらトイレに向かったが、
そこには、
3センチほどの小さなムカデみたいな、
そうでないようなのが居たのだ。
ん?
これが・・・ム・・・カデ?
しっかり確認しようとも、
マサイは遠くは見えるが、近くは見えぬ。
老眼鏡を、老眼鏡を掛けねば戦えぬ!
そう判断しデスクに戻ると、
今度は、社長が、
「あっ、ここにも。ありゃ、ここにも。」と。
マサイは急いで老眼鏡を掛け、
確認をするために、あっちへこっちへ跳び回った。
床にムカデ、確認!
壁にムカデ、確認!
天井にムカデ、確認!
とにかく、跳びまくり指さし確認しまくっていた。
10匹ほど確認した頃だろうか、
マサイは、小さなムカデに対して眼が慣れてきて、
そしてなぜか、心には穏やかな温もりを感ずる。
ちょっと・・・かわいくね?
一旦、デスクに座ったマサイは、
パソコンで「ムカデの赤ちゃん」を調べた。
そこには、ムカデの母さんの子育ての様子が載っており、
さっきまで、野獣のごとく鋭く光っていたマサイの瞳は、
ちょっと涙ぐんだ。
ムカデの敵だったマサイが、こっそり味方に転じた瞬間だった。
ムカデの母さんって、卵を抱いてふ化させるんだって。
すごい、世話して育てるんだって。
50匹くらい、巣立ってるのかもしれないから、
だから、だから・・・
もういいじゃんね。
別にいいじゃんね。
そんなに気にせんでも、いいじゃんね。
きっと、外に出て行くと思うし、ねっ。
社員さんは、
「バルサンとか炊いたら?」と言うので、
無理無理、バルサンとかね、そういうのじゃ効かんし、
放っておいたら、外に出て行くと思うの。
放っておくしかないの、そういうもんなの!
そう、きもーち切れ気味で答える、マサイであった。
どんな生き物でも、子供ってのは、
可愛いものですね。
大人になった、おたまは何してるの?
おたま「ぼくは・・・」
おたま「かっくいい の・・・」
おたま「く のポーズで ねているんだ」
あっ、そうですか。