うめと愉快な仲間達

うめから始まった、我が家の猫模様。
犬好きな私は、チワワの夢を見ながら、
今日も癖が強めの猫達に振り回される。

陽気に切なく・・・

2017年03月05日 | あやの事

昨日、髪を切りに行った。

おかっぱヘアを整えに行ったのだ。

以前から、イケメン美容師は

「おかっぱさんは、前髪伸ばした方がいい」と勧めてくれていた。

だから私は、頑張って伸ばしていたんだ。

イケメンの言う事に間違いは無いって、そう信じて伸ばしていた。

そして、ようやく前髪が横髪の長さに到達した昨日、

イケメン美容師は、

ブルゾンちえみさんの面白さを語りながら合間に、

「前髪、短く切っちゃいます?」

「前髪、長いままでいいんですか?」

「前髪って、このまま長くしておくつもり?」

って、何度も何度も聞いて来る。

 

いや私、この期に及んで

ブルゾンちえみ風になりたいって一言も言わないかんね!

 

おはようございます。

失恋って、こういう気持ちなのかもなって、切なさを覚えたが、

こんな死ぬほど下らない話をしたい訳ではないのです。

ごめんなさい。

 

あやという猫は、お転婆が過ぎるほど元気で、

頭がとっても良くて、暇さえあれば、

面白い事件を起こしてやろうと企んでいる、

そんな陽気なテロリストだ。

 

ある朝も、あやは密かに狙っていた。

トイレで用を足している、よねを。

人も猫も、用を足し終えた時ほど、安堵する瞬間はない。

その安堵の瞬間を狙って「ばぁぁぁー」と驚かせて、

よねの反応を楽しもうと企てた訳だ。

 

案の定、よねは驚きの余り、悲鳴を上げてひっくり返った。

その音と声で、私の心の臓も飛び上がり、

なんなら、うたた寝していたおたまも、どこかへスッ飛んで行き、

うんこは・・・うんこは、寝てたけど、

きくは、せっかく食べたドライフードを吐き戻した。

うんこ以外、大惨事だ。

 

さすがに、私は怒った。

叱ったのではなく、怒ったんだ。

無言であやを雑に抱き上げて、ベッドの上に雑に乗せ、

「お前なんて、ずっとココで居ろ!」

とだけ吐き捨てて、ぷいっと立ち去った。

 

そして、放心していたよねに声を掛け、

押入れの隅に隠れたおたまにも声を掛け、

うんこは、そのまま寝かせておいて、

きくの嘔吐物を片付けながら、

「大丈夫だよ。」と声を掛けてやった。

 

その後は、

やれやれとコタツに座り、ゆっくりコーヒーを飲んで、

テレビを観ながら化粧をして、パソコンを観て、

そろそろ出勤の時間になり、立ち上がった時、

ベッドが眼に入り、私はようやく気が付いた。

 

あやは、ずっとベッドの上で大人しく座っていたんだって事に。

あんなに、はしゃいで走り回ってたあやが、

チョコンと座って、私を真っすぐ見ていたんだって。

「おいで」と言っても、座ってるから、

ベッドへ近付いて行って、

「もういいんだ、ごめん、あや。」と声を掛けると、

あやは、立ち上がって嬉しそうに鳴いた。

 

抱きしめたいって、こういう気持ちなんだなって、

切なさを覚えながら、あやをそっと抱きしめた。

 

あや、ごめんな。

こんな純粋なあやに、意地悪するおばちゃんなんて、

鼻くそ以下だよな。

あや「おばちゃ~ん、おばちゃ~ん」

うん、分かってる。

甘んじて受けるよ。

 

料理中の、あやをさ

 

徹底的に邪魔してくる、あやをさ

 

おばちゃんさ

 

おばちゃんはさ

 

怒ったりしないよ

 

あや「ばぁぁぁー」

うっわっ!

そそそれでこそ、あやだもんな!

 

さっきから、チラチラ見えるおたまも、

おたま「オラも~オラも~」

お前もかよ!