うめと愉快な仲間達

うめから始まった、我が家の猫模様。
犬好きな私は、チワワの夢を見ながら、
今日も癖が強めの猫達に振り回される。

うるさい=うーんるさい

2017年03月07日 | 日記

役所から届いたはずの書類が無い。

これはえらいこっちゃ!

 

おはようございます。

それは実家の両親の事なのだが、探し物はおかっぱにお任せ有れ。

という訳で、

昨日は実家の引き出しという引き出しを探し回った。

しかし、いくら探しても、見つからない。

こういう時、真っ先にイライラし始めるのは、短気が損気の父さんだ。

そして次に、根気が皆無のおかっぱが飽き始めて、

探す目的が、面白いモノ発掘へとすり替わってしまう。

 

こうなると、私の好奇心は、誰にも止められない。

いまだかつてない程の集中力でもって、

憑りつかれた様に無言で、家探しが始まる。

突如、皆無と思われていた根気が、無駄に覚醒するのだ。

 

父さんは、そんな眼の色が変わった娘に対し、

更に苛立ち、阻止しようとして来る。

盲目的に引き出しの中をまさぐる娘に、

「そこには、絶対ない!」と声を荒げる。

邪魔されてなるものかと苛立つ娘も、うーんるさい!と一喝だ。

これを皮切りに、父と娘の世にも見苦しい争いが始まる。

 

「そんなとこにある訳ない!」

うーんるさい!

「そこは、ちゃんと並びが決まっとるんや、触るな!」

うーんるさい!

「コラ、そこには無いって言っとるだろ!」

あったどーー!

 

と、殺伐とした中見つけたのは、古めかしい便箋だった。

母さん曰く、

大昔、よく当たる占い師に診てもらった時の鑑定結果との事だ。

では、その難解な漢字多めの鑑定書を、

漢字力が小5で止まった私が、読んでしんぜよう。

 

なになに?外においては社交的でめいろう?なり。

母さん「うん」

 

内に秘める情熱は、大変強く。

母さん「うん」

 

えっと、気移りのせいで、東なんとか西走?

父さん「おそらく、東奔西走だ」

 

うーんるさい!

とにかく東へ西へ、行ってこいってことだ、母さん。

母さん「うん」

父さん「違う!」

 

 うーんるさい!

ん~っと、何とかが過ぎると、

どうにかこうにかなっちゃうよってさ、母さん。

母さん「うん」

父さん「おまっ、そんなに読めんのか?」

 

うーんるさい!

だからさ、なんちゃらの精神で、

何とかを成しちゃいなってことだよ、母さん。

母さん「うん」

 

当たってるねっと痛く感心する母娘に、

大人げない父さんは、追い打ちを掛ける。

「なんのこっちゃ?」

うーんるさい、父さんめ!

 

その後、よし書類は再交付してもらおうという事で、

一旦休戦したのであった。

 

ちょっと、よねさん?

退いてくれない?

これじゃ夕飯が食べられんぞ。

 

よね「なんか、粗末なご飯だわ。おじさん可哀そう~。」

うーんるさい!

 

おじさん「よねちゃ~ん、おっりして~」 ※おっり=降りるの意

あっいや、おじさん?

撮ってるから、今。

 

おじさん「よね~、おっりだよ~」 ※おっり=赤ちゃん用語

ちょっ待てよ!

揺するなってばさ。

 

おじさん「おっり、おっり」 ※おっり、連呼

触んなって、ブレッっからー。

もうーーーうーんるさい!