こんな機会は、滅多にない。
どうせなら、大いに使おうじゃないか!
おはようございます。
長期休暇のおじさんに、私は買い物を頼んでみた。
かき揚げを買って来ておいてと。
おじさんも大好きな「かき揚げ卵とじうどん」のために。
夕方帰ってみれば、
食卓に置いてあるのは、かき揚げ1枚とイカフライだった。
なんだよ、イカフライって?
テイストが全く違うやないか!
1人につき、かき揚げ1枚、
これを基本に今までやってきた私は、半泣きで言った。
いいか、おじさん。
私はね、電車に乗った際は、
お年寄りには席を譲ろうと思ってる。
スーパーのトイレでも、小さな女の子に、
順番を譲った事だって、あるんだ。
でもな、かき揚げだけは、譲らない。
私は、そういう人間だ!
という事で、おじさんは、素うどんを食べたのだった。
相変わらず、どっちもどっちな2人だ。
その次の日、おじさんはエビフライが食べたいと言った。
また揚げ物?と思ったが、
今度は、おじさんが作るらしい。
プロの料理人だもんな。
さすがに、こりゃ安心だと思い、
では、お願いしますと言って、出勤したのだが・・・
ただいまー!
私「あぁぁ、喉が渇いた。お茶を」
と冷蔵庫を開けたとたん、
活力あふれる、エビが飛び出してきたので、
一旦のけ反った後、おじさんに聞いてみたところ、
おじさん「活きのいい車エビです。」と。
そうか、そうか、車エビか、そうかそうか。
で、おいくらでしたか?
おじさん「パン粉なども合わせて、4000円弱でしたよ。」
なぬ?
という事は?
1人分、1食2000円弱の風に
吹き飛ばされそうになった。
うんこー、聞いとくれよ。
おじさんったらさー・・・
うんこ?
うんこさん?
うんこ「おじさんを責めないであげて、母さん」
うんこ「この人は、いい人よ、母さん!」
あんた、まさか、私の留守中、
おやつ、しこたま貰ってねーだろうなぁ。
顔が、輝いておる~!!