ある日、隣のデスクの熟女が、
「最終日は、事務所の大掃除するよ、おかっぱちゃん!」と、
言うもんだから、私は思わず、
「ふーん」っと適当な返事をしてしまった。
すると、さすが熟女は、
「やる気のない返事だわ~。」と、
私のやる気の無さを、みごと見破ったんだ。
おはようございます。
そんな悪い印象を払拭すべく、
私は、仕事納めの昨日、ジャージで出社してみせた。
見て、これ見て!
私のやる気見て!
と目を輝かせて、熟女に詰め寄ると、
熟女は、「うん、そうね」と軽く流した。
そして、「じゃ、まず銀行へ行って来て!」と。
あっ、通常業務もあるんやね。
私、ジャージで行くんやね。
と、まぁ、スポーティな事務員は、
フットワーク軽めに、銀行へ行ったんだ。
ジャージって、案外、寒いんだね。
いよいよ、午後になって、大掃除だ。
熟女が、「あなたは、どこを掃除したい?」と聞いてくる。
いやいや、聞かないでください。
やる気ない私の、自主性を重んじないで、
ここをやれって命令して!
という事で、まずトイレを掃除し始める。
トイレには暖房器具が無いから、寒い。
ジャージは、本当に、寒い。
手が凍えそうになり、一旦出てみれば、
熟女は、ソファーに座って、電話していた。
トイレに戻って、掃除を終えてみれば、
熟女は、ソファーに座って、電話していた。
床を掃いたり、天井を払ったりしてみれば、
熟女は、ソファーに座って、電話していた。
そして、私が大掃除を終えた頃、
熟女は、電話を終えた。
こんな事って、ある?
ねぇ、あるの?っと、
死ぬほど、笑えた、仕事納めであった。
という事で、おかっぱ、今日から大型連休に突入です。
大体の予定は、昼寝です。
あのご家族は、忙しいかもしれないな・・・
先日、子猫の譲渡先からの近況報告を頂いた。
あれから、1か月後の初の報告だった。
もちろん、画像を付けての報告だ。
文面からも、画像からも、
とても可愛がられている様子に、
私は、ようやく、区切りが付いたと安堵した。
その画像は、控えさせていただきます。
というのも、
このブログの事を、里親さんに伝えていないのだ。
要らぬプレッシャーを掛けたくなかった。
ただ、穏やかに、暮らして欲しかったから。
きくが逝って、20日経った日、
見た事も無い位、可愛い子猫を保護した。
プンスカ怒っていたけど、それもまた、可愛らしかった。
でも、よく見ると、体中汚れていて、それが痛ましかった。
大丈夫、家においでと声を掛けた。
「きくも逝っちゃって、手は空いてるし・・・」
そう思いながら、子猫の世話をし始めた。
子猫の世話は大変だが、やっぱり楽しいものだ。
うめの命日も近かったからか、
うめと初めて出会った時の事も思い出していた。
あれは、子犬を亡くした後だった。
静まり返った暗い部屋にやってきた、子猫のうめは、
我が家を明るく照らす、光だった。
そして、この白い子猫の放つ光は、
この家を照らすためではない気がしたんだ。
なぜだか。
この子が、行くべき場所は、どこなのか?
探してみたいと思えたんだ。
なぜだかね。
子猫は、ご飯をいっぱい食べて
人間に慣れるために、
抱っこをされたり
添い寝を強要されて
大きな猫とも
いっぱい遊んで
ガブガブを覚えた。
ジジババ保育園でも
すぐに馴染んで、楽しそうに過ごした。
元気で、なんでもよく食べる。
メリハリもあって、バランスのいい、手の掛からない子だ。
これなら、大丈夫。
そう思い、里親サイトに募集をかけた。
多くの人から、募集を頂いた。
そして、
この子ではなければ、そう望んでもらえる人に出会えた。
今、この小さな命は、
愛猫を看取った悲しみを乗り越えて、
再び、この猫との暮らしを願った人々が暮らす家を、
明るく照らしています。
お転婆ちゃん、なんだってさ。ウフフフ。