私は、決して、
辛いモノを食べるのが、得意なわけではない。
ただ、辛いモノを、作らせれば、
地獄の一品を生み出す。
おはようございます。
「地獄鍋」
名古屋飯と検索すると、
赤から鍋というワードを目にする事ができる。
これは、赤からという鍋の店の事なのだが、
その赤からさんから「赤から鍋の素」が発売されており、
多くの愛知県民は、家庭でも、赤から鍋を楽しんでいる訳だ。
そして、我が家も、初赤から鍋という事で、
私は、気合を入れて、その、ただでさえ辛い鍋に、
キムチをぶっこんでやった。
そうして出来上がったのが、「地獄鍋」だ。
辛いモノが得意な、我が家のおじさんも悶絶の、地獄の辛さだった。
ある意味では大成功だが、おススメはしません。
しかし、ここで、ひっかかるんだよな~。
毎度、ひっかかる。
名古屋飯、名古屋飯って言ってるけど、
私は、名古屋市民ではなく、三河のじん(人)なんだに。
愛知県は、名古屋弁だけではなく、三河弁も存在する。
この2つの方言が、けっこう違うのだ。
三河弁といえば、
語尾に「じゃん・だら・りん」を付ければいいんだろうと
思われがちだが、
そこの素人さん?
三河弁は、そんな浅いもんじゃないんだに。
「まって」の品格
私は、実は、赤から鍋の素をこぼしてしまったんです。
あっ、ちょっと、トイレに行ってきます。
<三河弁> わし、素をよーけ、こぼしてまってよ。
ちょまって。トイレでまってくるで。
※待ってとまってを、並べる事で、同等の品格を感じさせる。
「ちょ」の優しさ
だから、丁度あった、キムチをごまかすために入れたんです。
ごめんなさい。
<三河弁> ほだで、キムチをちょっと、ちょびっと、ちょーらかして入れたった。
ゆるしてちょっ。
※とぼけた印象で、事態が和らげる優しさ。
「ほー」の世界観
食べ終わって、残った汁は捨ててもいいのかな?
いいですよね?
もう、捨てて、いいんですよね?
<三河弁> 残った汁、ほーる?
ほーるだら?ほーだら?
ほーれみん、ほーだらほーだに、ほーるだら?
※ほーの奥深さを感じてください。
「響き」の妙
辛すぎて、舌がヒリヒリするわ。
舌の感覚が、鈍くなってしまったわ。
<三河弁> でれーかれーもんで、
舌が死んでまったわ~。
舌が、やけずっとる。
もう、舌の感覚が、にっすい。
※壮絶さが、伝わってくる響きの数々。
こうして、次の日、
我が家のおじさんは、トイレでまって、
また、地獄を見たんだに。
地獄鍋、わやです(危険です)。
そんな中、猫達は?
あや「このベッドは、あやのだに」
おたま「オラのだに」
おたま「ほーだらー、おばちゃーん」
おたま「オラは、退かせんに」
あや「ほんな事いうヤツは、地獄、見せたる!」
おーっそが!(恐ろしい)
おーっそがいでかんわ!(恐ろしくてたまりません)