うめと愉快な仲間達

うめから始まった、我が家の猫模様。
犬好きな私は、チワワの夢を見ながら、
今日も癖が強めの猫達に振り回される。

うめ、3回目の命日

2018年11月10日 | うめの事

我が家で越冬するはずだった蚊が、

一昨日には、ハエにすり替わっていた。

 

おはようございます。

羽音だけで、なかなか裸眼では捉えられなかった小さな虫が、

ハエの大きさになれば、さすがに猫達も気がついて、

虫を追いながら、「けけけ、けけけ」と鳴いていた。

おたまも、久しぶりに眼を見開いた。

 

あやは、ハエの大きさ程度の虫は、怖いようだ。

究極の内弁慶め!

 

眼を輝かせている猫と怯える猫と虫を交互に見ていたら、

私は、なぜか、うめさんの事を思い出した。

うめさんが逝った次の日、その棺に供えた花から、

バサバサっと大きな虫が飛び立った時の事を思い出したのだ。

あの時は驚いて、棺ごと、うめさんをコンコロリンと

ひっくり返してしまい、私は感傷に浸る間もなく、

急いでうめを棺に戻し、虫から逃げるように霊苑に向かった。

泣く事も忘れて・・・。

 

昨日になったら、そのハエも姿を見なくなり、

我が家は普段通りに戻った。

あの時は、虫から逃げたくせに、

今日は、部屋中をうろうろしながら、虫を探している。

まるで、うめの痕跡を探るように見渡したが、

我が家には、もう、うめの痕跡など、どこにもないのだ。

それを再確認しても、もう泣く事もなくなった・・・。

 

あれから3年経った我が家は、

相変わらず、数は減ったが猫が居て、

私は嫌になっちゃうくらい、相変わらずスットコドッコイだ。

うめの事を思い出しても、反射的に泣いてしまう事もなくなり、

むしろ、うめとの17年間が、まるで幻だったようにすら思える。

 

それで、いいのかもしれないね、うめさん?

「それでいいのかの?ほんとかのぉ?

今日は、でっかい虫を送り込んでやろうと思ってるのに?」

 

そうなんだよね。

私は、まだ、どこかで、うめを待っている。

しかし、待っているのは、うめさん?あんたの方かもね?

そろそろ、よねも極楽への準備をしてるから

 

うめさん、その節は、お願いしますね。

 

「そだねぇ、よねは待っててあげようかねぇ。

お前が来る頃には、あたしゃ、お金持ちで美人なお姉さんの飼い猫に

生まれ変わってる予定なんだけどね。」

 

えぇぇ?

私の事も、待っててくれよぉぉぉ!

うーめさ~~~ん!!