さあ、輝かしい朝がやってきた。
冷えた空気に、気持ちはキリリと引き締まる。
せわしい小鳥のさえずりは、
まるで私を励ましているかのようで、
道端の枯れ草は、負けないでって応援している。
おはようございます。
いま私は、こういう事を書きながら、
どうにかこうにか、
連休明けの出勤のモチベーションを保とうとしています。
更に気分をアップさせようと、新品のワンピースを着た。
色は、さすがにピンクではないが、
スカート部分がピラピラしたドレスみたいな、
あるいは、ネグリジェにも見える、
それでいて、そこはかとなく乙女チックなワンピースだ。
半額だったんだ!
これで大丈夫だ。
いやでも、2回だけ叫ばせてください。
いーきたーくねーよぉぉぉ!
いきたくねーんだよぉぉぉ!
おら、いきたくねーんだよ~おかあさ~~~ん!
3回言っちゃった。ごめんなさい。
考えてみれば、連休がそんなに名残惜しいほど楽しかった訳ではない。
むしろ、無だった。
生きてる実感も意欲も失うくらい、無だった。
10日間、何もしないでいると、
口ひげって、こんなに伸びるんだなって気づけた事が、
この連休での唯一の収穫だった程だ。
じゃもう、とっとと行けよ!
つべこべ言わずに行って来いよって話だ。
あっ口ひげを剃るのは忘れんなよ!ラジャ!
そんな連休中も、よねさんはお元気さんだった。
体重も、ほんのちょっと増えて、3.12キロをキープしている。
私は、年明けの通院で、院長に吐露した。
「実は、年は越せないと思ってたんです」と。
私は普段から、
起こってもいない「たられば」を口に出すことを恐れる。
よねの事もそうだ。
もし体調が悪くなったら?
年が越せなければ?
まだ起こっていもない予想を口に出すと、
それが本当になっちゃうような気がして怖いんだ。
でもだからって、
「よね、次は新しい元号の年を一緒に迎えられるな」という、
願いに似た予想も、なかなか口には出せない。
願いさえ、よねの小さな肩に乗せたくないのだ。
軽やかに、自分らしく、自分のために、命を燃やしてほしい。
私の願いは、それだけでいい。
いや、それだけに、しておきたい。
よねさん?
そんな踏ん張って食べるの辛いだろ?
台を置くとか、私の手からとか、
そうしたほうが、良くないか?
よね「楽なことばっかり考えてちゃ、ダメよね」
あれ?
なんだろう?
耳が痛くなってきたぞ。
よね「うふふふふふふふ」
よねは、よねなりに頑張ってくれてるんだろうな。
きっと、その小さな肩に、願いを乗せてくれてるんだろうな。
よし、わし、張り切って行ってきます!