長い連休が明け、
やっと、日常が戻ってきた。
ところで、今日は何曜日でしたっけ?
おはようございます。
おーい、わし、戻ってきて~お願い。
しかし、テンションは高めだ。
仕事始めの日というのは、社内で何度も新年のご挨拶をするものだ。
誰かに会うたび「あけまして・・・」を言うものだから、
すっかり身についてしまい、次の日になっても、
朝の挨拶の代わりに、「あけましておめでとうございます」と言ってしまう。
社員のおじさんに、
「いいよね、いいよ。何度でも言ってください」とフォローされ、
休みボケから抜け出せないわ~と笑うと、
「おかっぱちゃんは、まだ若いから、すぐ戻るよ。
俺なんて、ずっとボケてんだから~。
おかっぱちゃんは、まだ30代だから分かんないだろうけどさ」と笑った。
あらやだ~ん。
私ね、こう見えて、40代よ~うっふっふっふっふ~。
まあ、角度によっては、我ながら、「あれ?20代に見えるかも?」とか、
思っちゃう時あるんだけ、実は46歳ですってね、うっふっふっふっふ~。
と、大声で言いながら、おじさんの肩をバシバシ叩いていた私に、
私は今、言ってやりたい。
落ち着け!わし!
おじさんは、わしの年齢、知っとるわ!
あれは、おじさん渾身のジョークだ!
そんな訳で、
私はこう見えて、自ら恥を刻みにゆくタイプだが、
娘のうんこは、見た目とは違う部分を持っている。
人懐っこくて、他猫にも優しい、穏やかな猫に見えるが、
実は、とっても強くて、でも繊細な部分を持っている。
うんこさん?
お留守番が始まったぞ。
うんこ「うんちゃん、さびしい」
そうだな、淋しいな。
そういえば、うんこも、きくに似て、片牙の猫だ。
うんこは、きくのように牙が抜けたわけではなく、
昔、いつなのか、気付いた頃には、片牙が途中から折れていた。
急いで病院へ行ったが、見せてくれなかったんだよな。
獣医さんをもってしても、
うんこの口を開けられなかったんだよな。
うんこは、強くて繊細なんだよな。
うんこ「乙女たるもの、操は守るべし!」
操って。
じゃ、母さんならいいだろ?
うんこ「いや」
うんこ「むむむむ」
固く結んでるな~。
うんこ「ふぁぁぁ」
おぉ、チャンス!
うんこ「だめ」
すげーな。
うんこ「乙女の恥じらいよ」
その恰好は、恥ずかしくないんだな。
恥じらいの基準が、分らん・・・。