別れは、
突然やってくる・・・。
おはようございます。
昨日は、明らかに、様子が違っていた。
いつもなら、実家に着いて、キャリーケースの扉を開けると、
すぐに飛び出して、ババのところへ行くが、
昨日ののん太は、一向に出て来ようとしない。
「のん太?出ておいで」
声を掛けると、そろそろと出てきて、
ババではなく、私を見上げた。
いつものように、
通勤前に実家で食べるはずのサンドウィッチが食べられない。
ぐずって甘えるのん太を抱いているから、手が空かないのだ。
そのまま、コーヒーにもサンドウィッチにも手を付けず、
出勤の時刻まで抱き続け、そろそろだという頃に、
「ほいっ」と母さんにのん太を渡した。
私は、一口だけコーヒーを口に含み、
「限界かな?」という言葉とともに飲みこんで、
素知らぬ顔で、実家を後にした。
夕方、迎えに行くと、
父は、真っ先にこう言った。
「のん太、限界だぞ」
母も、続き
「もうよ、自分の家におりたいんや。
そういう歳になったんや」
と、寂しさを隠すような笑顔で言った。
どうやら、ずっと玄関で鳴いていたらしい。
それが、のん太からのメッセージだった。
限界だね。
のん太、ジジババ保育園、卒園です!
私は、保護した子猫は、
可能な限り、独りぼっちにしない事が望ましいと考えている。
本来ならば、母さんと一緒に居る時期の子猫だ。
母さんの代わりに、ずっと一緒にいてくれる存在は
居ないより居た方がいい。
そして、その存在は、猫より人が好ましいとも考えている。
先住猫に親代わりになってっと頼んだって、
あたし生んだ覚えない!って思われるだろうし、
人と暮らす以上、親代わりは人が担った方が、
猫も腑に落ちるだろう。
社会化期の子猫は、いろんな人や猫と触れ合って
育った方が飼いやすい子になるというらしいが、
私の経験上、飼いやすい子になるかどうかは、分からない。
そんなの、分かんないよ。
だって、うんと小さい時から猫たちだけで留守番してた子が、
飼いづらい子になったかと言われれば、そんな事はないのだから。
むしろ、手のかからない子に育った。
とっても良い子に育ってくれた。
留守番育ちのうんこさんが、まさにそうだ。
寂しい思いをせず育った、あやなんて、
8歳になっても手がかかるし、加えて底意地の悪さが
ババ→私→あやと完全に受け継いでしまっている模様だ。
あれ?
私の子猫育て法、逆効果か?
いいの、それでもいい。
私は、ただ、単純に、子供は安心させてやりたいだけ。
それだけだし、今の環境なら可能だから、そうしているだけだ。
とはいえ、ある日突然、強制的に、
実家に子猫を置いていくという、テロリストのやり口なのだが。
しかし、その時点では、私の心は一切、痛まない。
子猫は楽しそうに保育園で過ごすし、
両親の運動不足の解消にもなる。
「良いことずくめだろ?」と豪語している。
しかし、子猫が成長して、
環境の変化を好まなくなってくると、
のん太のように、メッセージを出す。
それは、いつも、突然だ。
前の日までは、いつも通りなのに、
その日は、突然、
何もかもが変わるんだから、気付かぬふりをする訳にはいかない。
その時、ようやく、胸が痛む。
突然の別れを、笑顔で受け入れようとする老夫婦の姿に、
胸が痛むという訳だ。
いや別に、一生の別れではない。
歩いて1分のところに居るのだから、
別にいつでも、会いに来ればいいのだけれど、
それとこれとは、心境が違うらしい。
そして、マンションの2階まで階段を上るのが面倒くさいらしい。
じゃ、しかたねーな!
と、突然といえば、
このブログに、突然、動画が載りますよ。
私をよく知る人なら、驚くだろう。
泣く子(機械)も黙らす(壊す)機械音痴の私が、
動画を載せるですって?
どうやって?
そう思われだろう。
かずさんです。
かずさんに色々段取りして頂いたうえで教えてもらったんです。
ブロガーのかずさんが、おもちゃを贈ってくださいました。
嬉しさのあまり、後先考えず動画を撮った訳です。
写真ならブログにも載せられるスキルは持っているが、
動画を載せるスキルなど、持っていないのにだ。
しかし、神はいた!
ラインに動画を送ることは、できる。
そこで、かずさんのラインに動画を送り、
そこから、かずさんのご努力により、ここでも披露するに至りました。
どうぞ、観てやってください。
私のゆ・・・違う、猫たちの雄姿を~!(注:俺の声がかなりうるさいです)
かずさん、本当にありがとうございました。
たれのん「かずさん、ありがとございましゅ!」
なぜか、突然フォントが変わってるけども、
それさえ直せぬ機械音痴め!
今後とも、どうぞ、よろしくお願いいたします。