うめと愉快な仲間達

うめから始まった、我が家の猫模様。
犬好きな私は、チワワの夢を見ながら、
今日も癖が強めの猫達に振り回される。

サンタクロースに、なれない日

2019年12月25日 | 日記

今年のクリスマスは、

なんだか静かじゃありませんか?

 

おはようございます。

以前は、世の中がクリスマス一色だった気がする。

スーパーに至っては、陳列棚が、

強制的にパーティーを促していたが、

今年は、クリスマスが来る前に、鏡餅が売っていた。

 

そんな中、私は昨夜、サンタクロースになり損ねた。

23日の夜、友人と食事に出かけると、

その駐車場で、猫の鳴き声が聞こえた。

並んでいる車の下を1台ずつ這いつくばって覗いていたら、

いた!いたいた!!

「うわっ。けっこう小さい・・・」

生後3か月程度だろう。

にゃ~っと鳴きまねをしてみると、

「びゃーん」と返ってくる。

「どうした?母さんとはぐれたんか?」

そう問いかけると、今度は黙ってこちらを見ていた。

一応、「おいで」と声を掛けてみたが、来るつもりは無さそうだった。

 

食事中も、友人には悪いが、心ここにあらずだった。

いや、私はそんなつもりはなかったが、友人からはそう見えたのだろう。

食べ終えてすぐ、友人は、ため息交じりに

「猫が気になってんでしょ?」と私より先に席を立った。

 

今年の冬は、それほど寒くはないが、

しかし夜となれば、やはり冷え込んでいた。

子猫の声は、食事前に居た場所から少し移動して別の車下で、響いていた。

「おいで。勇気を出して。大丈夫だから。」

30分ほど粘ってみたが、子猫が車下から出てくる気配は無かった。

これ以上続けると、子猫を余計に怖がらせてしまうと思い、

声を掛けるのをやめ、静かに立った。

「そりゃそうだろうね。怖いよね。」

そう呟き、自分の車に乗り込んだ。

 

そして、昨夜、前日とほぼ同じ時刻に、

私は、その駐車場に居た。

今度は、猫用のウェットフードと洗濯ネットを持って。

しかし、猫の声は、どこからも響かなかった。

「そりゃそうだろうね。」

そう呟いても、なかなか車に戻る気になれず、

私は、そのまま、立ち尽くしていた。

 

こんな事、クリスマスイブじゃなかったら、

しようとも思わなかった。

昨日は、特別な夜なんだから、

あの猫に、特別な日を贈りたいと思ったんだ。

しかし、私は何も贈ってやれなかった。

サンタクロースにはなれなかった。

 

さて、我が家のイブは、

のん太の初お留守番の日だった。

夕方、家に戻ってみると・・・

のん太「かかぁ~、おかえり~」

うん、ただいま!

と言いたいところだけどね、のんちゃん?

 

たれ「おおおお、おかえり、母ちゃん。ごめんなさい」

いいのいいの、たれちゃん?

たれちゃんの仕業じゃないんだから。

見てなくたって、どいつの仕業かくらい、かかぁは分かってる!

 

のん太「おい、かかぁ!見ろ!」

もう見ろって言っちゃってるもんね。

 

のん太「のんは、こうちて、やるんらぞ!」

再現してくれちゃってるもんね。

そんなわけで、昨日は、静かとは程遠い、

悲喜こもごもなイブであった。

 

うんこ「皆さん、メリークリスマス!」

 

うんこ「ところで母さん?なぜ、これなの?普通、あれじゃないの?」

 

いや、あれは、こっちに被ってもらったもんで・・・