緑の虫の中で、
私が唯一触れるのは、なぜか、カメムシなんです。
おはようございます。
黒い虫は、いかなる虫でも触れない。
私は、決して虫が嫌いな訳ではなく、むしろ好きだ。
ただ、触るというのは別問題だ。
私にとって、虫は見て愛でる存在なのだ。
しかし、なぜか、緑のカメムシだけは、普通に触れるのだが、
先日、ブロッコリーを茹でようとしていたら、
手にコロンと緑の何かが転がってきた。
ん?なんだろう?茎?細い茎の一部?
掌の中の細い緑色の茎状のソレに指で触れると、
ムニッと柔らかな感触が・・・
「ぎゃーーーーー」
猫達がすっ飛んでいくほど、叫んでしまった。
これ、芋虫ですやん!
石のように固まったが、でも、可愛い。
ゾゾケがするのに、でも、可愛い。
奥歯が砕けるかと思うほど歯を食いしばっているのに、
でも、可愛いのね、芋虫ってね。
私は、すぐにでも払いのけたくなる体の反射反応を抑え、
静かにブロッコリーに芋虫を戻した。
どうやら、モンシロチョウの幼虫だそうだが、
外で遊んでいる子供たちに相談したところ、
「お姉さん、ぼく、育てたことあるよ。」
と言うので、彼に託した。
彼なら、間違いはない。
幼虫どころか、この国さえ彼に任せたいと、
おねいさんは、おねいさんは、そう強く思った、おねいさんは。
さてと、猫トイレの掃除をば・・・
ぎゃーーーーー!
この緑は、なんやー?
誰が、緑のオモチャをトイレに埋めたんや?
おねいさん、びっくりしちゃったやないか。
きっと、この2匹のどっちかだろう?
おねいさんの目はごまかせないんだぞ。
おねいさんは、分かってんだからな。
のん「かかぁの嘘ちゅきめ!」
おねいさんは、嘘なんて言っとらん!
のん「かかぁは、おねいさんじゃ、ない!」
たれ「母ちゃん、ごめんなさい」
のん太め、うーるせーーー!
ん?
あっ、埋めたのは、たれって事?