うめと愉快な仲間達

うめから始まった、我が家の猫模様。
犬好きな私は、チワワの夢を見ながら、
今日も癖が強めの猫達に振り回される。

水に還る記憶

2022年08月07日 | 日記

ある日の夜、

私は仰向けに寝たまま、ただひたすら泣いていた。

 

おはようございます。

拭うこともせず流れる涙は、こめかみを伝って、

髪を濡らしていく。

人肌の涙は、髪に移ればただの水のように冷ややかだ。

私は、それがとても不思議に感じた。

せっかく涙を流しているのに、ただの水になるのかと思うと、

馬鹿らしくもあり、それでいて爽やかな気分になった。

 

はて、私はどうして泣いていたのだろう。

仰向けになった胸の上には、猫がどっかり乗って寛いでいる。

ただでさえ、寝苦しい夏の夜だというのにだ。

だから、私は泣いていた。

「ありがとう、ありがとう」と呟きながら泣いていたのだ。

ただでさえ、寝苦しい夏の夜だというのに。

 

それでも、太陽が昇れば私は笑う。

笑って欲しい人のために、嬉しいことがあった人のために、

疲れている人のために、泣いてたまるかと歯を食いしばるために、

時には社交辞令のために、死んでいった命のために、

私は毎日笑う。

 

そして、

ただでさえ寝苦しい夏の夜に、胸の上の猫が、私を時々泣かせる。

泣いた訳が、笑った分量だと気付けば、

馬鹿らしくもあり、それでいて爽やかな気分になるというわけだ。

けれど、涙のきっかけが、どうして胸の上の猫なのか、

その不思議は、きっと永遠に分からない。

 

当猫は、分かってやっているのかな?

こんな寝苦しい夏の夜に、乗っかってくる猫とは、

もちろん、のん太なのですが、

今日は、そんな、のん太の小さな頃を載せておこう!

生後2週間の、のん太

 

うふふ、これも泣けてくるわ~。

 

生後3か月の、のん太と、生後5か月のたれ蔵

うんうん、仲良しや。泣けてくるわ~。

 

うんことの窓辺。

 

人の世は、泣いたり笑ったりで、時々疲れる。

けれど、大丈夫なのだ。

どれだけ泣いて笑っても、水に還っていくのだから。