さ・・・・さーっぶい!
おはようございます。
台風が過ぎ去って、急に気温が下がったせいで、
昨日は、あちこちから「さっぶい」「さっぶい」と聞こえてきていた。
愛知県民は、寒いと言わない。
「さぶい」、「さっぶい」、「さーっぶい」と、
ブイブイ言わせるわけだが、
だからといって、実家のかずこさんは、
ボディースーツの中に長袖Tシャツを着ていて、さすがに驚いた。
「かずこさん、斬新やな!」
昨日は、かずこさんの巨大病院の日だった。
先週、検査した肝臓の方は、
「異常はないみたいですね。」
ということだったが、
「心不全の方は、また少し、数値が上がっています。」
だったらしい。
まだしばらくは、巨大病院への通院を続ける予定となった。
私は、内心、微かに喜んでいた。
案外、かずこさんとのお出かけは、楽しいのだ。
めちゃくちゃ我儘だ。そして、めたくそボケた老人だ。
診察を待っている間も、ブツブツと文句を言う。
「待たせすぎやわ。遅すぎるわ。」と、文句の言い放題だ。
文句の合間に、
「ほんで、結局、わしはなんで、ここに居るんや?」と聞いてくる。
「だからぁ、母さんの心臓をだね、診てもらうんだよ。」
と、診察を待つ小一時間の間、6~7回は繰り返す。
で、ようやく診察室前まで呼ばれる。
やっと次だーっと思った途端に、
「あぁぁ、トイレ行きたくなってきた~」となるのだ。
かずこがじゃない、私がだ。
行くべきか、我慢すべきか、悩ましい。
尿意なら、私は行く。走る。
しかし、便意だ。
こんな時に限って、便意だ。
「母さん、あたし、ウンコしたくなってきた。」
かずこさんの耳元で囁くと、かずこさんは、
「してきたらええ!診察はわしが聞いておく!!」
と、なんとも頼もしい事を言ってくれる。
「そうか、大丈夫?何の診察か、分かってる?」
と問うてみると、
「知らん!」
と即答する。もはや、潔さを感じさせる。
「知らんって、あんた・・・」
こんな会話をしながら、お互い笑いをかみ殺すとともに、
便意をやる過ごすことにも成功した。
昨日も、実に苦しくも楽しいお出かけだったという訳だ。
我が家の、のん太も、
急に寒くなったせいで、斬新な寝方を生み出した模様だ。
ベッドを着てみたの図
のん太「ちゃむい。のん、ちゃむいよ~」
のんちゃん、寒いなら、かかぁが抱っこしてあげようか?
のん太「どっちようかな~?む~どっちようかな~?」
のん太「こっちよ・・・か・・・・・」
ウジウジしている間に、寝ちゃったよ。