うめと愉快な仲間達

うめから始まった、我が家の猫模様。
犬好きな私は、チワワの夢を見ながら、
今日も癖が強めの猫達に振り回される。

別れ、そして出会い

2017年07月21日 | 日記

つつつつつ・ついに

かかかかか・替えます。

給湯器。

 

おはようございます。

給湯器が壊れ始めてから、どれだけ経っただろう。

 

台所でお湯を使っている時は、

風呂場でお湯を使うな!

これが、我が家の決まり事だった。

この決まりを破ると、どの蛇口からも冷や水を

浴びせられていたものだ。

お湯を出せるのは、一回につき、イチ蛇口という事だ。

 

風呂が沸かしたければ、

他の如何なる蛇口からの湯を求めるな!

これも、我が家の決まり事。

これを破ってしまったら、

その日は、もう、

温かな湯とは、一切触れ合う事は叶わなくなる。

 

給湯器が、一旦へそを曲げたら、テコでも動かない。

カンカンに怒っているのだろうが、

だからって、燃焼はしない。

こいつは、そういうヤツなんだ。

 

沸かすか湯を出すか、この選択に、私は日々悩み、

時には、温かなシャワーを浴びているのに、

おじさんが洗面台で顔を洗おうと禁を破り、

私は、文字通り、冷や水を浴びせられて、

家庭内が、不穏な空気に包まれた事もあった。

家庭崩壊の危機だった。

 

それが、ついに先日、

給湯器は、うんともすんとも言わなくなった。

私は意を決して、メーカーさんに電話してみると、

すぐに来てくれた。

「修理しましょう」と言う、そのお兄さんに、

私は、またかと思ったんだ。

 

何度も修理に来てもらっているが、

調子が良くなった試しはない。

その都度、売ってくれと頼んでも、つれない返事ばかりで、

どれだけ欲しいと願っても、

なぜだか、私に売ろうとしないメーカーさん。

なぜだ?

なぜなんだ?

 

私は、こういう事を、よく経験している。

なぜか、欲しいものが手に入らないという経験だ。

これは!と思う物が、品切れ。

1度購入して気に入った物が、製造廃止。

1度切ってもらって、次も指名した美容師さんは、

寿退社だ。おめでとう!

 

そんな記憶が脳内を駆け巡った私は、

大きな声で、お兄さんに言ったんだ。

「私に、新しい給湯器を売ってください。

お願いだから、買わせてください。」てね。

 

で、お兄さんは、それでも修理してくれたんだ。

「12,000円です」と請求してくる、お兄さんに、

私は、今度こそ、縋りつくように言った。

「お願いします。新しい給湯器を売って下さい!」

 

そして、ようやく見積もってもらった金額に、目を皿にした。

高い!お高い!!

 

あんなに縋り付かんばかりに売れと言った私は、我も忘れて、

本当に、縋り付いてしまった。

「まけてーー。お願い、まけてーーー!」

別れと出会いには、痛みが伴う。

それを知った私だった。

 

おい、おたま!

明日、新しい給湯器が来るぞ。

バタバタするから、隠れていろよ。

おたま「おら、ここに避難するだ」

きくのお部屋にか?

 

おたま「いいよな、きく姉ちゃん?」

 

きく「だめーーー!」

だろうな。

 

きくさんや。

ちょっとバタバタするけど、大丈夫か?

君は案外、そういうのは、平気なタイプだっけな。

明日、給湯器の取り換え工事、していいかな?

きく「いいともー」

ふるっ!


これが、私のやり方だ

2017年07月19日 | よねの事

私は、小さな会社の事務員だ。

パソコンも打つが、打つだけにとどまらず、

キーボードにお茶や食べ物をこぼす。

社内の掃除もやるが、掃き終えた頃、

隣の熟女が出勤するなり、

「おかっぱちゃん、床の掃除してちょうだい」と言われる。

そういうレベルの掃除をしている。

電話が鳴れば、取らなければならないが、

ボーっとしていて取り損ねる事も間々ある事だ。

私が居るからと安心してトイレに立った社長が、

トイレから飛び出してきて、受話器を取って、

「あぁぁ、遅かったかぁ」と嘆いた瞬間、

私は、ようやく我に返るんだ。

 

おはようございます。

虫が出れば、「虫ーーー!」と指をさすだけ。

B5をA4にと、拡大コピーを頼まれれば、

一切拡大されていない資料が、ただA4にコピーされるだけ。

白枠が増えただけ。

3枚に増えただけ。

3回失敗しただけ。

 

そんな私は、来客にお茶もお出しする。

この季節は、冷たくて美味しいお茶を飲んでいただきたい、

その一心で、私は水出し冷茶を作っているのです。

お茶パックに、茶葉を適量入れて、容器に放り込み、

そこへお水を加えて、冷やすというやり方です。

お湯で出したお茶を冷やすより、水出しの方が美味しんです。

ところが、そこにも問題が発生している。

茶葉を詰めたお茶パックの口をしっかり閉じても、

冷茶が完成する頃には、容器中茶葉だらけ。

ある意味、「食べる冷茶」の出来上がりだ。

「つぶつぶ入り冷茶」とも言える。

「がっつりカテキン茶」でも、いい。

ようは、「どっさり茶葉入り冷茶」という事だ。

 

その、見た目、緑が濃すぎる衝撃的な冷茶を前に、

隣の熟女は言った。

「ねぇ、今度さ、私やってみるわ。

私が作っても、こうなるのなら、

おかっぱちゃんのせいじゃないって事よね?」

悪戯な笑みをたたえる熟女を見て、私は思った。

 

これは、まずい。

ぜってー、やらせねー!

 

さて、我が家のよねさんは?

かまって欲しい時

 

一旦、離れて

 

ゴロンして

 

アピールだ

 

アピール

 

アピール

 

あぁぁぁ、まんまと引き寄せられちゃった

 

 よね「これが、あたしのやり方じゃ」

 さすが、婆さんよね。


微笑み地蔵の仏心

2017年07月17日 | 日記

言いたくても言えない言葉、

たまにでいいから、

勇気を出して、言ってみようよ。

 

おはようございます。

先日、ネットを観ていたら、

「最近、仏のような優しい男子が、増加中」という記事があった。

いるいる、我が家にも、仏様が。

 

1度、掃除機を掛けてもらった時、

私は、仏男子にこう言った。

「掃除機、掛けるの、上手いね~」と。

それ以来、彼は、早朝の深い眠りの中であっても、

今日は、私が掛けるしーっと見せかけると、

反射的に起きて、顔を洗う間もなく、掃除機をかけ始めるのだ。

ほとけーーーー!

 

我が家に、招かざる客が来たとしても、

仏男子は、追い立てたりはしない。

客のペースに合わせながらの、仏の説得だ。

ほとけーーーー!

 

私の調理中だって、仏男子は見守っている。

そして、ひとたび危険を察知すれば、

身を挺して守ってくれるのだ。

うんこを・・・。

ほとけーーーー!

 

ちょっと、おじさん?

大きく間違えてない?

こういう時は、私のとこに駆け寄れや!

 

こんな仏男子と暮らす女は、

別名 鬼軍曹と呼ばれている訳だか、

たまには、言わなきゃいけないよね。

 

彼の誕生日は、6月13日だ。

覚えやすいからといって、

知り合った頃、鬼軍曹は、

「あなたの誕生日は、ムイミと覚えたかんね」と

得意げに笑ってたなぁ。

それなのに、すっかり忘れてたなぁ。

どうしようかなぁ・・・

言おうかなぁ・・・

私の大好きな、桃の?

いや、桃さんのコンポートを作ってくれたの?

ほとけーーーー!

みかんは、おみかん。

リンゴはおリンゴ。

桃は、桃さんと呼ぶ、ほとけーーーー!

 

っと、今日は、おじさんへの謝罪の意を込めて、

褒めてみました。

これで、なにとぞ、なにとぞ。

 

そんなおじさんの朝のトイレも

おじさん「おたまちゃん、どいてください」

 

おじさん「ちょっと、限界に達してきましたよ」

 

おじさん「ごめーんね~」

 

おじさん「あらら、今度は潜っちゃったの?」

 

おじさん「うんちゃんも、来たの?」

 

おじさん「あらら、あららら」

その後も、仏の説得は続く・・・

ほとけーーーー!

 


きくと、おたまの、通信手段?

2017年07月15日 | 日記

我が家の猫達がお世話になっている動物病院の院長は、

ベテランの猫飼いさんでもあるんです。

 

おはようございます。

以前、3匹の子猫を保護した時も、

真っ先に、その動物病院へ向かった。

すると、院長はこう言った。

「おかっぱさん、丁度うちにも子猫が居るんだけど、要る?」と。

普通、この状況で、追加は要らんやろ。

 

ワクチン接種も、その病院にお世話になっている。

うんこを連れて行くと、必ず、院長は言う。

「いいなぁ、いいよね~、デブ!デブ!デブ猫、大好き!」と。

その発言に、隣にいる勝気な看護師さんに、

肥満を褒めてはダメと、もれなく叱られる院長を見て、

私は、毎度すみませんと心の中で手を合わせている。

 

もちろん、今は極楽にいる、うめさんも、最期までお世話になった。

どんどん弱っていく老猫を前に、我を忘れて、

「院長、あのね、金ならどんだけでも出すから」と

半泣きでセレブ発言をした、生粋の貧乏人の私に、

院長は笑いながら言った。

「おかっぱさん、うめさんの目、見てごらん。辛そうじゃないでしょ?

本当につらい時はね、目を見れば分かるんだよ。」

その時の院長が、5割増しの男前に見えて、

寸でのところで惚れるとこだった。

危なかった。

 

おたまも、子供の頃は、よく通ったものだ。

あまり自己主張をしない子猫だったからか、

元気過多なあやの次だったからか、

やんちゃ盛りにしては、大人し過ぎないか心配で、

よく、病院へ連れていったものだ。

すると院長は、大した検査もせず、見るなり言った。

「あのね、おかっぱさん。この子は、こういう子!」と。

確かに、この子は、こういう子だった。

 

院長は続ける。

「おかっぱさん、今見た?

この子、僕の鼻を舐めてくれたんだよ、ねぇ見た?フフフ。

この子は、人好きな子かな?

猫さんって、大きく分けて、

猫が好きな子と、人の方が好きな子、どっちも好きな子、

独りでいるのが好きな子って居ると思うんだけど、

おたまちゃんは?

お姉ちゃん猫達と、上手くやれてる?」と。

 

おい、おたま!

どうして、お前の大事なおもちゃが、

毎度毎度、キクのお部屋にあるんだ?

 

うんこ「ちょいなー」

 

おたま「うんこ姉ちゃんダメ。オラが、きく姉ちゃんに貸してやってんだぞ」

そうか。

隙間から、おもちゃを入れてんだな。

 

きくさん、おたまが貸してくれるってさ。

 

きく「唾くさっ!くっさー!」

言ってやるなよ~。

おたまは、きくさんの事も好きなんだってさ。

 

おたま「だからさ、きく姉ちゃ~、お部屋に入れて~」

きく「いやだ」

言ってやるなよ~。

きくも、まんざらでもないくせにさ。

 

きくを隔離してから、半年以上経っただろうか。

猫が大嫌いで怒ってばかりだったきくも、

格子越しの猫達と、何やら、お話、しているようだ。


そこは、室内だ

2017年07月13日 | 日記

網戸と窓の間は、

それはもはや、室内だ。

 

おはようございます。

昨日の朝、ゆっくりコーヒーを飲んでいると、

どこからか、不気味な音がした。

キーーーーキキキーーー

 

歯がきーんとなりながら、音の方へ行ってみれば、

そこには、白ーい長ーい物体が!

近付かず、目を凝らして見てみると、

今度は、網戸と窓の間に、黒ーいでかーい物体が!

 

こここれは・・・

もはや、室内ですやん!

室内にゴキブリ侵入ですやん!

 

私は、すぐさま、叫んだんだ。

明らかな異変にも、決して動かぬまま両手を広げる、微笑む地蔵に、

叫びながら駆け寄った。

そして

まるっと投げて、トイレに避難したのだった。

 

「そっとしておきましょう。そのうち隙間から出ていきますよ」

そうだね。

おたまも、すっかり飽きてるようだしね。

 

おたま「オラたち、やりきったよな、おじさん」

 

おたま「これが、男の仕事ってもんだよな、おじさん」

 

おじさん・おたま「うひゃひゃひゃ」

 

おじさん・おたま「うひゃひゃひゃ」

君たちは、なにも、しておらんではないか!

 

そうそう、皆さん、知ってました?

窓って、向かって右側を開けるといいんですって。

そうすると、網戸と窓に隙間が出来づらくなって、

虫の侵入が防げるそうですよ。

職場の隣の熟女に教えてもらいました。

我が家、すべての窓が左側を開けている。

だから虫どころか、ヘビも入って来られるという訳か・・・。