うめと愉快な仲間達

うめから始まった、我が家の猫模様。
犬好きな私は、チワワの夢を見ながら、
今日も癖が強めの猫達に振り回される。

願いは、叶うはずなんだ

2018年06月16日 | 日記

ひとは、祈る時、

なぜ、空を見上げるのだろう。

空に、何があるのだろう。

 

おはようございます。

そんなわけで、私は今、

まさに、空を見上げて祈っているのだが、

我が家のおたまは、

ポンままさん家の風呂の無事を祈っているはずで・・・

おい、おたま!

ネズミを咥えて、うろうろしているが、

このネズミは、うんこのネズミではない。

これは、私が作った、にせネズミなのだ。

私の願いが叶った瞬間なのだイエーーーイ!!

 

うんこが子供の頃から大事にしていたネズミが、

いつのまにか、おたまのお気に入りにもなってしまい、

時には、そのネズミを、

おたまがどこかに隠してしまったという事件は、ここでも記した。

あれから、私は、この三角関係の解決を祈っていた。

私が作ったにせネズミを、おたまが気に入ってくれればと、

祈っていたのだ。

その祈りは、空への祈りではなかった。

あやの尻へと注がれた。

おたまが大好きなあやの匂いを、

にせネズミに擦りつける日々を続け、

そして、願いは叶ったのだった。

 

この成功体験を胸に、

私は、ベランダに出て、空を見上げて祈っているのだ。

明日の自治会定例清掃が、雨で延期になりますよーに。

神様、仏様、雷様、なにとぞ、なにとぞ~。

よねちゃん?

ちょっと待っててね。

おばちゃん、渾身の祈りの最中だからな。

 

ゴツン

 

グリグリ

 

ムギュ~

ほれ、来週ならやる気が出る気がするのよ、来週なら。

今週は、なんか、そういう気分じゃないなって時、あるやん?

 

よね「ただ、怠けたいだけでしょーーーー」

うん、そうともいう!

それを承知で、なにとぞ、お願い申し上げたてまつる!!


熱帯交流(注:長いけど、くだらないよ)

2018年06月14日 | 日記

六月晴れの空のように、

皆様のお気持ちが晴れやかでありますよう、

お祈り申し上げます。

 

おはようございます。

これは、アマゾンさんのお便りの一部だ。

ありがとう、いやテンキュー!

グラーシアス?

オブリガーダか?

世界最大級の熱帯雨林のアマゾンさんが、

私の無理なお願いに、懸命に答えてくれた。

今日は、そんな感動の話をしよう。

 

始まりは、私の足元からだった。

5月に入り、私は素足にツッカケを解禁した。

すると、1足目のツッカケの靴底が、買い物途中で片方取れた。

お出かけ用のツッカケの靴底も、都会に到着した5分後、両方取れた。

残すは、3足目のツッカケだ。

期待の星である3足目は、見事期待に応え続けて、

気づけば、6月になっていた。

 

そんな6月12日、

私は、その日も張り切って仕事に臨むつもりで出社した。

しかし、どうしても、やる気になれない。

なぜだ?なぜなんだ?

これでは、どうにもならないと諦めた私は、

しばらく、仕事をする振りをしながら、おやつを食べようとしても、

食欲すら湧かない。

どうしたことだろうと、自分に意識を集中させて気づいた。

そういえば、体の倦怠感がはんぱない。

くわえて、若干の吐き気も感じる。

 

そこで、私は原因を探るべく、

さらに注意深く、体のひとつひとつの器官に問いかけてみたのだ。

眼は、小さいが故、視界は狭いが、いつも通りだ。オーライ!

口の中はどうだ?歯に朝からパンが挟まっている。オーライ!

鼻は・・・なんか匂う。なんか、臭い!臭い、臭い、くっさー!

 

この丁寧な作業で、ついに判明した。

わしのツッカケが、ものすごく、臭い!

あり得ないくらい、臭い!

近所の畑の肥料より、臭い!

 

そこで、私はセカンドオピニオンするべく、

隣のデスクの熟女に、恐る恐る、我が足を差し出して懇願した。

「ねえ、私の足、嗅いでみてくれません?」

熟女は、「いやよ、いやいや」とごねたが、

私は鬼気迫る気配で、更に足を差し出し、「嗅いでよ」を叫んだ。

「おかっぱ・・ちゃん?臭いゴホン、ゴホッ・・・オエッ」

だろ?

くせーだろ?

すると、生真面目で姉御肌の熟女は、

咳き込みながら、私の足を嗅ぎながら分析し始める。

「これは、ツッカケの雑菌だ。うん、雑菌が繁殖しゴホッゴホゴホッ」

その後しばらく、熟女さんは咳が止まらず、私は焦った。

このままでは、自分どころか、熟女さんの命が危ない。

 

田舎では、靴を売ってくれる店などない。

靴を買うには、しばらく車を走らせる必要があるが、

そんな時間は、オフィスレディーの私にはない。

そこで、ひらめいたのが、アマゾン翌日配達だ。

私は、さっそく適当なツッカケを注文した。

これで、明日には、この環境から抜けだせる、はずだ。

はずだが・・・本当に明日届けてくれるのか?

疑心暗鬼に陥った私は、かくなる上はと覚悟を決めて、

アマゾンカスタマーセンターへ、1通のメールを送ったのだ。

 

下記が、その抜粋だ。

「いつもお世話になっております。おかっぱと申します。

実はこの度、お願いがあって、連絡いたしました。

翌日配達と記されても、そうはいかない時もあろうかと存じます。

ただ、今回に限っては、どうしても翌日に届くよう、

手配していただきたいのです。

というのも、今履いている靴が、突如恐ろしい匂いを発し、

仕事が手に付く付かない以前に、

気分が悪くなるほどの悪臭を放っております。

なぜ急にこんなに匂い出しのか、全く分からぬまま、

ただ緊急事態発生であることは間違いございません。

もはや、アマゾン様に、新しい靴を届けて頂くほか、

術は無いと藁をもすがる思いでございます。

勝手を申している事は承知の上、早めの配達をお願いいたしたく、

恥をしのんでご連絡致した次第でございます。

何卒、何卒、お願い申し上げたてまつる。」  

                 

〆は時代錯誤な文章になってしまった私は、

こんな恥ずかしいメールを送るほど、

完全に、常軌を逸していた。

 

こうして、6月13日を迎えた。

私は、下駄箱から古い靴を引っ張り出し、

入念に匂いを確認して、その古い靴で、出社した。

会社に着くと、とにかく、床が汚れている。

白い粉のような汚れが。

「まったくもう、誰かしら?」と思いつつ、掃除していたが、

気づけば、掃いたはずの床には、白い粉が散らばっているではないか。

どうして?

まさか社長の靴底が汚れているのでは?

そう疑念を抱きながらホウキで掃こうと、

足元をよく見てみたら、

私の古い靴底から止めどなく粉が噴き出ている。

なに?

これなに?

超常現象?

一瞬そう思ったが、どうやら私の靴底のゴムの屍どもだった。

また、靴底が原因かよ!

わしは、サイババの再来か!

ビブーティー撒いとんのかい!

そう叫びそうになった瞬間、

昨日アマゾンで注文したツッカケが届いたという訳だ。

私が、ビブーティーと叫ぶ代わりに、

イエーーーーーーイ!と歓喜の雄たけびをあげたのは、

言うまでもない事だ。

 

その後、アマゾンさんからメールが届いていたことを知った。

「お約束通りに届きましたでしょうか?

この件は、私より早めに配送業者へ依頼を致しました。

当サイトは、24時間年中無休で

いつでも、おかっぱ様をサポートいたしますので、

いつでもご相談くださいませ。

六月晴れの空のように

皆様のお気持ちが晴れやかでありますよう、お祈り申し上げます。」

 

おい、おたま!

おまえ、感動で泣いてんのかい?

 

おたま「すごく、くだらない」

うん、オーライ!


追いつけない、最近の私

2018年06月12日 | 日記

今年も例年通り、梅雨入りをしたらしい。

子供の頃から、だいたいこの時期には、

そういうことになっているが、

地球の営みってのは、凄いもんだ。

 

おはようございます。

今年は、ちょっと止めておこうかな?とか

去年ってどうだったっけ?とか

そういう迷いはないのだ。地球には。

そして、そこに生きる生き物達にも、迷いはない。

夏の兆しを感じるか否かの時、一斉に、

「おーれだおれだおれだー!」ってな具合で、

蚊たちが、私の血を吸いに来る。

おれだと言っているが、血を吸いに来るのは、

実はみんな、メスだ。

みなメスだ。

みなオス(見直す)に対抗する語呂合わせが思いつかないが、

完全に、対策が後手に回ってしまった。

 

その止むことのない地球に、ぐいぐい背中を押され、

私は最近、なんだか気が急いてしまう。

むしろ、気だけが急くのだ。

日常になんら変わりもないはずが、

どういう訳が、時間に追われているような錯覚に陥る。

「考えてみて!わし、なんも忙しくねーじゃん?」

そう言い聞かせても、気ばかり急くのだ。

 

そんな最近の私、何をしているかというと・・・

 

1.パソコンにツッコんだりしている。

ブログのコメント欄にコメントを打って、

最後にランダムな4桁の数字を打ち込んで投稿してくれって言うから、

そうしようと思ってんのに、

数字を確認する前に、予測変換でいろんな数字を出してくる、パソコンな。

お前な。

おれだおれだと出しゃばり過ぎだな。

この敗北感を、どうしたらいいのだ?

 

2.これはなんだ?ってぼんやり眺めていたりする。

これは、なんなの?

 

なにげに、なんなの?

あぁぁ、おたまか・・・

 

3.目的のない、お絵描きなんかしちゃってさ。

姪っ子が描いた、すごく上手なデッサンの構図を真似て、

真剣に描こうと思ったのに、ふざけちゃってんじゃん、わし。

姪っ子とのお絵描き対決は、もうとっくに追い越されている。

フエルトもな!

 

4.なのに、まだ・・・

炬燵すら、片付けてないというね。

もはや、後手どころではない。

この一帯、まだ冬の景色だ。

 

暇じゃん?

これら、暇人ならではの時間の使い方じゃん?

だから、追いつかないんだろ?

うんこ「ゆったり寝ましょ、母さん」

そうだな。

ゆったり寝ような。

 

ちょっと暑いけどな。

 

だいぶん、あっつい!

夏よ、ちょっと待っていておくれ!

いつか必ず、小走りで、追いつくからな。


どうにもならない私達

2018年06月10日 | 日記

私の父は、

昔から、見るからに怖いイメージで、

実際、頑固一徹、亭主関白な気質を有した男。

のはずだった。

 

おはようございます。

しかし、選んだ女は、外見だけはそこそこ美しいが、

デート中に気に入らない事があれば、

バッグを捨てて、靴を脱ぎ捨て、

なんでもかんでも放り捨てながら走って行っちゃうような、

どうにもならない女だった。

しかし、道に捨てられた女の私物を拾いながら追いかけた甲斐あって、

2人の娘が誕生した。

 

長女は、どっちに似たの分からないが、やたら出来のいい娘で、

たまには、父の威厳で叱ってやろうと思っても、

まず叱られるような事をしない娘だった。

どうにもならないから、

「姉ちゃんは、俺に似てるからだ!」と自慢げに威張って見せた。

 

次女は、別の意味で、これまたどうにもならない娘だった。

言う事を聞かない罰として、ベランダに放り出してみれば、

泣いて謝るのを待ったが、

当の次女は体操座りで、静かに星を眺めていた。

反省など皆無の世界観を作り出していた。

鉄拳を食らわせれば、殴り返してきたし、

正座させて説教を聞かせる間、下を向いて笑っていた。

「なにが、おかしいんだ!」と叱れば、

「だって、ゴリラみたいなんだもん」と言い放った。

どうにもならない。

 

今では、

長女夫婦の間に生まれた2人の娘が、時々遊びに来るようになった。

この2人の娘は、平成生まれのぴちぴちギャルだ。

遊びに来ては、2人の孫のはしゃぐ姿を前に、

昭和初期に生まれし父には、

「落ち着け」と言う以外、言葉が見つからない。

やっぱり、どうにもならない訳だ。

 

出戻り次女は近所に越してきて、事あるごとに、

「あたしはね、嵐を巻き起こして、親のボケ防止に努めてんだ」と、

威張って吠えている。

単純に面倒をかけているだけ、なのにだ。

そのおかげという訳ではないが、

83歳の父は、割と、今でもしっかりしているのだが、

先日の夜中、母から電話があった。

「ジジーの咳が止まらんのや。

死ぬかもしれんから、救急車を呼んだほうがええんやないか?」と。

とりあえず、実家へ行ってみれば、

父さんの咳は、そこそこ止まっていた。

結局、様子をみて、翌日病院へ行く事になったが、

その間、私はガラケーで咳の止め方を検索しては、

まるで実験的に、次から次へと提示しては、母に用意させる。

こんな時だけ、やたら、よく働く母さんは、

私の号令のような「マスク!」という言葉に即座に反応して、

寝ている父に、まずマスクをかけた。

そして今度は、私の「はちみつー!」の号令に、

母は、マスクをちょろっとずらして、

厳かにはちみつを、ひとさじ、口へねじ込んだ。

次に、「大根おろし」の号令だ。

ちゃちゃっと大根をすり下ろす母の、なんと早い事か。

動きに一切の無駄がない。

 

しかし、そこでようやく、父は言った。

「もういい!」

うん、そうだな。

咳、最初っから、とっくに止まってるもんな。

 

そんなわけで、

我が家の女たちは、本当にどうにもならないって話だ。

しかし、やる時はやるのだ。

この間、実家に遊びに来た、我が姪っこが、

私のフェルト作品「ぺら雄さん」を見て感化されたようだ。

 

姪の処女作品

私を、大幅に追い越しやがった。

姪っ子のお言葉

「あのね、おかっぱおばちゃんはね、刺す作業が足らないの。

これ作り上げるのに、5時間は掛かったからね。

おばちゃんは、刺しが足らないの。わかった?頑張って!」

甘んじて受けますテンキュー!

 

そして、母さんとの約束もあった。

母の日に贈った品に難癖をつけた母さんに、

難癖返しとして、大きな大きな玉を作っておくれと

無茶ブリした結果・・・

 

「ガラケー比較」

特大、大、やや小の3個を仕上げてきた。

 

毛染め中のおかっぱ曰く、

じゃまくせーです!

 

さて、ただでさえ狭い部屋が、

さらに狭くなったところで、遊ぼう!

猫用LEDレーザー

 

おーい、普段は、ほとんど動かぬ、おたまー!

やるぞー!

 

お前も、たまにはやるのね!

きっと、すぐ飽きるだろうけどな・・・

おたま最愛の父さんは、風邪の咳だってさ。

大丈夫なんだってさ。

よかったな、おたま。


ひとつだけ

2018年06月07日 | 日記

子供の頃は、

服といったら、

姉ちゃんのお下がりか、親戚のお姉ちゃんのお下がりか、

時には隣のお家のお姉ちゃんのお下がりばかりだった。

 

おはようございます。

パンツに至っては、母さんのお下がりだって履いていたんだ。

母さんに無断で、だ。

母さんのデカいパンツが、最高に履き心地が良かったんだ。

母さん、ごめん。

 

それが高校に入って、アルバイトをするようになり、

自分が稼いだお金で、初めて買った服は、

滅茶苦茶はじけたジャケットと、

 滅茶苦茶はじけたブーツだった。

フリンジ祭りだった。

歩くたび、バサバサ音を立てるフリンジが、

精神衛生上、良くなかった。

フリンジ音で、常に心をかき乱されていたせいか、

正常な判断ができなかったがゆえ、

生れて初めてのデートに、この格好で行って、

真面目な好青年にドン引きされた。

その記念すべき、初デートの思い出は、

フリンジの奏でる音と、

フリンジが邪魔で、飯が食い辛かったこと、だけだ。

 

大人になって、

自分だけの物ばかりに囲まれるようになったが、

我が家の猫達は、上手い具合に、様々な物を共有している。

うんこのネズミさんは、

12年間、うんこだけの物だった。

一旦紛失して、皆様にもご心配をお掛けしたが、

紛失の原因は、おたまが隠してしまっていたからだった。

どういう訳か、気づけば、うんこのネズミは、

おたまのネズミさんにもなっていたって訳だ。

ネズミさんを持ってく、おたま。

 

おたま「おらのネズミさんだぞ」

違うぞ。

うんこのだろ?

 

うんこのネズミさんだもんな?

 

うんこ「はーはん、ふんはんへふひひーほ」

なんつった?

うんこ「母さん、うんちゃん、別にいいよって言ったの」

別にいいの?

 

うんこ「うん、いいよ。貸してあげてるの」

 

うんこ「貸してあげてるだけよ」

 

うんこ「母さんにも、貸してあげるわよ」

そっか。

うんこは、優しいんだな。

 

ネズミさんが紛失していた間、

私は、それに似せたネズミを作ってみた。

だけど猫達は、見向きもしない。

我が家のネズミさんは、1つだけで良いって事なんだな。 

にせネズミ「わしの立場は?」

お前さ、白目がいけないんじゃない?

白目が・・・