うめと愉快な仲間達

うめから始まった、我が家の猫模様。
犬好きな私は、チワワの夢を見ながら、
今日も癖が強めの猫達に振り回される。

頑張って、読むー!

2021年06月19日 | 日記

今日は、

雨が降る休日です。

そんな日は、どっどどどどど、読書しましょう。

 

おはようございます。

ごめんなさい。

言ったことのない台詞だものですから、

つい、とちってしまいました。

 

そう、私は本を読まない。

これは、子供の頃からだ。

だからもちろん、漫画はおろか、教科書も読まなかった。

そこは、頑なに貫いた。

だから、生まれ育ったこの国を造ってきた、

歴史上の偉い人達の事もほとんど知らない。

 

おかげで、私の心は、まっさらだ。

色眼鏡で世間を見たりしない。

目線はいつだって、赤ちゃんのようにまっさらだ。

ただ、48年以上生き続けてきた経験豊かな赤ちゃん目線は、厄介だ。

ちょっとした、小姑みたいな口調で、世間にケチをつける訳だ。

千円札に描かれている肖像画が、誰かも知らないくせにだ。

そんな時、小姑みたいな赤ちゃんは、こう言う。

「下の方でいいから、お名前書いといてよ」と。

その時、

「下に小さく書いてあるよ」と教えられ、千円札に目を凝らした。

そして、小姑みたいな赤ちゃんは、駄々をこねる。

「見えない・・・。

老眼鏡の度数上げないと、見えないやんかいさー!」

まったく、厄介なベイビーだ。

 

しかし、そんな自分に危機感は持っている。

そして、読んだ本に救われる機会も少なくない。

友人に勧められて読んだ本には、生きるヒントが

たくさん書かれていて、

「本を読むって、素晴らしいことなんだな」ということを学んだ。

だから、自分でも本を買うことがある。

『このリンス泥棒!』は、何度も何度も読み返し、

『ナンシー関の記憶スケッチアカデミー』は会社の引き出しにしまい、

いつでも再読できるようにしている。

 

そんな私に、ハルキストが、

「う・・・うん、そういう本も楽しくていいよね。

ん?貸してくれるの?リンス泥棒を?

いえ、それは、またの機会でいいや。」と戸惑いながら、

「こういうのも読んでみると、いいよ。」と本を数冊貸してくれた。

もちろん、村上春樹の数冊だ。

「読む。頑張って、読むー。」

と、赤ちゃんみたいにまっさらな目で、受け取った。

そして、昨日、

簡単なシオリを作った。

可愛いでしょー?

ねえ、これ、可愛くないー?

うふふふ、うふふふふふ。

ちなみに、この本のページは、まだ一枚もめくっていない・・・。

 

さて、我が家のベイビーたちは何してんの?

ここから

 

こうなってしまう。

無邪気に遊んでいたかと思いきや、

ふと目をやると、

なぜか、こうなっていた。

 

あや「早く、ページめくりなさいよぉ!」

頑張って、読むー!


忘れたくない日、忘れられない日

2021年06月17日 | よねの事

とっくに過ぎているじゃないか・・・・

 

おはようございます。

6月11日は、よねの命日だった。

すっかり忘れていた。

そうだ。

11日は、予定外に、うんこを病院へ連れて行った日だ。

うんこは、抗生剤で元気を取り戻してきたにも関わらず、

ほとんど絶食状態が続いていた。

鼻だけじゃないかも・・・そう思っていたら、

急に、「うんちゃん、ちょっと食べてみるから見てて」と言わんばかりに、

私の前でご飯を一口食べて、前足で口を引っ掻くような素振りをして

私を見上げた。

だから、私はうんこを連れて、病院へ走ったんだ。

 

そうか、そうだった。

 

よねという猫は、不思議な猫で、

ご飯の用意をしたって、すぐ食べにくるような猫じゃなかった。

呑気で気ままで、実は、いつ食べていたんだろう。

気付くと、いつも皿が空っぽになっていたってだけで、

本当に、よねが食べたのか定かでは無かった。

それでも、顔はいつも真ん丸だったから、まあいいかって諦めていた。

18年間、私はよねの生態を全て把握することは出来なかったんだ。

それなのに、ある日、

座布団で寝ているよねの近くに、いつものようにご飯の入ったお皿を置くと、

よねがむくっと起きて、ぱくっと口を付けた。

出されたご飯をすぐに食べるなんて、珍しくて驚いたが、

「あら?珍しいねぇ。じゃ、あたしゃ歯医者さん行ってくるよ。」と言って

すぐ立ち上がろうとした。

その時、私は歯が痛かったんだ。猛烈に。

しかし、よねは、私の前にテトテトと来て、

「ニャー!」と鳴いて見せた。

「ん?」

すると、今度は短い前足で、口を引っ掻くようにして、もう一度、

「ニャー!」と鳴いた。

「よね、お口が痛いんだな?こりゃえらいこっちゃ」

私は、すっくと立ち上がり、ぬいぐるみを持ち上げるように、

よねを抱き上げ、病院へ走った。

私の歯医者ではなく、動物病院へだ。

 

そうだった。

 

うんこも、歯が痛かったんだ。

あの時のよねとそっくりだから、すぐ分かった。

よねの命日に、

よねはうんこに、耳打ちしに来てくれたのかもしれない。

「この人ね、分かりやすいように伝えないと、気付いてくれないんだよね。」

なんて、教えてくれたような気がした。

 

それが、よねの命日の日だったと気付いたのは、昨日の朝だった。

うんこが食べる様を見て、よねを思い出したんだ。

「うんちゃん、歯はもう痛くないな?」

また痛くならないか、見逃さないように、しゃがんで見守っていた。

「よねの命日、すっかり忘れてたよ、私」

その時、グーッと腹が差し込んだ。

けれど私は、ずっとしゃがんでいた。

よねの命日を忘れていたにも関わらず、

ここで、うんこのことをも見守らないのは、あまりにも気が引けた。

「もう限界かもしれない、いやまだ大丈夫。」

腹の中は行ったり来たりの綱引きが始まったが、

うんこは、ゆっくり味わうように食べている。

「あかん、うんこ?まだ?」

ゆっくりゆっくり食べている。

そういえば、よねも食べるのが遅かった。

そんな事も思い出しながら、気をそらそうとしても、

グルグルグルグル・・・腹の音は、早まっていく。

「おっ、うんこ、完食したな。えらいぞ。」

我慢の甲斐あって、ようやく、うんこは食べ終わった。

私は、うんこの頭を撫ぜてやろうと手を伸ばしたが、

寸でのところで、私の手は止まった。

そして、開いていた掌は、見えない藁を掴むように固く握られていた。

「出て・・・もうた。」

尻の括約筋には、食い止める力は残っておらず、

うんこはお構いなしに、とりあえず、切れの良いところまで、出てしまった。

 

よねの2回目の命日を思い出した16日の朝、

私はうんこを漏らした。

なんか・・・よね、ごめんって思った。色んな意味で。

 

長い話になってしまったが、

要するに、うんこを漏らし話でした、ごめんなさい。

 

よね、ごめんな。

うんこの事だったからかな?

うんこ繋がりみたいな感じで、出ちゃったんかな?

 

こんな感じで、現れてくれたんかな?

 

命日を忘れたって、君のことは忘れないよ。

忘れられない、不思議な猫だ。


猫達の様子

2021年06月15日 | 日記

うんこにつきまして、

沢山の応援、励ましを頂きまして、

誠にありがとうございます。

今はすっかり食欲も戻って、平常運転です。

残すは、口の中の痛みが再発するか?しちゃうのか?

もう少し、お薬が必要か?

ということを念頭に、見守っております。

 

おはようございます。

うんこが苦しむ姿が、こんなに私にダメージを与えるとは、

思いもしなかった。

もう、頭がパッカーンって感じだった。

私は普段から、我が家のおじさんに、

「ええか、そろそろ年齢的に、何があっても覚悟せんとかんのだに」

と言い聞かせていた。

おじさんは、うんこを溺愛しすぎているからだ。

もちろん、今回のうんこの不調で、

おじさんはパッカーンどころか、もはや音もしなかった。

「あれ?おじさん、ショック死したのか?」

というくらい、全てが停止した状態のように見えたが、

私もパッカーンだったせいで、3キロ痩せた。

そこは、やったぜ!棚ぼただぜ!!と思っている。

要するに、私も全く覚悟なんてしていなかったという訳だ。

 

うんこが苦しそうな姿に、私は

「代わりにオレを殺してくれ~」と呟きながら過ごした。

イチイチ、自分の命を懸けていた訳だが、

その反面、3キロ減にコッソリ喜んだりして、

それを人々に言いふらしたい衝動を抑えていた。

そして、言わなくてよかった。

今朝、体重を測ったら、既に1.5キロ戻っていたから。

チェッと舌打ちした。

こんなものだ。

 

それに比べ、我が家の猫達は素晴らしかった。

うんこがぐったりした夜から、

みんな、一斉に行動が変わった。

うんこを病院へ連れて行くと、みんな玄関で待っていて、

キャリーから出るうんこの体を、心配そうに代わる代わる舐めていく。

みんなだ。4匹とも、代わる代わるだ。

投薬の時も、必ず、みんな集まって見守っていた。

うんこは、投薬が大っ嫌いだし、ついでに私は不器用だから、

毎回手こずる訳だが、4匹がそれを静かに見守っていた。

毎回だ。

 

絶食状態のうんこが食べるか見測るための置き餌は、

朝になるまで手付かずだった。

爆食いのあやも、食の冒険家のたれ蔵も、

その置き餌に一口も口を付けなかったのだ。

そのくせ、うんこの食欲が戻ったら、

それを合図とばかりに、

三つ巴で置き餌を食い尽くすようになって驚いた。

本当に、まるで合図のようだった。

 

おたまは、あやの尻ばかりを追っては、いつもシャーっと叱られるのに、

この1週間は、一度もあやお得意のシャーも聞こえなかった。

遊びたいばかりのたれのんも、あやもおたまも、

とにかく静かに、うんこを囲っていた。

まるで、結界を作って癒しているみたいだった。

ピラミッドパワーみたいだった。

ヨガにありそうな、ある種のワークみたいだった。

 

猫って不思議な生き物だね。

今は、普段通りに、てんでバラバラに過ごしているのにさ。

また、遊び始めたぞ

 

のん太「ちょっと待って」

 

のん太「来い!」

ガードしてんのね?!

 

ほんと、猫って不思議だな。

 

こんな顔も出来るし・・・


続、経過です。

2021年06月13日 | うんこの事

薬を加えてみたら、

いい感じになってきたー!

 

おはようございます。

うんこさんの不調の原因は、

おそらく「猫風邪」ということに固まり、消炎剤を加えることで、

回復してきた模様です。

鼻と口腔内の炎症による、食欲不振だったのだろう。

しかし、もともと、血糖値が高めだったことで、

高齢の糖尿病の猫には、消炎剤は禁忌だそうだが、

尿にも糖が降りていないことを確認できたので、

少量ずつ、消炎剤を投薬していくということと相成りました。

 

今回は、手こずった。主に病院のシステムに手こずった。

久しぶりに行った、かかりつけ医の院長は、ほぼ引退状態だった。

しかし、奥さんも獣医さんだ。

しっかり者の奥さん先生がいるなら安心だと思いきや、

奥さん先生は出て来ない。

看護師さんが問診をして、なんなら口腔内とかも診てくれて、

バックヤードに引っ込んでいく。

そして、また、看護師が出てきて、治療方針を伝える。

奥さん先生は、確実にバックヤードで指示しているのに、出ては来ない。

猫を診ないどころか、自身の顔さえ見せない訳だ。

 

なんだ?

影の将軍か?ってな具合だ。

 

そして、実際、医療行為(注射や点滴)となると、

ほぼ引退状態の朦朧とした院長が、ポチっと針を刺す。

 

おいおいおいおい!

 

だからなのか、看護師さんは素晴らしい。

こっちは「薬のリスクより、今は絶食のリスクのほうが高い」と訴える中、

うんこを見もしない影の将軍は、消炎剤を渋る。

板挟みの看護師は、バックへ行き来しながら、調整を図る。

もうなんか、可哀そうになってきた。

とはいえ、うんこの絶食が続く中、別の病院を探してたら、

間に合わなくなる気がして、

粘って、消炎剤を出してもらうこととなった。

 

近年、院長の状態は、会う度、衰えていて、

そろそろ別の病院を探さないととは思っていた。

今回の件で確信になった訳だが、今まで沢山助けてもらった感謝は消えない。

病院自体の批判も、する気にはなれない。

どんどん壊れていく夫を目の当たりに、独りで耐える奥さん先生も、

きっといろんな思いがあるだろうし、

そんな病院や患者を懸命に支える、熱い看護師さん達には

素晴らしいとしか言いようがない。

 

人には、それぞれ生きた分だけの歴史があり、

いつもベストな訳がない。

仕事に私情を持ち込むべきじゃないかもしれないが、

でも、どうしようもない時だって、ある。

それが、あの病院の今なのだろう。

私は、あの病院での歴史を終えるだろうが、

いやでも、ワクチンだけくらいなら、行ってもいいかもしれんな。

なんていうことを、思ってしまう。

不謹慎かもしれないが、私はもう少し、

あの病院の歴史の一端を見たいと思った。

 

6.8キロだった、うんこさん、

今回で、6.2キロと、またちょっとスッキリしたね。

うんこ「栄養を取り戻さないとだわ!」

ん?・・・うん。

 

うんこ「ガリガリになっちゃった分、急いで取り戻さなくっちゃ」

ん?・・・うん。

まだ貯蓄は、けっこうありますけどね。


カラー写真なのですが・・・

2021年06月10日 | 日記

なんだかんだ、

けっこう更新しておりますが・・・

 

おはようございます。

恐縮です。

我が家は相変わらずです。

とくに、若い子達は、さすが若いだけあって、

元気だ・・・

あや「うぇ~い」

違った。

我が家は、若いもんより初老のほうが、爆発的に元気なのだった。

 

あや「よっしゃ、こーい」

 

あや「そいや!」

 

あや「とりゃー」

お元気ですね、こんなに暑いのに。

さすがです。

 

あやの元気は、いつも私を救う。

いや、いつもは、ほんと勘弁してくれよって思っているが、

こんな時は、この元気さは、まったく救われる。

あやを拾う前まで、私は鬱状態だった。

脳卒中の影響だったのかもしれないが、とにかくしんどかった。

そんなある日、川に落ちてる子猫を見つけてしまい、

慌てて川へ入って子猫を抱き上げ、「どうしよ」っとのけ反ったら、

空の鮮やかさに驚いた。

「空って、こんなに青かったっけ?」

くすんでいた私の世界に、一斉に鮮やかな色が戻った瞬間だった。

それからは、あやの驚くべき元気さに付き合わされたおかげで、

疲れ果てて、肌の色がくすんだ。

 

うんこにとっても、あやとの出会いは衝撃だった。

先住猫との関係性がうまくいかず、

うんこは、いつもネズミさんを咥えて、独りぼっちだった。

そんなうんこに、小さなあやは垣根無しで突進していった。

ボコボコにした。

ボコボコにキックやパンチを受けていたうんこは、

なんだか、とっても楽しそうだったんだ。

うんこの世界も、あやの出現で、色鮮やかになっていったのかもしれない。

 

だけど?だから?

昨日のうんこの写真は、

なんだか、白黒写真みたいになっちゃってるやん?

カラーでお伝えしております。

うんこさん、自発的に飲水ができるようになり、

おかげさまで、かなり元気が戻ってきております。

もう少し、かな?

頑張ってるよ~。