マリアテレジアの独り言

日々の生活の中で見つける・・
  小さな感動をつづります。

なぜ?山に登るのか?

2009-09-01 10:00:00 | 父の日。母の日。結婚記念日。

本白根山付近のこまくさ群生地に、最後の花を咲かせるこまくさ


昨日、台風で計画挫折した白根山登山
今日は、台風一過の青空の下、白根山(白根山&本白根山)に登頂成功です


台風の翌日、火曜日、のせいもあってか・・・
本白根山登山中に出会った人は・・・たったの11人だけ。

中年夫婦&一人登山の中年女性に二人&一人登山の中年男性に二人
そして、一人登山者の若い好男子三人と二人で登ってきた青年達。

人は、なぜ?山に登るのか?
私は、なぜ?山に登るのか?  って、考えました・


「そこに山があるから」←イギリスの登山家・ジョージ・マロリーの有名な言葉です。

美しい山をみると・・「登ってみたい!」←私の心から湧き出る思いです。


小学校卒業まで、六甲山の麓の岡本に住んでいて・・・
当時の企業戦士の父親は、休みがとれると・・
裏庭?!(六甲山)に私を連れて行く。
  そんな生活が、私のDNAに埋め込まれたのかもしれません

小さいときからの生活環境が、「山に登る私」を作っています。


本白根山に向かう道は、静かな美しい道でした

なんとも素晴らしい!!  緑の中の木道です

誰にも出会わないし、誰にも追いつかれない。
オゾン豊かな道をゆっくりと歩きながら、心洗われる早朝の森林浴を楽しみました。



「なぜ?私は山に登るのか?」 再び考えます
  「心身のリフレッシュ」 のためでもあります。


この大自然!この緑!! 
 これらの中に、身を置くことは、何事にも代えられない、
  大自然のプレゼントがあるのです
      心身のリフレッシュ

大自然の大きさに比べ、自分の存在の小ささを思い知らされ、
大自然の一部でもあり、大自然(神)の御手の中の自分の存在を、確認し、
    自分と向き合う時を与えられます



道を登る途中で、初老の一人登山の男性に出会いました。
「しばらく行くと、コマクサが、まだ少しだけ残っていますよ」と教えてくれる。

もう終わっているでしょうと諦めていた、こまくさとの出会いに、
   期待で、胸が膨らみます!

写真の、可憐なこまくさの花 
   をいくつか、見つけることが出来ました。

コマクサは
ケシ科の植物。
他の植物が生息できないような砂礫地、しかも絶えず強風が吹いたり、
土壌が崩れ易かったりするような厳しい環境の下で沢山群れを作っている。
そんな環境で生息できるのは、地中深くに細いしなやかな根を張るからです。


「私も、花に負けずに、強く生きていこう!!」
 って、可憐な花から、勇気をもらいます! 

こんな、可憐で辛抱強い高山植物の花々に出会える醍醐味
  これも、「山に登る理由」です


緩やかに登りつめると視界が開けました

お目当ての、本白根山まで、もう一息

山の頂上まで来ると、美しい山々の
  頂上でなくては見えない、360度の絶句の美しい世界が開けます。

  「やったね!! 2165m本白根山制覇だね!!
   
    美しい世界と達成感!!これも 「山に登る理由」 です
 夫婦二人、健康で、百名山制覇山が一つ増えて・・幸せ!!