マリアテレジアの独り言

日々の生活の中で見つける・・
  小さな感動をつづります。

『死者の日』  そして  『ところが彼らは平和のうちにいる.』

2015-11-02 22:23:43 | 聖書。聖書勉強会。教会。日常の信仰生活。

     今日は11月2日。 『死者の日』
 

    カトリック教会では、『諸聖人の祭日』の翌日に、すべての死者を記念します。

             『今日の第一朗読:知恵の書』

         『愚か者たちの目には彼らは死んだ者と映り、
     この世からの旅立ちは災い、自分たちからの離別は破滅に見えた。

            ところが彼らは平和のうちにいる。
        人間の目には懲らしめ(こらしめ)を受けたように見えても、
     不滅への大いなる希望がかれらにはある。』   知恵の書 3章2~4節


   皆様は、御家族や御友人達、愛する方たちとのお別れの経験はおありになりますか?
         お知り合いの皆様方のご冥福を、心よりお祈り申し上げます。

      私も、今日は、両親と次兄 そして 全ての死者の冥福をお祈りいたしました。

 
   そして。
                『今日の入祭唱』

       『イエスが死んで復活されたと、わたしたちは信じています。
          神は同じように、
   イエスを信じて眠りについた人たちをも、イエスと一緒に導き出して下さいます。』
                               テサロニケの信徒への手紙Ⅰ 4章14節

      
     皆様! 大切な方とのお別れは寂しいですね。
           でも。
      もうこの世にいない人々の顔が、私達の心に生きつづけ、
 もうこの世にいない人々が、私達の相手をし、私たちを生きた眼で見つめている、と感じませんか?

            この世とあの世の交流は、事実です。現実です。

    
    そして。もう一つ。
                  『今日の入祭唱』

      『つまり、アダムによってすべての人が死ぬことになったように、
      キリストによってすべての人が生かされることになるのです。』
                                コリントの信徒への手紙Ⅰ 15章22節
  
     
       つまり。
               すべての人に準備されているのです。
         『この世の命』『復活の命』の二つの命。 肉の命と霊の命です。
     私たちは、わたしたちの内に、『死』と『復活』の『永遠の命』、を内臓しているのです。


       今この世で生きている私達は、
  より自分の健康に気をつけ大切にしながら、必ず訪れる『死』をも大切にしていたいものですね。

      『死』は、新たな開始=『復活の新しい命』、の始まりの時なのです。
 私たちも全員、いつの日か、肉の存在を終え、先に行った先人たちと一緒の所へ行くのです。

最後に。
              『今日の福音 キリストの御言葉』

              『私の父の御心は、
        子(キリスト)を見て信じる者が皆永遠の命を得ることであり、
     わたし(キリスト)がその人を終わりの日に復活させることです。』
                                      ヨハネ福音書 6章40節
  

   私は今は・・・
   大事な人と、楽しい時間を過ごしています。 そんな時間をとても大切にしています。
     でも・・・・
  その楽しい時間に、必ず、『終わりの時』が訪れると、よ~く知っています。
     だからこそ・・・
  先に行った人の仲間入りするまでは、この世の仲間たちと楽しく愛深い時間を過ごします!
                      先に行ったお父さんお母さんそして次兄さん! 今しばらく私を呼ばないでね!待っててね!


                  
私は知っています!
     『死者の皆さんは、神とキリストと共に平和のうちにいる。』 ことを!! 

           聖書も語ります!
      『何事にも時があり 天の下の出来事にはすべて定められた時がある。
生まれる時、死ぬ時。 植える時、植えたものを抜く時。 泣く時、笑う時。 戦いの時、平和の時。』
                                         コヘレトの手紙 3章1~8節

                               以上。一日中。
   あれをこれをと、亡くなった大切な方と過ごした『輝く時間』を思いだし・・・。
      あちらに先に行った人たちと、『不滅への大いなる希望』、について語り合いました。

皆様!
ご訪問に感謝申し上げます。
死者と語りつつ・・・。 この世の仲間と平和に楽しく・・・。 日々素敵にお過ごし下さい!