今日は11月2日。 『死者の日』
カトリック教会では、『諸聖人の祭日』の翌日に、すべての死者を記念します。
『今日の第一朗読:知恵の書』
『愚か者たちの目には彼らは死んだ者と映り、
この世からの旅立ちは災い、自分たちからの離別は破滅に見えた。
ところが彼らは平和のうちにいる。
人間の目には懲らしめ(こらしめ)を受けたように見えても、
不滅への大いなる希望がかれらにはある。』 知恵の書 3章2~4節
皆様は、御家族や御友人達、愛する方たちとのお別れの経験はおありになりますか?
お知り合いの皆様方のご冥福を、心よりお祈り申し上げます。
私も、今日は、両親と次兄 そして 全ての死者の冥福をお祈りいたしました。
そして。
『今日の入祭唱』
『イエスが死んで復活されたと、わたしたちは信じています。
神は同じように、
イエスを信じて眠りについた人たちをも、イエスと一緒に導き出して下さいます。』
テサロニケの信徒への手紙Ⅰ 4章14節
皆様! 大切な方とのお別れは寂しいですね。
でも。
もうこの世にいない人々の顔が、私達の心に生きつづけ、
もうこの世にいない人々が、私達の相手をし、私たちを生きた眼で見つめている、と感じませんか?
この世とあの世の交流は、事実です。現実です。
そして。もう一つ。
『今日の入祭唱』
『つまり、アダムによってすべての人が死ぬことになったように、
キリストによってすべての人が生かされることになるのです。』
コリントの信徒への手紙Ⅰ 15章22節
つまり。
すべての人に準備されているのです。
『この世の命』と『復活の命』の二つの命。 肉の命と霊の命です。
私たちは、わたしたちの内に、『死』と『復活』の『永遠の命』、を内臓しているのです。
今この世で生きている私達は、
より自分の健康に気をつけ大切にしながら、必ず訪れる『死』をも大切にしていたいものですね。
『死』は、新たな開始=『復活の新しい命』、の始まりの時なのです。
私たちも全員、いつの日か、肉の存在を終え、先に行った先人たちと一緒の所へ行くのです。
最後に。
『今日の福音 キリストの御言葉』
『私の父の御心は、
子(キリスト)を見て信じる者が皆永遠の命を得ることであり、
わたし(キリスト)がその人を終わりの日に復活させることです。』
ヨハネ福音書 6章40節
私は今は・・・
大事な人と、楽しい時間を過ごしています。 そんな時間をとても大切にしています。
でも・・・・
その楽しい時間に、必ず、『終わりの時』が訪れると、よ~く知っています。
だからこそ・・・
先に行った人の仲間入りするまでは、この世の仲間たちと楽しく愛深い時間を過ごします!
先に行ったお父さんお母さんそして次兄さん! 今しばらく私を呼ばないでね!待っててね!
私は知っています!
『死者の皆さんは、神とキリストと共に平和のうちにいる。』 ことを!!
聖書も語ります!
『何事にも時があり 天の下の出来事にはすべて定められた時がある。
生まれる時、死ぬ時。 植える時、植えたものを抜く時。 泣く時、笑う時。 戦いの時、平和の時。』
コヘレトの手紙 3章1~8節
以上。一日中。
あれをこれをと、亡くなった大切な方と過ごした『輝く時間』を思いだし・・・。
あちらに先に行った人たちと、『不滅への大いなる希望』、について語り合いました。
皆様!
ご訪問に感謝申し上げます。
死者と語りつつ・・・。 この世の仲間と平和に楽しく・・・。 日々素敵にお過ごし下さい!