マリアテレジアの独り言

日々の生活の中で見つける・・
  小さな感動をつづります。

北アルプス 救護中のヘリ墜落

2009-09-11 19:00:00 | 父の日。母の日。結婚記念日。

北アルプスの西穂高岳と奥穂高岳の間にあるジャンダルム
  穂高連峰の主峰である奥穂高を守護するように聳え立つ岩肌です
人を寄せ付けない!ような、山の神聖さを感じる場所です

急病人の救護にあたっていた岐阜県の防災ヘリコプターが、ジャンダルムで墜落
 ヘリコプターに乗っていた3人の死亡確認とのニュース

自分の経験と重ねて、身の縮まる思いで聞いた、悲しいニュースです。

亡くなられた3人のご冥福を、心よりお祈り致します。



急病人の方は、どうだったのかしら? 助かったのでしょうか?


5年前 私も登山パートナーと二人、同じルートで、穂高縦走登山を、試みました。




私達の登山計画
前々日に:
上高地 → 徳沢 → 唐沢まで入り → 唐沢泊(でゆっくり休養)
前日に:
唐沢→ 一寸先も見えない霧の中を沢山の登山家と奥穂高まで登り→ 奥穂高泊。
当日は晴れ、予定通りに出発
奥穂高→(ほとんどの登山者はいったん天狗岳まで下り西穂高を目指すのに)
 私達は難コースを選択→ ジャンダルム → 天狗岩 → 西穂高 コース

ジャンダルムの途中で、真っ白の霧に包まれた。
細い道を岩にへばりついて前進するようなジャンダルムの岩の上で絶対絶命!! 
  前にも進めない 後ろにも戻れない

とんでもない所で、動けなくなった

二人で、霧の晴れるのを待ったが、相棒はへこみ、
 「もう生きて帰れないかも知れない」と、一瞬思った。

じっとしていたのが、効を成し
 半プロのロッククライマーに助けられ、
更なる難所に向かう前進ではなく、きた道を、無事引き返しました。
 
  今、思い出しても、体が震える思いがします。


今日の急病人も、同じ気持ちを抱いたのではなかろうか?
  無事を、心から祈ります。


経験を積んでいても・・・
 牙をむいてくる山々 対 体力と気力の保存に挑戦を続ける人間

挫折したジャンダルム制覇を夢見てはいるのですが・・・緊張感が増します

 山々は、万全を期して初めて相手にしてもらえる高貴な相手です





100万円!!

2009-09-08 06:00:00 | 父の日。母の日。結婚記念日。

CEEPD社トライアスロン・バイク (カーボン製)


息子と共に打ち立てた、「二人の新目標」は、トライアスロン参加です。
   ”だよね?息子よ!” (男に二言はない

トライアスロンは・・・
スイム、バイク、ランの3種目競技です。


その中でも;
バイク部門は、人の力以上に自転車の機能が大きく影響する種目だそうです。
水泳部門とラン部門は、参加者の力勝負なのは、良く分かります。


今朝のランをしながら、考えていました。
”ジムに再入会して、順次、泳ぎのスキルUPをしなくちゃならないな~”て。


そんな時、私の後ろから、声がかかります。
「頑張ってますね~!」
振り向けば、四万十ウルトラにご一緒する Yさんです。
 しかも!!!自転車に乗ってるではありませんか!!!びっくりです。

「ええ~~ ひょっとして、Yさんはトライアスロン考えてらっしゃる?」
「そうです。 ひょっとして?マリアさんも?」
「ええ。私も、考えているところです。」
「ええ~~!! マリアさんも~~!!」 今度はYさんがびっくり


一人で、迷いながら、トライアスロンの練習メニューを考えていた私です。

”神に感謝”” 
 ”神は、必ず、必要な人を必要なときに、与えて下さると再認識です。
 ”ラッキー! これで、トライアスロン練習メニューの相談が出来る!”


「トライアスロンのネックは、自転車です」とYさん。
「一台、100万円するんです。」と、重ねて、Yさん。
(乗ってる自転車はアルミ製で50万円の品。友人の古自転車とのこと。)

「ええェ~~~!!」絶句の私です。
 誰が、100万円のお金を出して参加するっていうの
”100万円はもったいない。私は、100万を違うことに使う方がいい”


トライアスロン・バイクは、
トライアスロン専門ショップにより開発されたフレームに限定されている。
また、現在販売されているトライアスロン専用フレームは、
製造上(コスト、技術)の問題から、フルカーボンのものはなく、
アルミ素材もしくはアルミとカーボンのコンポジットタイプだけ。


アルミ&カーボン素材の場合は、
パイプ間のつなぎ(ラグ)をアルミ素材にすることで、
接合角度が自由に変えられるため、
ローコストのサイズ対応が可能となります。

カーボン100%は、
コストも高く、技術も難しい。

ところが、近年、高くても・・記録のため?高性能のバイクを求める・・てことで、
超軽量のカーボン100%のバイクを求める傾向が出てきて・・・
メーカーも、要望に応え・・・技術開発を重ね・・
  カーボン100%のバイクが開発された。というのです。
   これが、『100万円のバイク』 ってわけです

100万円を、バイクのために出すなんてあり得ない!
息子との夢も諦めなくてはと、しょんぼり

そして、ネットで調べると・・
20万円や15万円のバイクもある!! ラッキー!

車体が重くてもいい
安けりゃいい
(100万を聞いた後では15万円が大したことでないように思えてくる恐ろしさ!)
必ず、安い中古を見つけてみせる


息子との夢実現が、ちょっと、もどってきます

一つのスポーツを成し遂げるにも、いろいろの難関が立ちはだかってくるものです!


トライアスロン選手の姿!

恐ろしい! 
 足が超短くて、ママチャリしか運転したことのない私が乗れるの??


大丈夫!! 私は
参加に意義あり、記録に意義なしおばさんアスリートです


ちなみに、Yさんは、
 二日前に、24時間ランニング大会で、1位189.2km達成した、
   59才市民アスリートです

逆走コース?!

2009-09-05 09:15:00 | 父の日。母の日。結婚記念日。

宝塚より六甲山を目指して・・・      六甲山最高峰(931m)


四万十川ウルトラ・マラソンまで、一ト月ちょっとになり、練習に励まなくては!

四万十ウルトラは、まず最初に、600mの山を登ります。  
 この600mの山を一気に登り降りたときに・・
どれだけの体力が温存されているか? に、すべてがかかるというのです

「600mの山を、難無く登り降りる」
   そのためには・・練習を積んでいなくてはならない、ってことです

今日は、その練習です

昨年、完走した六甲全山縦走のコースを、逆コースで
ゴールの宝塚から“逆走"して、
一気に、四万十より331m高い931mの頂上を目指し、走りきる?練習でした。


疲れも、何もなく、登れはしたのですが・・・
  一気どころか・・五気?  いやいや!8気?で登った。てとこでした。

頂上から、有馬温泉までの下りは二気で。ってとこでした。


登る途中で、
若者が・・・すごいスピードで走り去っていきます。
知りあいのランクラブ員が・・すごいスピードで、走り登って行きました。
私達は・・走るというより、登山スピードで登りました。


 「これで大丈夫」ってとこまでの練習は・・まだまだ先です。
   四万十目指して、コツコツと練習を重ねましょう

帰路の有馬温泉は、疲れた体を、ほぐしてくれます
 1週間の間に、日本名湯の二つ=草津温泉有馬温泉=に入れた私は幸せ者です






高速道路料金

2009-09-03 04:00:00 | 父の日。母の日。結婚記念日。

夫の朝定食 720円    駒ヶ岳SA      私の朝定食 680円

朝4時: 目覚ましがリーンリーン

夫:「眠いな~。もう一度寝ようよ。みみっちく帰らなくてもいいんじゃない?」
私:「準備するから、もうちょっと寝ていても大丈夫よ。」

私は、朝ランニングのため4時起床が当たり前。目覚ましの音で、バッチリ起床
  水を2~3杯、ぐい~っと飲んで、行動開始です。


今日で、"中年Summer Vacation" も終わりです。 後は帰るだけ


出発したのは日曜日で、割引高速道路制度を、バッチリ利用しました。
 朝7:57:山陽道神戸西ICで高速道路に入り・・・
       走って走って
 昼1:52:上信越道信州中野ICで高速を降りる。
    ETC請求額=2500円 本来なら10550円 (8050円の得) 
ずいぶん得した気分で、二人で、「やったね!!」てね。


今日は、木曜日。土日高速割引、の利用が出来ません。
でも!!考えて!!早朝割引の利用をしようってことで、4時起き
  6時までに、高速に入ればいいのです
  泊まってる松代ロイヤルホテルから、高速入り口まで、5分って所です。


4時起床 →
 「大丈夫よね。時間あるよね。」ってことで、未練がましく朝温泉に入って 
       → 出発

朝5:50:上信越道長野ICで高速道路に入り・・・無事6時前通過
      走って走って
朝7:00 :駒ヶ岳SAで朝食(写真)
朝11:25:名神高速西宮ICで高速を降りる。
  
  ETC請求額=6700円 本来なら9900円 (3200円の得) 

ずいぶん得した気分で、再び、二人で、「やったね!!」てね。

    無事!中年夫婦の2009年夏も終わりました。


てことで・・・
  今回の旅行で、高速道路割引分合計額は・・「11250円」

今日は、帰るだけの予定でした。
それが、4時起きで温泉に入り6時には高速に乗るという、
 ちょっとしたスリルが面白く、意外な思い出になりました。


民主党政権樹立で、高速道路無料が実現すれば、
  このスリルはなくなる。 かな?
  

全走行距離 1138,6km。 
高速道路利用は、安全で楽で、有難いものです
  それを、無料にする必要がある? かな?


無事、山から帰り・・俗世界?の人間にもどると!!
  回転寿司と大丸ショッピングの午後となりました。


神聖な山も良し・・・そして・・・喧噪の俗世界も良し・・・です  






信仰心

2009-09-02 10:00:00 | 父の日。母の日。結婚記念日。

善光寺 前立本尊御開帳 (平成21年4月5日~10日 )
8本の回向柱(えこうばしら)  一回毎に大きくなっているのが面白い
7年×(8-1)=49年の歴史が並んでる~って感じです

▲善光寺前立本尊御開帳
    7年に一度の善光寺最大の盛儀

本堂前に、回向柱(えこうばしら)を立て、綱を巻き付け・・・
綱の先を、本堂内の前立御本尊(人目にふれることはない)と結びます。
回向柱に触れると、綱を通して、前立御本尊と、ご縁を結ぶことが出来る。
そして、前立御本尊からの御利益がある。

ご縁を結びたい、御利益を頂きたい、と願う方々が、
列をなしたそうです。


歴代回向柱安置所 

安置所の納められた今年の背の高い回向柱に触れた夫
 納められた回向柱に触れてもご利益があるそうです 


いよいよ、「老人SUMMER VACATION」 も四日目。 最後の一日です。

長野といえば・・・
  善光寺 川中島の合戦  松代温泉


先ずは、善光寺
 ”牛に引かれて善光寺参り”です

「信仰」とはなんぞや?と、考えさせられます。

拝顔することもないご本尊と、綱でつながる一本の木に触れるだけで・・
 ご利益がある。 幸せになれると・・「信じる」

善光寺本堂内に、和尚像が座っています。
病気や怪我などで不自由な自分の体の部分と同じ部分の和尚像に触れると・・
 病気や怪我が治ると・・「信じる」

和尚像に触ろうと・・列が続きます。 和尚像は触られ、減って、黒光りです。

”信ずるものは救われる”と云われます。

何かを「信じ」ることで、心が平安になり・・その時にはきっと・・
 奇跡が起こる のだろうというのも、分かる気がします。

神を信じるのか? 人を信じるのか? 仏を信じるのか?・・?何を信じますか?
 人の信仰心は、理解しがたいものですが・・
何かを信じることは、謙虚な心になれて、素敵なことです


次には、
「川中島合戦場跡」の訪問です。

この地に、何万の兵が、戦い・・殺し合った地です。
 
そんな地に立つ機会が与えられたということは・・・、
先人達の思いを引き継がなくては、後に続き生きてる者として
 申し訳ないよな~と、しみじみと、考えさせられます。

5度にわたって繰り広げられた、信玄と謙信の川中島の戦い。

永禄4年(1561)の、第4次の戦いの舞台になったのが、訪問の八幡原。
ここでの戦いが最も激しく、作戦に失敗した山本勘助も、この地で戦死です。
   前々回?の大河ドラマでしたよね


尊い兵士達の冥福を祈らずにはいられませんでした


「信玄・謙信・一騎打ちの銅像」
永禄4年の第4次の戦いで、謙信の太刀を信玄が軍配で受け止めた、一騎打ちの銅像
 
  「執念の石」  
   助けに入った武田軍家臣・原大隈守が、謙信を取り逃がした悔しさに、
    傍らにあったこの石を、槍で突き通したといわれる「執念の石」


当時の合戦の跡地は、史跡公園となっていました。
静かな松林の中には、古くからの八幡社が静かにたたずんでいました。
長く厳しい合戦の歴史を見守ってきた、史蹟跡や社。


「戦いのない、核兵器のない、そんな世の中は生まれないのだろうか?」
 夫婦で、しみじみと、歴史を振り返り、現代を思い、話しました。

大河ドラマ「天地人」を楽しみ・・その歴史跡を訪ね・・歴史を振り返る私達です


今年の「Summer Vacation」の締めくくりは、松代温泉


尼飾山(標高780m)の麓。 湯煙が立ちこめます

その昔、日蓮聖人が島流しの前後2回にわたり、この湯に浴され

叉、川中島の合戦の時には、
 武田信玄の「隠し湯」として兵士の傷と疲れを癒した湯

そして、今日、私達夫婦の旅の最後を 飾ってくれた湯

 先人達に思いを馳せて、、同じ湯にひたる幸せに感謝しました



なぜ?山に登るのか?

2009-09-01 10:00:00 | 父の日。母の日。結婚記念日。

本白根山付近のこまくさ群生地に、最後の花を咲かせるこまくさ


昨日、台風で計画挫折した白根山登山
今日は、台風一過の青空の下、白根山(白根山&本白根山)に登頂成功です


台風の翌日、火曜日、のせいもあってか・・・
本白根山登山中に出会った人は・・・たったの11人だけ。

中年夫婦&一人登山の中年女性に二人&一人登山の中年男性に二人
そして、一人登山者の若い好男子三人と二人で登ってきた青年達。

人は、なぜ?山に登るのか?
私は、なぜ?山に登るのか?  って、考えました・


「そこに山があるから」←イギリスの登山家・ジョージ・マロリーの有名な言葉です。

美しい山をみると・・「登ってみたい!」←私の心から湧き出る思いです。


小学校卒業まで、六甲山の麓の岡本に住んでいて・・・
当時の企業戦士の父親は、休みがとれると・・
裏庭?!(六甲山)に私を連れて行く。
  そんな生活が、私のDNAに埋め込まれたのかもしれません

小さいときからの生活環境が、「山に登る私」を作っています。


本白根山に向かう道は、静かな美しい道でした

なんとも素晴らしい!!  緑の中の木道です

誰にも出会わないし、誰にも追いつかれない。
オゾン豊かな道をゆっくりと歩きながら、心洗われる早朝の森林浴を楽しみました。



「なぜ?私は山に登るのか?」 再び考えます
  「心身のリフレッシュ」 のためでもあります。


この大自然!この緑!! 
 これらの中に、身を置くことは、何事にも代えられない、
  大自然のプレゼントがあるのです
      心身のリフレッシュ

大自然の大きさに比べ、自分の存在の小ささを思い知らされ、
大自然の一部でもあり、大自然(神)の御手の中の自分の存在を、確認し、
    自分と向き合う時を与えられます



道を登る途中で、初老の一人登山の男性に出会いました。
「しばらく行くと、コマクサが、まだ少しだけ残っていますよ」と教えてくれる。

もう終わっているでしょうと諦めていた、こまくさとの出会いに、
   期待で、胸が膨らみます!

写真の、可憐なこまくさの花 
   をいくつか、見つけることが出来ました。

コマクサは
ケシ科の植物。
他の植物が生息できないような砂礫地、しかも絶えず強風が吹いたり、
土壌が崩れ易かったりするような厳しい環境の下で沢山群れを作っている。
そんな環境で生息できるのは、地中深くに細いしなやかな根を張るからです。


「私も、花に負けずに、強く生きていこう!!」
 って、可憐な花から、勇気をもらいます! 

こんな、可憐で辛抱強い高山植物の花々に出会える醍醐味
  これも、「山に登る理由」です


緩やかに登りつめると視界が開けました

お目当ての、本白根山まで、もう一息

山の頂上まで来ると、美しい山々の
  頂上でなくては見えない、360度の絶句の美しい世界が開けます。

  「やったね!! 2165m本白根山制覇だね!!
   
    美しい世界と達成感!!これも 「山に登る理由」 です
 夫婦二人、健康で、百名山制覇山が一つ増えて・・幸せ!!