大学時代からの友人に久しぶりに電話をした。ひょんなことから、自分が作った名簿が出てきたから。恩師にも電話をし、お元気な声に安心もした。私の友人達は、まったく困ったもので、音信不通はあたりまえ。筆不精とかいうレベルではない。自称、不精な私が一番こまめに連絡を取ったり、忘年会を企画したりしたものだった。しかし、離れているとそれもできず、もう何年も声すら聞いていない。
80歳になられようとする恩師のお元気な声に比べて、友人はハリの無い声をしていた。どこか精神的に不安で、体重がイッキに6キロも減ったという。それだけ聞くとうらやましい限りだが、食欲もなく、うつな状態になっている様子が目に浮かぶ。どうしてあげることも出来ないが、明るく笑ってすこし励ました。メール書くと言ってたけどメールは来ないと確信する。そういう奴なのです。
私は体重は増えこそすれ減りはしない。着られる洋服が日々減っていくにも関わらす、美味しいものに対する興味はまったく失せない。自分でも呆れるほどだが、食欲があるということは、元気であるということなのだと思った。脳疲労だとか、疲れるとか思うけど、ご飯が入らないほど、思いつめたこともなかった。正直、食べている時は、全てを忘れて、幸せを感じているから、さほどの精神的ダメージを受けているわけでもないのだろうなあ。
元気をくださいと、人からよく言われる。人の苦労もしらないで、私のどこが元気なの?と思ってきたが、客観的には私は元気なのだろうなあ。打って出て解決しよとする姿勢は崩れないし、毎日新たな決心はするし、夕方に落ち込んで反省もするが晩御飯の後は、おなかが一杯で、明日からのダイエットのことをかんがえている。これはまるで漫才の世界だ。複雑だけど元気でよかった。