どっちにする?

人生って「どっちにする?」そんな選択の連続。あまたあるはずの選択肢。決めるのは自分\(^o^)/

お別れランチをする

2008-05-29 10:21:06 | 現実とは・・・理解できないこと
アメリカ人の友達とお別れランチをする。

彼女は家の近くに引っ越してきた。でも知らなかった。

教会の行事で、恵まれない人たちへの食品の提供を依頼する手紙がポストに入っていた。私は賛同して、我が家の前に食物を置いておいた。しかし日にちを間違えていた。息子が手紙を配っていた彼女は、目敏くそれを見つけ、我が家を訪ねてくれ、この食品は私たちへのもの?と聞いてくれた。私はポストに投函されていた手紙を読んだこと、それに賛同したことを、話した。

彼女は私をお茶に招待してくれた。時間通りに彼女のうちに行ったものの、私自身も渡米して間もないころだったから、英語は通じず・・・筆談とトーキングとをミックスして喋った。

彼女はフードサイエンスを大学で専攻していて、料理や栄養学に興味があった。だからお料理の話で盛り上がる。

また、長男と彼女の長男が同じ高校の同級生になったこともあり、母親としての話題も共通した。働かず家にいて、家族を見守りたいというのが彼女のスタンスで、部屋は美しく整理され、料理も上手。
お互いを二週間ごとにランチに招いては、料理とそのレシピを交換した。

今日も手作りの料理が並ぶ。最初にお互いに用意したプレゼントを渡すところから、彼女の涙が止まらない。

近況を話し合ううちに、彼女の大変な状況がわかってきた。英単語での病名がわからないが、ご主人の足の神経が麻痺していて、ステロイド剤での治療を始めたものの、完治の見込みはなく、いつかは両足を切断することになるという。進行を抑えているので、その時がいつになるかはわからないらしい。私は、ただただ驚いた。

そんな状況を抱えて・・・。ご主人はどう?と尋ねると、言葉は返ってこなかった。日本で待っているつもりだったけど、日本へこれるような状況ではないかもしれない。

別れになるとは思っていなかった・・・いつか彼女が日本へ遊びに来てくれると信じていたから・・・別れて今頃になって、涙が止まらくなってきた。

英語の勉強を続け、いつでもコミュニケーションをできるようにしておき、お金を貯めて、私が彼女に会いに来ようと思う。

彼女が用意してくれたプレゼントはミシガンのアーティストの優しい絵柄のカードと自作のビーズのブレスレットだった。





コメント
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