最初の一冊~松村比呂美

自著の宣伝のために始めたブログですが、今では、風景や食べ物の写真が主になっています。

『桜、ふたたびの加奈子』 公開初日

2013-04-06 | Weblog
春の嵐で、北九州市の桜はずいぶん散ってしまいましたが、スクリーンの桜はこれからが満開。
公開初日の今日、『桜、ふたたびの加奈子』を観に行ってきました。


福岡では、
T・ジョイ博多 
ユナイテッド・シネマキャナルシティ13
TOHOシネマズ福津
T・ジョイリバーウォーク北九州
T・ジョイ久留米
ワーナー・マイカル・シネマズ福岡
ユナイテッド・シネマなかま16 で上映されています。


新聞やテレビなどでも、主演の広末涼子さん、稲垣吾郎さんが、映画のことを丁寧に語っているのを何度も目にしました。
きっと思い入れのある映画なのでしょうね。
最愛の子供を亡くしたときの男親と女親の感情の違いなど、いろいろな思いがきちんと伝わってくるすばらしい演技で、
だからこそ、稲垣吾郎さんの、あのひと言は、ぐっときます。
今日も、試写会と同じところで涙が……。 隣の席で夫も鼻をすすっていました。
最後のほうは、涙が止まらなかったそうです。


原作の『ふたたびの加奈子』(ハルキ文庫)でも、強く印象に残っていた、
我が子を育てるうえで、かわいいだけではすまされない葛藤なども、福田麻由子さんが見事に演じています。
高田翔さんの表情もすごく好きでした。

冒頭から心をつかまれる音楽は、先日のNHKスペシャルでも特集された「現代のベートーベン」と称されている佐村河内守氏の、
佐村河内守弦楽作品集より「桜、ふたたびの加奈子」組曲。
ひとことで語りつくせない転生の物語は、ミステリー的な要素もあって、最後の最後まで見逃せません。
映像も美しく、栗村実監督、すごいなあと思いました。


桜の写真は、どれも私が撮ったものですが、ここは、未唯(みゆ)と一緒に、よく散歩に行った公園です。
もしかしたら未唯も……。


おまけの情報ですが、新津きよみさん原作の『ふたたびの加奈子』を読まれたら、重要な役割を果たしている犬の名前が、
原作と映画とでは違うのがわかります。そしてその理由も。ちょっと楽しい偶然です。



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