最初の一冊~松村比呂美

自著の宣伝のために始めたブログですが、今では、風景や食べ物の写真が主になっています。

オランダ ベルギーの旅(3) クレラー・ミュラー美術館

2013-04-25 | 旅(海外)
オランダ最大の国立公園、「デ・ホーヘ・フェルウェ国立公園」の中にある、国立クレラー・ミュラー美術館。
20世紀初頭に莫大な財を築いたクレラー夫妻のコレクションが展示されています。
夫人が好きだった、オランダ出身の画家、ゴッホのコレクションが充実しており、作品は270点以上。
クレラー夫人の夢は美術館を建てることだったそうですが、事業破たんにより資金がなくなり、国に相談。
所蔵している絵画と、美術館を建てる土地を提供することで話がまとまり、静かな森の中に国立美術館ができたそうです。


広々とした彫刻庭園。
無料の貸自転車がたくさんあり、サイクリングを楽しむこともできます。
ただ、公園は5500ヘクタールと広大なので、サイクリングコースをはずれた観光客が迷子になったこともあるとか。


数多くのゴッホ作品の中でも見逃せないのは、代表作のひとつ「夜のカフェテラス」。


同じく「アルルの跳ね橋」。


遠い地まで来た甲斐があって、間近でじっくり観賞することができました。絵と一緒に記念撮影も。
アムステルダム国立美術館と同じく、フラッシュを使用しなければ写真を撮ることができます。


ミレーの「種蒔く人」をモチーフにして作成した「夕日と種蒔く人」。
色彩も、タッチもまったく違いますね。


「プロヴァンスの麦積み」。


「ムーラン・ド・ラ・ギャレット」


デッサンも多数展示されていました。


アムステルダム国立美術館に比べて、室内も額もシンプルです。


団体客で賑わっても、一斉に移動するので、あとはゆっくり見ることができます。


著名な作品があっても、こんなふうに誰もいない部屋も。


「cipre ssen met twee figuren」(表記のまま)。


タッチがよくわかるように、アップにしてみました。


「四輪の枯れたヒマワリ」。


ゴッホはヒマワリの絵をたくさん描いており、その最後を飾るのが、このヒマワリだそうです。


ゴッホのほかにも、ルノワールやピカソ、ゴーギャンなどの作品が多数展示されていました。
ルノアールの「At the Cafe, circa」。


抽象画の普及に努めた、テオ・ファン・ドースブルフの作品。


Massimo Campigliの作品。


ピカソの「ギター」。


彫刻は、ロダンのものがさりげなく置かれていたりします。
今回は滞在時間が短かったので、いつか、デ・ホーヘ・フェルウェ国立公園を、一日かけてゆっくりまわってみたいものです。




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