新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

日本シリーズを見終わっての感想

2013-11-04 11:56:41 | コラム
楽天が勝ったのは良かったと思っている:

順序不同で、色々と昨日で終わった日本シリーズの感想を。

(1)第7戦の田中投手の起用:
無謀と大胆は背中合わせかと思わずにはいられなかった。抑えきれるかどうかに多大な不安感があったと同時に、「田中には抑えきるしかない」という、恰もテレ朝の米倉涼子主演のドラマの決め台詞「私失敗しないのです」にも似た自信があったのだろうと思った。私はこれまでにも種々述べてきたような見地から、田中が「来年MLBに行くことは支持しません」と申し上げておきたい。

(2)楽天の二塁手・藤田一也:
彼の守備の良さ、即ち多くの打球を正面で捕ってしまうような守備位置の良さこそ、内野手のあるべき姿だと思って高く評価している。同時に、彼の長所を見抜けずに放出したDeNAと(あるいはトレードを知らなかったかも知れない)中畑監督を声を大にして批判したい。藤田は出されたことで奮起したとの解説もあったが、中々正二塁手が決まらなかった巨人と比較すれば、彼の良さが楽天の優勝に大きな貢献をしたと解る。

(3)巨人の不甲斐なさ:
短期決戦には良くある現象だという擁護の仕方もあるようだ。だが、短期だろうと長期だろうと勝った方が強いのであって、結局は今年の巨人は所詮はあそこまでのティームだったということ。マスコミは屡々「ミスが出て不運にも」という言外の意味を含めたことをいうが、ミスが出ること即弱いのであって、この種の人を誑かすようなことを言ってはならないと思う。一試合で二度もエラーをする外国人に依存していた巨人の欠陥がそこに現れていた。

(4)杉内俊哉が二敗:
杉内には悪いが同情の余地はない。私は何処か他所の球団で名を成した後でFAなどで巨人に来る者全てを嫌っている。そこには巨人の一員となれば待遇も良くなるし、引退後にもコーチの道も開けるし(川口投手コーチは広島から移ってきていた)、テレビ等での解説者の職を得る可能性もあると考えているのかと勘ぐっているからだ。そこで育てて貰ったことを利用しているとも見えないか。しかも、巨人はスカウティングが上手い方ではないばかりではなく、他球団から即戦力を誘ってティームを編成する傾向があるのだ。

(5)谷と小笠原に戦力外通告:
この両名も他の球団で力をつけてから巨人に移ってきた経歴がある。私の好みではない部類に入る。読売が如何なる編成方針を選ぼうと関知しないが、ここはアメリカではないのだからと思う時、違和感を禁じ得ない。楽天には二名のMLB出身者を除けば即戦力として採用された者がいないのも比較としては好ましい。

歌舞伎町を散策すれば

2013-11-04 08:16:57 | コラム
間もなくDoCoMoの塔が見えなくなるのでは?

我が家の真正面の歌舞伎町では元のコマ劇場の後に建築中のビルのクレーンのが日増しに高く上がっていき、あのまま進めば何時かは代々木のDoCoMoの塔が見えなくなるほど高くなりはしないかという恐れが出てきた。別に見えなくても差し障りはないのだが、あの大きな時計の存在が割合に便利な存在なので危惧する次第だ。

余談かも知れないが、テレビで新宿区は都内で最も高い場所にあるのでだそうで、ここ13階からでも東京湾岸とまではいわないがあの方向にある高層ビルが皆低く見えて「矢張り地球は丸いのか」などと思ったりすることもある。だが、25年前は見えていた東京タワーは既にビル群に隠されて見えなくなってしまった、

そこで、先週に職安通りの向こう側の公園で開催されているとテレビで喧伝する「つけ麺博」とは如何なるものかとともに、あのビルが何階建てになるかを視察に家人と散歩することにした。

つけ麺博だが、午前11時過ぎでも出店者の5~6軒の屋台の前には既に長い列が出来ていて、謂わばフードコート的に設えられたテーブルとィスは満員に近い盛況だった。実態はとみれば、全店共通食券制で¥850と当方には高額としか思えない設定で、大勢の人が食べているプラスティックの容器に盛られた麺の量は余り多くなかったという印象。ここまでで十分と判断して、早速建設現場に向かった。

現場の塀に張り出された掲示板には「30階建ての貸しビルになり食堂等の入居を予定」とあった。だが、まさか全館食堂という訳にもいくまいから、事務所にも貸し出す意図があるのかと疑った次第だ。しかし、30階があの等を陰にしてしまうか否かは想像がつかなかった。

さらに、想像するしかない歌舞伎町の夜の雰囲気を考える時、この場所のあのビルにオフィスを置こうと考える会社があるのだろうとかと思わざるを得なかった。だが、もしかすると事務所を増やして、街の空気を変えようとの意図もありはしないかと一瞬疑った次第だ。可能性は限りなく低いだろうが。

そこからは結局は昼間の閑散とした歌舞伎町を抜けて新宿駅西口まで長時間歩く結果に終わったが、偶には仮令昼間でもあの辺りを散策してこの新宿の変化を知ることが出来ただけでも悪くはないアイディアだったと、家人と意見が一致した。