新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

大久保百人町界隈では変化が進行中

2013-11-19 14:22:59 | コラム
11月19日に大久保通りにて:

19日は国立国際医療研究センター(NCGM)で、8月29日の退院後に10週間から5週間置きに短縮された主治医の検診の日。新大久保駅前から09:22発のバスに乗れば、大久保通りでは早くも放置自転車撤去の放送が流れていた。正確には既に係員情け容赦なく続々とトラックに積み上げていたのだった。

私にはこの放置自転車ほど不思議なものはないと思わせてくれる。ここから見える山手線の線路の内側にある放置自転車の保管場所には、何時見ても1ヶ月以上も経っている自転車が数多く並んでいる。あれほど持って行かれても未だ懲りずにと言うか、出費をものともせず新車を買っては放置する人たちがいるのかと疑ってしまう。新大久保駅の直ぐ近くに区営の駐輪場があるが、そこの料金を惜しんで放置しているらしい神経が解らない。

11時過ぎにNCGMから駅前まで帰ってくると、暫く見なかった制服警官数組による職務質問が行われていた。警官は私が見ても明らかに外国人と思えるアジア系の若者を数カ所で質問していた。嘗ては私服の警官(出入国管理局?)の職務質問が頻繁に行われていたが、最早歩いているのが圧倒的に外国人となってしまったのでは「やっていられない」とでもなったかと疑っていた。

大久保通りを大久保駅方向に歩くと、何時の間にか寿司の詰め合わせを売っていた店がなくなって、新規入居者用なのだろうが、内装工事中になっていた。また、「ここは以前何があったか」と思うような小さな店がCoCo壱番屋に変わっていた。我が家が贔屓にしていたパン屋の後でも内装工事が始まっていた。

また、我がアパートに向かう路地では2棟の11階建てマンションが建築中だ。1階が保育園だった6階建てアパートと高田馬場駅方向の福祉作業所も再建築のための取り壊し中である。何となく建築業界は活況かと思わせられるが、あれは耐震建築云々があるとも聞かされている。某方面から聞いた話だが、「これほど新規建築が増えるとセメント用に砂と砂利が不足し、国内からは賄いきれず輸入しようにももう既に近場には供給可能な国が残っていない」という話に迫力が出てきたと感じる。

Koreatownは既に最盛期を過ぎた感があるし(と思いたいのだが)、これから先の冬場に入ってどのような変化が出てくるのか、興味深いものがある。これから進出してくるだろう小売店や料理店は、如何なる客層を目指すのかを余程慎重に検討してからでないと、成功は覚束ないのだろうと思わせる大久保百人町界隈の変化が進行中である。

因みに、検査の結果は問題なしとの診断を頂いた。