新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

アメリカのパンは不味いのか

2013-11-27 08:50:08 | コラム
私のアメリカでの朝食:

「頂門の一針」の主宰者・渡部亮次郎氏はアメリカのパンは肥るから食べないと言っておられた。私は美味い不味いは別として、胸焼けするので極力避けていた。勿論、我が国のパンと比較すれば美味くないのは確かだ。来日したアメリカ人の多くが「日本のパンは美味だ」と絶賛することからしても、国産のパンが美味いのは確かであろう。

しかし、「アメリカ人というか欧米人の胃酸のPh(ペーハーとカタカナ表記されている)が違うので、迂闊にアメリカで市販されている胃散を飲むと胃に穴があく危険性あり」と警告されていたせいもあって、常に国産の胃酸を持参していた。

それでは朝食に何を食べていたかということだが、その辺りを振り返ってみよう。

通常は注文する前にコーヒーを注ぎに来るから飲む。勿論お替わりありで、英語の講釈をすれば「お替わり」は"refill"で良いだろう。ボールポイントペンの替え芯もこれで良いのが面白い。

注文するものは「アメリカで数少ない美味いもの」と揶揄していた生のオレンジジュース(本物と信じていた)、コーンフレークにスライスしたバナナにミルクをかけたもの、または熱いミルクをかけたオートミールにブラウン・シュガー。白砂糖よりもこれを注文するのが通だと聞かされていた。所謂サイド・オーダーのハムかベーコンあるいはハッシュド・ポテトは取らない。

卵類はコレステロール対策で偶にしか食べなかったが、食べようと思った時にはスクランブルド・エッグかオムレツにしていた。家にいても先ず食べていなかったのだから当然かも知れない。だが、多くのアメリカ人は「卵抜きの朝食などあり得ない」と言うが。

朝は7時ないしは半からのブレックファスト・ミーティング兼用であった事が多く、余り味わって食べていなかったと思う。これは当日の作戦会議のためで、昼か夜はお客様との会食か同僚との食事が多く、ここでは食べ過ぎになってしまわないように注意してはいた。だが、アメリカの食べ物は極めて量が多く、結局は動脈硬化の一因となってしまったようだったのは残念だった。